【プレビュー】激戦必至! 今季最初のローマ・ダービー《ローマvsラツィオ》
2015.11.08 09:01 Sun
▽セリエA第12節、3位のローマ(勝ち点23)と7位のラツィオ(勝ち点18)による“デルビー・デッラ・カピターレ”が、8日の日本時間23時からスタディオ・オリンピコで開催される。昨年5月に行われたチャンピオンズリーグ(CL)出場権を懸けた白熱のダービーと同様に、今シーズン最初のダービーも激しい展開が予想される。
▽前節、インテルとの首位決戦に敗れて首位陥落となったローマだが、ミッドウィークに行われたCLレバークーゼン戦を3-2で制し、CLの舞台で14カ月ぶりの白星を掴んだ。レバークーゼンは今シーズンのCLプレーオフでラツィオを破った相手だけに、この勝利によって良い精神状態でダービーに臨めるはずだ。
▽一方、前節のミラン戦で開幕から全勝を誇ったホームで為す術なく敗れたラツィオだが、こちらも主力温存で戦ったヨーロッパリーグ(EL)でローゼンボリに快勝。公式戦の連敗をストップして宿敵との一戦を迎えた。
◆ローマ◆
【4-3-3】
▽ローマ予想スタメン
GK:シュチェスニー
DF:トロシディス、マノラス、リュディガー、ディーニュ
MF:フロレンツィ、ケイタ、ナインゴラン
FW:サラー、ゼコ、ジェルビーニョ
出場停止者:ピャニッチ
負傷者:DFマイコン(筋肉系)、MFフロレンツィ(筋肉系)、デ・ロッシ(筋肉系)、ストロートマン(ヒザ)、FWトッティ(太もも)
▽インテル戦で退場したMFピャニッチが欠場する。また、長期離脱中のMFストロートマンとFWトッティに加え、レバークーゼン戦で負傷したMFデ・ロッシも欠場が濃厚。ただ、同試合で負傷交代したDFマイコン、MFフロレンツィに関してはギリギリで間に合う可能性があるようだ。また、1カ月以上戦列を離れていたMFケイタがスクランブルで先発する可能性も浮上している。仮にスタメン予想のフロレンツィとケイタが間に合わない場合、MFヴァンクールやMFウチャンが代役を担うことになる。
【4-3-3】
▽ラツィオ予想スタメン
GK:マルケッティ
DF:バスタ、マウリシオ、ジェンティレッティ、ラドゥ
MF:パローロ、ビリア、ルリッチ
MF:カンドレーバ、フェリペ・アンデルソン
FW:クローゼ
負傷者:DFデ・フライ(ヒザ)
▽出場停止者はいない。負傷者に関しては、先日にヒザの手術を受けたDFデ・フライ以外に長期離脱者はおらず、MFパローロやFWケイタなど負傷を抱えていた選手たちもダービーに間に合う見込みだ。
★タクティカル・プレビュー
◆先制点の時間次第で渋い展開も
▽例年、大差が付きにくいことで知られるローマ・ダービーだけに、今回の一戦も僅差での決着が予想される。とりわけ、均衡が保たれる時間が長ければ長いほど、互いに負けたくない気持ちが強くなるため、結果至上主義のカルチョらしい渋い内容も覚悟しなければならない。それでも、ヨーロッパ屈指の熱狂度を誇るローマ・ダービーだけに球際のバトルなど、見応え十分の試合となるはずだ。
◆ピャニッチ不在で試される新エース~ローマ~
▽バンディエラのトッティとピャニッチというセリエA屈指の司令塔不在の中でダービーに臨むローマは、中盤の構成力やラストパスの精度という部分に不安を残す。特に、卓越した戦術眼とテクニックに加え、高精度のプレースキックを兼備するピャニッチの不在は大きな痛手だ。
▽おそらく、ラツィオとしても遅攻の精度が著しく落ちるローマに対して、自陣に引いて構える戦い方で試合に臨むはずだ。そうなると、オープンスペースで活きるFWサラーとFWジェルビーニョの両翼の突破力も半減し、ローマにとって厳しい戦いが待っていることだろう。
▽その中で大きな期待がかかるのが、今夏に三顧の礼で迎え入れられた新エースストライカー候補のFWゼコ。ここまでは負傷の影響もあって深刻な得点力不足に苦しめられていたが、直近のレバークーゼン戦では約2カ月ぶりのゴールを記録し、調子は上り調子だ。
▽引いた相手を崩すための有効策は、高さと強さを誇る屈強なターゲットマンへのシンプルなクロスやロングボール。ヨーロッパ屈指の万能型FWであるゼコは、ここまで得点力不足こそ指摘されているものの、確度の高いポストプレーや周囲を生かすスペースメークで存在感を示している。同胞ピャニッチを欠くこのダービーでは、前線のターゲットマンとしてチームをサポートしつつ、10数年前にスクデットをもたらしたFWバティストゥータのような勝負強い働きが求められる。
◆ギャップを突いてオフサイドトラップを掻い潜れ~ラツィオ~
▽一方、直近のリーグ戦2連敗中のラツィオは、ここまでセリエAワースト2の18失点を喫しており、セリエA最多の25得点を記録するライバルを相手にするこの一戦では、重心を後ろに置く戦いを強いられることになるだろう。
▽基本的には最前線に入るクローゼを残して自陣に[4-5]の2ラインを敷きスペースを消しながら、FWフェリペ・アンデルソンとFWカンドレーバのスピードを生かしたロングカウンターでチャンスを窺うことになる。また、注意力と足元の技術を欠くGKシュチェスニーと2センターバックへプレッシャーをかけられれば、思わぬチャンスが転がってくる可能性も十二分にある。
▽ボールを持った際の仕掛けに関しては、アンカーの脇やサイドバックとセンターバックの間でボールを受けることを意識し、最終ラインのバランスを崩すようなボールの動かし方が重要となる。ここでうまくボールを動かせれば、DFとの駆け引きに長けたクローゼや2列目からの飛び出しを得意とするMFパローロらが、ローマの拙いオフサイドトラップを掻い潜って決定的なチャンスを作り出せるはずだ。
▽前節、インテルとの首位決戦に敗れて首位陥落となったローマだが、ミッドウィークに行われたCLレバークーゼン戦を3-2で制し、CLの舞台で14カ月ぶりの白星を掴んだ。レバークーゼンは今シーズンのCLプレーオフでラツィオを破った相手だけに、この勝利によって良い精神状態でダービーに臨めるはずだ。
▽一方、前節のミラン戦で開幕から全勝を誇ったホームで為す術なく敗れたラツィオだが、こちらも主力温存で戦ったヨーロッパリーグ(EL)でローゼンボリに快勝。公式戦の連敗をストップして宿敵との一戦を迎えた。
【4-3-3】
▽ローマ予想スタメン
GK:シュチェスニー
DF:トロシディス、マノラス、リュディガー、ディーニュ
MF:フロレンツィ、ケイタ、ナインゴラン
FW:サラー、ゼコ、ジェルビーニョ
出場停止者:ピャニッチ
負傷者:DFマイコン(筋肉系)、MFフロレンツィ(筋肉系)、デ・ロッシ(筋肉系)、ストロートマン(ヒザ)、FWトッティ(太もも)
▽インテル戦で退場したMFピャニッチが欠場する。また、長期離脱中のMFストロートマンとFWトッティに加え、レバークーゼン戦で負傷したMFデ・ロッシも欠場が濃厚。ただ、同試合で負傷交代したDFマイコン、MFフロレンツィに関してはギリギリで間に合う可能性があるようだ。また、1カ月以上戦列を離れていたMFケイタがスクランブルで先発する可能性も浮上している。仮にスタメン予想のフロレンツィとケイタが間に合わない場合、MFヴァンクールやMFウチャンが代役を担うことになる。
◆ラツィオ◆
【4-3-3】
▽ラツィオ予想スタメン
GK:マルケッティ
DF:バスタ、マウリシオ、ジェンティレッティ、ラドゥ
MF:パローロ、ビリア、ルリッチ
MF:カンドレーバ、フェリペ・アンデルソン
FW:クローゼ
負傷者:DFデ・フライ(ヒザ)
▽出場停止者はいない。負傷者に関しては、先日にヒザの手術を受けたDFデ・フライ以外に長期離脱者はおらず、MFパローロやFWケイタなど負傷を抱えていた選手たちもダービーに間に合う見込みだ。
★タクティカル・プレビュー
◆先制点の時間次第で渋い展開も
▽例年、大差が付きにくいことで知られるローマ・ダービーだけに、今回の一戦も僅差での決着が予想される。とりわけ、均衡が保たれる時間が長ければ長いほど、互いに負けたくない気持ちが強くなるため、結果至上主義のカルチョらしい渋い内容も覚悟しなければならない。それでも、ヨーロッパ屈指の熱狂度を誇るローマ・ダービーだけに球際のバトルなど、見応え十分の試合となるはずだ。
◆ピャニッチ不在で試される新エース~ローマ~
▽バンディエラのトッティとピャニッチというセリエA屈指の司令塔不在の中でダービーに臨むローマは、中盤の構成力やラストパスの精度という部分に不安を残す。特に、卓越した戦術眼とテクニックに加え、高精度のプレースキックを兼備するピャニッチの不在は大きな痛手だ。
▽おそらく、ラツィオとしても遅攻の精度が著しく落ちるローマに対して、自陣に引いて構える戦い方で試合に臨むはずだ。そうなると、オープンスペースで活きるFWサラーとFWジェルビーニョの両翼の突破力も半減し、ローマにとって厳しい戦いが待っていることだろう。
▽その中で大きな期待がかかるのが、今夏に三顧の礼で迎え入れられた新エースストライカー候補のFWゼコ。ここまでは負傷の影響もあって深刻な得点力不足に苦しめられていたが、直近のレバークーゼン戦では約2カ月ぶりのゴールを記録し、調子は上り調子だ。
▽引いた相手を崩すための有効策は、高さと強さを誇る屈強なターゲットマンへのシンプルなクロスやロングボール。ヨーロッパ屈指の万能型FWであるゼコは、ここまで得点力不足こそ指摘されているものの、確度の高いポストプレーや周囲を生かすスペースメークで存在感を示している。同胞ピャニッチを欠くこのダービーでは、前線のターゲットマンとしてチームをサポートしつつ、10数年前にスクデットをもたらしたFWバティストゥータのような勝負強い働きが求められる。
◆ギャップを突いてオフサイドトラップを掻い潜れ~ラツィオ~
▽一方、直近のリーグ戦2連敗中のラツィオは、ここまでセリエAワースト2の18失点を喫しており、セリエA最多の25得点を記録するライバルを相手にするこの一戦では、重心を後ろに置く戦いを強いられることになるだろう。
▽基本的には最前線に入るクローゼを残して自陣に[4-5]の2ラインを敷きスペースを消しながら、FWフェリペ・アンデルソンとFWカンドレーバのスピードを生かしたロングカウンターでチャンスを窺うことになる。また、注意力と足元の技術を欠くGKシュチェスニーと2センターバックへプレッシャーをかけられれば、思わぬチャンスが転がってくる可能性も十二分にある。
▽ボールを持った際の仕掛けに関しては、アンカーの脇やサイドバックとセンターバックの間でボールを受けることを意識し、最終ラインのバランスを崩すようなボールの動かし方が重要となる。ここでうまくボールを動かせれば、DFとの駆け引きに長けたクローゼや2列目からの飛び出しを得意とするMFパローロらが、ローマの拙いオフサイドトラップを掻い潜って決定的なチャンスを作り出せるはずだ。
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