ガイスPK弾のシャルケ、ドロー止まりも首位キープ ドルトムント&アウグスブルクはそれぞれ快勝《EL》

▽シャルケは5日、敵地でヨーロッパリーグ(EL)・グループK第4節のスパルタ・プラハ(チェコ)戦に臨み、1-1の引き分けに終わった。内田はケガにより、この試合も引き続き欠場している。

▽ここまで2勝1分けの勝ち点7で首位に位置するシャルケが、勝ち点6で2位につけるスパルタ・プラハのホームに乗り込んだ一戦。先に試合を動かしたのはスパルタ・モスクワだった。6分、右サイドからのクロスを二アサイドのラファタに頭で叩き込まれ、シャルケはあっさりと失点を喫した。

▽しかし、先制を許したシャルケが徐々にボールを支配すると、20分にゴレツカがボックス内でファウルを受けてPKのチャンスを獲得。これをガイスが相手GKの逆を突いた右足のシュートをゴール左下に決めきり、シャルケが試合を振り出しに戻した。
▽互いに一歩も引かない展開のまま迎えた後半も一進一退の攻防が続く。しかし、両チームともに最後の部分で精細を欠き、なかなか勝ち越しゴールを奪えない。すると、シャルケは32分、フンテラールに代えてディ・サントを投入。攻勢を強める。

▽首位の座を守るためにも勝ち点3を持ち帰りたいシャルケは82分に決定機。右サイドからのクロスボールが中央に走り込んだディ・サントの頭上を通過し、ボックス左でフリーのゴレツカに通るが、枠内を捉えたヘディングシュートは相手GKの好セーブに阻まれた。▽その後も互いに決定的な場面を作り出したが、結局は1-1で試合終了。今週末のリーグ戦で控えるドルトムントとのダービーマッチに向けて弾みを付けたかったシャルケだったが、スパルタ・プラハと1-1のドローに終わり、勝ち点1ずつを分け合う結果に終わった。

▽そのほかのドイツ勢では、香川を温存したグループC首位のドルトムントが4-0でカバラ(アゼルバイジャン)を退け、2節を残して決勝トーナメント進出を決めた。また、アウグスブルクはホームでAZ戦に臨み、4-1で勝利。グループLの2位に浮上している。