リオ五輪最終予選へ始動するなでしこ、佐々木監督「なでしこのパワーを日本のみなさんに示していきたい」

2016.01.14 18:00 Thu
▽日本サッカー協会(JFA)は14日、18日(月)から26日(火)まで沖縄で行われる日本女子代表候補トレーニングキャンプに臨むメンバーを発表した。2月末にリオ五輪の出場権が懸かるアジア最終予選が控える中、なでしこジャパンを率いる佐々木則夫監督は、今回のメンバーを選考した理由やトレーニングキャンプを実施する意図に関して説明している。

▽なでしこジャパンは、来週に沖縄でトレーニングキャンプを行った後、大阪での直前合宿を経てアジア最終予選に臨む。佐々木監督は、前日に男子のU-23日本代表がリオ五輪の出場権を懸けた戦いをスタートさせたことに関し、「緊張感も含めてこちらに伝わってきました。どの戦いも予選は、精神的にも体力的にも非常に厳しい試合になりますので、そういった部分をひしひしと感じさせてもらいました」と、予選に対する率直な感想を述べて次のように語った。

佐々木則夫監督
――今回のメンバーを選んだ意図は
「経験のある選手がメインでありますし、かつ何人かは昨年のリーグ戦での活躍を踏まえました。また、あともう一度、海外組を除いた中でキャンプがありますので、この2回のキャンプの中で予選を戦うメンバーをしっかりと選びたいです。特に、今回のメンバーには海外組がいますので、そういう意味では直前のキャンプに集合してもチームとしてやるべきことがすぐにできるようにしたいと思います。移行すべき時期でもありますが、コンディションのみならず、チームとしてどう戦うのか、ワールドカップの反省も含めて修正してきたいです」
――今回の26人から予選のメンバー20人までどのように絞るのか
「次のキャンプを含めた総体的な部分の中で、どれが一番良い形で組み合わせができるのか、そういったことも加味しながら人選していきたいです」

――直前のキャンプまで20人には絞らないのか
「直前のキャンプの途中で20人に絞ろうと思っています」
――沖縄のキャンプと大阪のキャンプの間はあまりないが
「そこのところでは構成もしながら、20人というメンバーで5戦連続での間がない中でやるので、どこかでコンディションが悪ければ、そこを外して計算ができる選手を選考するでしょうし、最後の最後まではわからないという状況です。イメージは頭の中にありますが、それが順風満帆にいくはわからないので、直前のキャンプまでは選考はしません」

――選考において重視する部分は
「この5戦の厳しい、そして精神的にも厳しい(状況を考慮して)、チームとしてしっかり結び付けられるような状況の選手を選考します。(複数のポジションでプレーできる選手は)メンバーの中にはそういった選手も必要だと思います。それぞれのポジションのストロングな選手も必要だと思います」

――GK海堀あゆみが招集されなかった理由は
「現状のコンディションや相対的な部分を加味した中でのGKの選出となりました」

――MF岩渕真奈に関しては
「バイエルンでまだ公式戦に出場していないので、その辺を踏まえてから、しっかりとコンディションを含めてチェックし、選考するかどうかを決めたいと思う」

――今年1年をどうしたいか
「なでしこのパワーを日本のみなさんに示していきたいと思います」

――FW安藤梢が昨年のワールドカップ以来となる復帰を果たしたが
「現時点でもドイツのチームでしっかり戦力として戦っていますので、そういったところをもう一度確認し、チームに融合する上でメンバーに入る存在かどうかを確認したいです」

――澤穂希が引退して初のなでしことなるが
「それについては昨年、彼女が決断したことの中で、私たち自身の中で切り替えてやるしかないと思っています。澤選手の魅力や存在感があると思いますが、すぐにそういった選手が現われるのはもう少し時間がかかると思うので、みなさんの目で新たななでしこのレギュラーを見ていただいて、それに匹敵するかどうかを決めていただければと思います。私たち自身もそういった潜在能力がある選手を選びたいと思います」

――練習試合ではなく、合宿を行う意図は
「親善試合で1試合2試合の部分ではなく、昨年からの過程の中で反省したり修正しなければいけないところがあるので、その辺をしっかりとやりたいという思いで合宿を行うことにしました」

――やりたいサッカーを新たなスタートとしてやっていきたいか
「以前においては、セットプレーは攻守ともに質が高かったですが、その辺の部分がまだまだ昨年の感想では現れていないので、その辺をやりたいです。諸外国のレベルが上がってきた現実があるので、連係した守備ももっとレベルを上げていく必要があります。攻撃も、相手の守備が向上しているので、その辺を攻略するのはもっとコンビネーションを高めなければいけません。そういった意味では、我々の力を1ステップ2ステップ上げるためには、親善試合よりもキャンプが良いということです」

――今年U-20ワールドカップを控えるDF乗松瑠華(浦和レッズレディース)を呼んだ意図は
「昨年はレッズの右サイドバックで良いプレーを見せていたので、なでしこに加えてどうなるかどうかを確認したいと思います」

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