バイエルンの首位でのグループステージ突破が決定《CL》

▽バイエルンは24日、チャンピオンズリーグ・グループF第5節でオリンピアコスをアリアンツ・アレーナに迎え、4-0で大勝してグループステージ突破を決めるとともに、首位通過を果たした。▽前節アーセナル戦を5-1と大勝したバイエルン(勝ち点9)は、グループF首位の座をキープ。そのバイエルンは3日前に行われたシャルケ戦のスタメンから4選手を変更。シャビ・アロンソとアラバを除いて主力が名を連ね、大ケガを繰り返してきたバトシュトゥバーが復帰後初先発を飾った。▽共に勝ち点1を加えればグループステージ突破が決まる中、バイエルンと同勝ち点の2位に付けるオリンピアコスに対し、バイエルンが立ち上がりから押し込んでいく。タッチラインいっぱいに広がったロッベンとコマンの両ウイングの仕掛けを起点にオリンピアコスを揺さぶりにかかるバイエルンは、8分にJ・ボアテングのミドルシュートがゴール左を捉える。これはGKロベルトにセーブされたものの、ルーズボールをボックス左のドグラス・コスタが拾ってシュートをゴール右に蹴り込み、バイエルンがあっさり先制した。
▽12分にもミュラーのミドルシュートでゴールに迫ったバイエルンは16分、コマンのミドルシュートがレヴァンドフスキに当たり、このルーズボールをうまく処理したレヴァンドフスキがボックス中央からコントロールシュートでゴール左に流し込んで追加点を奪った。さらに20分、コマンのボレーシュートはミートしきれなかったものの、ルーズボールをゴールエリア右のロッベンが頭で折り返すと、最後はミュラーが押し込んだ。

▽瞬く間に3-0としたバイエルンはその後も攻め手を緩めず、レヴァンドフスキやミュラーが決定的なシュートを放っていった。しかし32分、ロッベンが足を負傷してしまい、キミッヒの投入を強いられる。キミッヒはアンカーに位置し、ドグラス・コスタが左ウイングに、コマンが右ウイングに移った。▽ハーフタイムにかけても一方的な展開としたバイエルンは、44分のイデイェの直接FKでゴールを脅かされたものの、わずかに枠を外れ、前半を3-0で終えた。

▽迎えた後半も攻勢に出たバイエルンだったが、52分にロングボールに抜け出されたイデイェを後方から倒したバトシュトゥバーが一発レッドカードを受け、10人となってしまう。そこでグアルディオラ監督はレヴァンドフスキに代えてベナティアを投入する。

▽数的不利となったバイエルンだったが、58分にドグラス・コスタが直接FKで、直後にも相手のミスパスをカットしたドグラス・コスタが独走してGKと一対一となったが、ループシュートはロベルトにセーブされてしまう。

▽それでも、67分にフォルトゥニスとエルナニを投入する2枚代えを敢行して反撃を狙ったオリンピアコスに対し、バイエルンが4点目を奪ってしまう。69分、ラームの右サイドからのクロスをボックス内のミュラーがヘッドで落とし、ゴール前に走り込んだコマンがヘッドで押し込んだ。

▽試合終盤にかけても10人のバイエルンがオリンピアコスに何もさせずに完勝し、グループステージ突破を首位通過で決めている。一方、敗れたオリンピアコスは最終節でアーセナルとグループステージ突破を懸けてホームで戦う。