ヤングなでしこキャプテンの藤田が23歳で現役引退、オーバートレーニング症候群と診断

2016.01.17 10:46 Sun
Getty Images
▽浦和レッズレディースは16日、元ヤングなでしこMF藤田のぞみ(23)が現役を引退したと発表した。

▽藤田は、2012年に行われたU-20女子ワールドカップに出場した“ヤングなでしこ"のキャプテンを務めていた。浦和Lでもキャプテンを務めていた藤田だが、オーバートレーニング症候群と診断されるなど、2014シーズンから長期間の離脱を余儀なくされていた。

▽日ノ本学園高から2010年に浦和Lに加入した藤田は、公式戦75試合で5ゴールを残している。藤田はクラブの公式サイトを通じてコメントした。
「2015シーズンをもちまして引退することを決めました。一昨年、昨年と長期にわたってチームから離れる期間があり、そのことについてみなさまにご報告する機会が遅れてしまったこと、ご迷惑、ご心配をおかけしてしまったことをおわび申し上げます」

「2014シーズンのスタート時から体調不良が続いて、徐々にその状態が悪化し、7月ごろにオーバートレーニング症候群の診断を受け、しばらく休養させていただいていました。2015シーズンのスタートに合わせ、チーム関係者のサポートをいただきながら調整をし、仲間とともに2015シーズンのスタートを切ることができました。トレーニング、試合をこなしながら回復していましたが、5月ごろからふたたび悪化してしまい、長期離脱をすることになってしまいました。厳しいシーズンだったにもかかわらず、チームの力になれなかったこと、また応援してくださる方々の期待に応えることができず、大変申し訳なく思っています」
「レッズレディースの一員としてなでしこリーグで戦う以上、シーズンを通して日ごろのトレーニングも含め、全力で日々過ごさなければならないと思っています。私はこの2シーズン、やりきることができず、力になれませんでした。そして、現在の回復状況も含め、引退を決断しました」

「2010年から6年間レッズレディースでたくさんの尊敬する先輩や最高のチームメートとプレーできたこと、熱く温かいファン・サポーターのみなさんの応援の中でプレーできたことはとても貴重な経験でした。また監督をはじめ、チームスタッフ、クラブ関係者、そしてパートナー企業のみなさま、手厚いサポートで支えてくださり、感謝しております。今までのサッカー人生で出会ったすべての方々、本当にありがとうございました」

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