プロキャリア20年を振り返るブッフォン「GKになったのは運命」

2015.11.20 00:01 Fri
ユベントスに所属するイタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンが、プロデビューからの20年間を振り返っている。

パルマのユース出身であるブッフォンは、1995年11月19日に行われたミラン戦で当時17歳9カ月の若さでセリエAデビュー。その試合でスーパーセーブを連発し、鮮烈なデビューを飾った。その後はパルマでUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)を制覇し、ユベントスに移籍した後もスクデットを6度獲得。2006年のドイツ・ワールドカップ制覇にも貢献するなど、これまでの20年間で多くの功績を残してきた。

▽今月19日でちょうどプロキャリア20年に達したブッフォン。37歳のイタリア代表GKは父親のアドバイスがなければ、全く違ったキャリアになっていたと振り返っている。UEFA公式サイトが伝えた。
「多くの子供たちと同じように、最初はGKじゃなかった。ゴールを入れるのが好きだったんだ。結局、点を取るスポーツだからね。6歳か7歳の頃から中盤でプレーしていたよ。スイーパーをやったこともある。正直、楽しかった。動くのが好きだったんだ」

「GKになったのは運命かもしれない。父親がゴール前でプレーするよう提案してくれた。僕は常にプレーの中心にいるのが好きだったし、新しい環境や挑戦を経験しようと思っていた。1年はGKにトライし、それからフィールドプレーヤーに復帰するつもりだった」
「5、6カ月後には、かなり良いGKになったと感じるようになった。才能があったのかもしれないね。それから、急に注目されるようになった。その1年後には、今までとは全く違う姿をしてパルマでプレーしていたんだ」

▽キャリア20年に達したブッフォンに対し、今シーズンに16歳242日でプロデビューを飾ったのがミランのU-21イタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマ。21日に行われるユベントスvsミランでは、2人の“ジャンルイジ”が初対戦する予定だ(ブッフォンは負傷によりプレーしない可能性あり)。

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