ミスを突いたインテルがウディネーゼに完勝で首位キープ《セリエA》

2015.12.13 06:41 Sun
インテルは12日、セリエA第16節でウディネーゼの本拠地フリウリに乗り込み、4-0で完勝して首位をキープした。インテルの長友はベンチ入りしたものの出場機会はなかった。

▽前節ジェノア戦でリャイッチの2戦連発弾によって今季8度目のウノゼロを達成して首位に返り咲いたインテル(勝ち点33)は、出場停止のダンブロージオに代わってモントーヤが移籍後初先発を飾り、出場停止が明けた長友はベンチスタートとなった。

▽前節フィオレンティーナに完敗し、バックラインの主力であるダニーロとフェリペを出場停止で欠く13位ウディネーゼ(勝ち点18)に勝利し、首位をキープしたいインテルはフラットな[4-4-2]の布陣を採用。2トップにイカルディとヨベティッチを、右サイドにペリシッチ、左サイドにリャイッチを配した。
▽ウディネーゼが積極的な入りを見せたことで立ち上がりはボールが落ち着かない展開となる。そんな中、7分にインテルが最初の決定機を作り出した。左サイドでメロのスルーパスを引き出したペリシッチが折り返し、ボックス中央でフリーとなっていたヨベティッチがダイレクトでシュート。しかし、ややコースが甘く、GKカルネジスのセーブに阻まれた。

▽その後、ポゼッションして押し込みにかかったインテルだったが、13分にディ・ナターレがロングボールに抜け出してシュートを放てば、直後にもテローがGKハンダノビッチを強襲するシュートを浴びせる。そして、一進一退の攻防となった中、22分のディ・ナターレの際どい直接FKが枠を外れると、23分にインテルが先制する。ブルーノ・フェルナンデスのバックパスミスをカットしたイカルディがボックス右に進入。枠の左へシュートを決めた。
▽リードしたことで自陣に引きながらウディネーゼの攻撃を跳ね返していったインテルは31分、追加点を奪いきってしまう。ドミッツィのバックパスミスを拾ったヨベティッチがボックス右に進入。飛び出したGKを見てチップキックシュートでゴールへ流し込んだ。その後もウディネーゼの反撃を受けたインテルだったが、2点のリードを保って前半を終えた。

▽後半も圧力をかけたウディネーゼが押し込む展開となり、49分にはローディのミドルシュートがネットを揺らしたが、オフサイドポジションにいたテローに当たっていたことからノーゴールとなる。そして55分にもエデニウソンのシュートでゴールに迫るも、枠を捉えきれない。

▽守備に徹しながらカウンターを狙うインテルは61分、ヨベティッチに代えてブロゾビッチを投入し、より守備のバランスを取れる[4-5-1]に変更。危なげなく時間を進めていくと、76分には自陣から持ち上がったムリージョがGKカルネジスを強襲するシュートを浴びせた。

▽さらに82分にリャイッチに代えてファン・ジェズスを投入し、一層守備重視の布陣としたインテルが83分に勝負を決定付ける。バックパスミスをイカルディがそのままゴールへ豪快に蹴り込んで3-0とした。結局、ブロゾビッチのミドルシュートも決まったインテルがウディネーゼに完勝し、首位キープに成功している。

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