エイバル乾がリーガデビュー! 鮮烈プレーでチーム2点目をお膳立て《リーガエスパニョーラ》
2015.09.24 05:40 Thu
23日のリーガエスパニョーラ第5節レバンテvsエイバルで、MF乾貴士がエイバル加入後初となる公式戦出場を果たし、1アシストを記録する活躍を見せた。試合は2-2のドローで終了している。
前節アトレティコ・マドリー戦から中3日での試合ということもあり、先発メンバーを複数入れ替えたエイバルのメンディリバル監督。乾はこれまで左サイドのレギュラーを務めていたベルホンの代わりにピッチに立ち、リーガ1部で8人目、2部含めれば13人目の日本人デビューを飾った。
5バックのレバンテを相手に主導権を握ったエイバルは、10分に先制点を記録する。右サイドからのクロスをファーサイドのドス・サントスが内に折り返し、誰よりも先に反応したボルハがボールを押し込んだ。
エイバルは先制後もボールを保持しながら追加点を目指す。攻撃は右サイドから展開されたが、素早く逆サイドにボールを回し、乾がスペースを突く場面も目立った。15分には右サイドハーフのケコ、1トップのボルハとボールをつなぎ、ペナルティーエリア手前でパスを受けた乾がシュートまで持ち込んだが、オフサイドの笛が吹かれた。
乾がスタッツにも記録される初のシュートを打ったのは、19分のこと。エイバルは再び右サイドから攻撃を展開し、逆サイドでフリーとなっていた日本人MFにパス。乾はそのままペナルティーエリア内に侵入して右足を振り抜いたが、勢いあるボールはわずかに枠を外れている。
30分過ぎになると、レバンテが反撃に移るが、ベルサのシュートがポストに直撃するなど、最後の詰めで精度を欠く。前半はエイバルの1点リードで終了した。
後半、エイバルは48分に追加点を獲得。それも、乾の鮮烈なアシストからだった。左サイドでボールを受けたボルハが、横を走り抜ける乾にスルーパス。勢いあるドリブルでペナルティーエリアに侵入した背番号8は、巧みな切り返しやボール捌きで相手DFトーニョを翻弄してから中央にパスを送り、そこに飛び込んだボルハがこの日2点目を決めた。
その技術が、リーガでも通用することを見せ付けた乾。しかしながら、直後には失点にも絡んでしまう。モラレスがドリブルを仕掛けると、乾のチェイシングをかわして、そのままペナルティーエリア内に入り込み得点。レバンテが1点を返している。
メンディリバル監督はその後、交代カードを次々と切る。61分にケコをベルホン、その4分後にボルハをエンリッチと同じポジションの選手を入れ替え、72分に乾との交代でセンターバックのエキサを投入。守備固めに入った。
エイバルはその後、レバンテの決死の猛攻に耐え続けたが、アディショナルタイム3分にデイヴェルソンの得点を許して、結局勝ち点1を分け合った。3試合勝利から遠ざかるエイバルは、勝ち点8で暫定8位に位置している。
なおエイバルのペーニャ(’クラブ公認応援グループ)、デ・エウスカディ・カディが、『ツイッター』で「交代するボルハとイヌイに敬意を!! 何て素晴らしい試合を演じたんだ!! クラックス(名手たち!!)」とつぶやくなど、乾は現地ファンの心もつかんだようだ。
提供:goal.com
前節アトレティコ・マドリー戦から中3日での試合ということもあり、先発メンバーを複数入れ替えたエイバルのメンディリバル監督。乾はこれまで左サイドのレギュラーを務めていたベルホンの代わりにピッチに立ち、リーガ1部で8人目、2部含めれば13人目の日本人デビューを飾った。
5バックのレバンテを相手に主導権を握ったエイバルは、10分に先制点を記録する。右サイドからのクロスをファーサイドのドス・サントスが内に折り返し、誰よりも先に反応したボルハがボールを押し込んだ。
エイバルは先制後もボールを保持しながら追加点を目指す。攻撃は右サイドから展開されたが、素早く逆サイドにボールを回し、乾がスペースを突く場面も目立った。15分には右サイドハーフのケコ、1トップのボルハとボールをつなぎ、ペナルティーエリア手前でパスを受けた乾がシュートまで持ち込んだが、オフサイドの笛が吹かれた。
乾がスタッツにも記録される初のシュートを打ったのは、19分のこと。エイバルは再び右サイドから攻撃を展開し、逆サイドでフリーとなっていた日本人MFにパス。乾はそのままペナルティーエリア内に侵入して右足を振り抜いたが、勢いあるボールはわずかに枠を外れている。
30分過ぎになると、レバンテが反撃に移るが、ベルサのシュートがポストに直撃するなど、最後の詰めで精度を欠く。前半はエイバルの1点リードで終了した。
後半、エイバルは48分に追加点を獲得。それも、乾の鮮烈なアシストからだった。左サイドでボールを受けたボルハが、横を走り抜ける乾にスルーパス。勢いあるドリブルでペナルティーエリアに侵入した背番号8は、巧みな切り返しやボール捌きで相手DFトーニョを翻弄してから中央にパスを送り、そこに飛び込んだボルハがこの日2点目を決めた。
その技術が、リーガでも通用することを見せ付けた乾。しかしながら、直後には失点にも絡んでしまう。モラレスがドリブルを仕掛けると、乾のチェイシングをかわして、そのままペナルティーエリア内に入り込み得点。レバンテが1点を返している。
メンディリバル監督はその後、交代カードを次々と切る。61分にケコをベルホン、その4分後にボルハをエンリッチと同じポジションの選手を入れ替え、72分に乾との交代でセンターバックのエキサを投入。守備固めに入った。
エイバルはその後、レバンテの決死の猛攻に耐え続けたが、アディショナルタイム3分にデイヴェルソンの得点を許して、結局勝ち点1を分け合った。3試合勝利から遠ざかるエイバルは、勝ち点8で暫定8位に位置している。
なおエイバルのペーニャ(’クラブ公認応援グループ)、デ・エウスカディ・カディが、『ツイッター』で「交代するボルハとイヌイに敬意を!! 何て素晴らしい試合を演じたんだ!! クラックス(名手たち!!)」とつぶやくなど、乾は現地ファンの心もつかんだようだ。
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