PO進出狙う東京Vと岡山の一戦は白熱のドロー《J2》

2015.10.10 19:04 Sat
▽明治安田生命J2リーグ第36節の東京Vvs岡山が10日に行われ、1-1の引き分けに終わった。

▽4戦未勝利で6位に転落した東京V(勝ち点53)が、7戦負けなしで10位の岡山(勝ち点46)をホームに迎えた一戦。互いに守備から攻撃への切り替えを意識した両チームは、カウンターを軸に拮抗した攻防を繰り広げていく。その流れの中で均衡を破ったのは、アウェイの岡山だった。

▽29分、相手陣内をドリブルで持ち上がった矢島がボックス手前で右足を振りぬく。東京VのGK佐藤が何とか指先で触るも、左ポストの内側を叩いたボールがネットに吸い込まれた。
▽前半のうちに追いつきたい東京Vは、前半終盤にかけてセットプレーから平本と福井に決定機もいずれのシュートも同点ゴールには結びつかなかった。

▽迎えた後半、立ち上がりから攻勢をかけた東京Vは49分、中後の左CKを平本が頭で合わすと、これが相手のオウンゴールを誘って早い時間に追いつく。
▽さらに5試合ぶりのゴールで勢いづく東京Vは、高木善を投入して攻勢を強める。75分にはゴール前に抜け出したアラン・ピニェイロがネットを揺らすが、ここはオフサイド。さらに80分にはアランの左クロスをボックス左で待ち構えた高木善がボレー。だが、枠の左を捉えたシュートはゴールライン上で相手DFにクリアされた。

▽一方、守勢に回りながらも要所でカウンターからチャンスを演出する岡山は、試合終盤にビッグチャンスを迎える。ボックス内でうまくDFと入れ替わった久保がゴール至近距離からシュートも、これはGK佐藤のビッグセーブに阻まれる。さらにこのこぼれ球も再び佐藤に阻まれ、こちらも勝ち越しゴールとはならず。結局、試合はこのままタイムアップ。プレーオフ圏内を争う東京Vと岡山の一戦は、ドロー決着となった。

▽なお、5試合ぶりの勝利を逃した東京Vだったが、この日敗れた千葉を抜いて5位に浮上。また、岡山も無敗記録を「8」に伸ばした。

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「あのときから積み上げてきた」東京Vが神戸との再戦で成長示す…「ふさわしい形で勝てたらもっと成長できる」

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