香川が後半から出場のドルトムント、パク・チュホの劇的逆転ゴールで初戦を制す《EL》
2015.09.18 04:21 Fri
▽ドルトムントは17日、ヨーロッパリーグ(EL)・グループC第1節でFCクラスノダールとのホーム戦に臨み、2-1で勝利した。
▽新シーズン開幕以降、公式戦9連勝のドルトムントは、直近の4-2で勝利したリーグ戦のハノーファー戦のスタメンから4選手を変更。香川やヴァイグルがベンチスタートとなり、新戦力のヤヌザイやパク・チュホが先発となった。
▽アンカーにギュンドアンを配し、その両脇にカストロとパク・チュホを配す[4-3-3]で臨んだドルトムントが仕掛ける展開で推移していく。しかし12分、一瞬の隙を突かれて失点してしまう。左サイドに流れたスモロフがギンターを置き去りにしてゴールライン際からグラウンダーのクロスを供給。これをニアでフリーとなっていたママエフがダイレクトで流し込んだ。
▽ドルトムントは失点後、スモロフを残して4-5の守備ブロックを形成し、アンカーのストランドバーグがバイタルエリアをしっかり埋めるクラスノダールを攻めあぐねてしまう。そんな中、23分にギュンドアンの縦パスを起点にシュメルツァーがシュートに持ち込むが、DFにブロックされてしまう。
▽前半半ば以降も敵陣で試合を進めるドルトムントは31分、ヤヌザイが起点となって右サイドのギンターの折り返しをカストロがミドルシュート。しかし枠を大きく外してしまった。さらに34分にはヤヌザイの絶妙なダイレクトパスからムヒタリャンに決定機が訪れる。しかし、ボックス左に侵入したムヒタリャンのシュートはGKディカンにセーブされてしまった。
▽1-1として迎えた後半からシュツメルツァーに代えて香川を投入したドルトムントは、[4-3-3]のシステムを維持したまま、香川を左インサイドMFの位置に配置。パク・チュホを左サイドバックに回した。そのドルトムントは前半同様、仕掛けながらも攻めあぐねる展開を強いられたため、60分にカストロを諦めてヴァイグルをアンカーに投入。今季ここまでの好調なチームを支えてきた3人が中盤センターを形成した。
▽すると65分、ドルトムントが後半最初のチャンスを生み出す。香川のダイレクトパスを受けたボックス中央のヤヌザイが反転から右足でシュート。しかし枠の右を捉えたシュートはGKディカンの好守に阻まれてしまう。さらに76分にはスルーパスに抜け出した途中出場のラモスがボックス右角度のない位置からシュートするも、ペトロフにゴールライン前でクリアされてしまった。
▽試合終盤にかけても一方的に押し込んだドルトムントだったが、ゴールが遠い状況が続き、1-1でタイムアップを迎えるかに思われた。しかし、追加タイム2分に逆転ゴールを奪う。右サイドからギンターの上げたクロスにファーサイドのパク・チュホがダイビングヘッド。これが決まり、ドルトムントが土壇場での逆転弾でEL初戦を制すとともに、公式戦10連勝を達成した。
▽新シーズン開幕以降、公式戦9連勝のドルトムントは、直近の4-2で勝利したリーグ戦のハノーファー戦のスタメンから4選手を変更。香川やヴァイグルがベンチスタートとなり、新戦力のヤヌザイやパク・チュホが先発となった。
▽アンカーにギュンドアンを配し、その両脇にカストロとパク・チュホを配す[4-3-3]で臨んだドルトムントが仕掛ける展開で推移していく。しかし12分、一瞬の隙を突かれて失点してしまう。左サイドに流れたスモロフがギンターを置き去りにしてゴールライン際からグラウンダーのクロスを供給。これをニアでフリーとなっていたママエフがダイレクトで流し込んだ。
▽前半半ば以降も敵陣で試合を進めるドルトムントは31分、ヤヌザイが起点となって右サイドのギンターの折り返しをカストロがミドルシュート。しかし枠を大きく外してしまった。さらに34分にはヤヌザイの絶妙なダイレクトパスからムヒタリャンに決定機が訪れる。しかし、ボックス左に侵入したムヒタリャンのシュートはGKディカンにセーブされてしまった。
▽その後もゴールに迫ったドルトムントは39分、右CKからファーサイドのオーバメヤンがボレーで狙ったシュートはまたもGKディカンにセーブされる。それでも、追加タイム1分に試合を振り出しに戻す。ボックス左のパク・チュホが柔らかく上げたクロスを、ギンターが頭で枠の左に押し込んだ。
▽1-1として迎えた後半からシュツメルツァーに代えて香川を投入したドルトムントは、[4-3-3]のシステムを維持したまま、香川を左インサイドMFの位置に配置。パク・チュホを左サイドバックに回した。そのドルトムントは前半同様、仕掛けながらも攻めあぐねる展開を強いられたため、60分にカストロを諦めてヴァイグルをアンカーに投入。今季ここまでの好調なチームを支えてきた3人が中盤センターを形成した。
▽すると65分、ドルトムントが後半最初のチャンスを生み出す。香川のダイレクトパスを受けたボックス中央のヤヌザイが反転から右足でシュート。しかし枠の右を捉えたシュートはGKディカンの好守に阻まれてしまう。さらに76分にはスルーパスに抜け出した途中出場のラモスがボックス右角度のない位置からシュートするも、ペトロフにゴールライン前でクリアされてしまった。
▽試合終盤にかけても一方的に押し込んだドルトムントだったが、ゴールが遠い状況が続き、1-1でタイムアップを迎えるかに思われた。しかし、追加タイム2分に逆転ゴールを奪う。右サイドからギンターの上げたクロスにファーサイドのパク・チュホがダイビングヘッド。これが決まり、ドルトムントが土壇場での逆転弾でEL初戦を制すとともに、公式戦10連勝を達成した。
ドルトムントの関連記事
UEFAヨーロッパリーグの関連記事
|
ドルトムントの人気記事ランキング
1
O・デンベレがソックスにスマホを忍ばせトレーニング中に「ポケモンGO」をプレー…見つけたトゥヘルは没収
▽世界中で大流行の「ポケモンGO」だが、トレーニング中にプレイするのはやはり許されなかった。 ▽現在プレシーズンマッチを行うため中国遠征を行っているドルトムントだが、FWウスマーヌ・デンベレ(19)がトレーニング中に「ポケモンGO」をプレイしたためトーマス・トゥヘル監督に怒られていた。 ▽マンチェスター・ユナイテッドとのインターナショナル・チャンピオンズカップで1-4と快勝。O・デンベレは1得点の活躍を見せ、勝利に貢献していた。 ▽「ポケモンGO」の公式アカウントのツイートをリツイートするなど、興味津々のO・デンベレは、ボール回しのトレーニング中にソックスの中にスマホを忍ばせていた様で、それを見つけたトゥヘル監督が没収してポケットに入れるシーンが動画に収められていた。 ▽「ポケモンGO」はモンスターを捕まえたり、ジムで対戦したりするゲームだが、ゲーム内の機能にゲットした「タマゴ」を孵化させる機能があり、決められた距離を移動することで「タマゴ」が孵化し、モンスターをゲットできる仕組みとなっている。19歳のO・デンベレはトレーニング中の移動距離を利用して「タマゴ」を孵化させようとしたと見られている。 ▽倒れ込んだO・デンベレに近づいたMF香川真司も状況を把握したのか、ひとツッコミ。トゥヘル監督も香川も笑って済ませていたが、「ポケモンGO」で問題視されている“ながらスマホ”の度が過ぎてしまったようだ。 ◆監督がスマホを没収! https://t.co/8SMDYHBXy0 2016.07.26 20:46 Tue2
ハーランド活躍の秘訣は肉体改造!体重は86kgから大きく増量
ドルトムントに所属するノルウェー代表FWアーリング・ハーランドが活躍の秘訣を明かした。スペイン『アス』が伝えている。 2020年1月にザルツブルクからドルトムント入りしたハーランドはドイツでも類稀な得点力を発揮して、ここまで公式戦59試合の出場で57得点15アシストを記録。ドルトムントで初のフル稼働となる今季も41試合の出場で41得点12アシストと驚異的な数字を叩き出した。 ノルウェー代表として、2日にルクセンブルク代表、6日にギリシャ代表との国際親善試合に臨むハーランドは、進化の秘訣を語った。 「僕の体や足を見れば、大きく変化したことが分かるだろう。まったく違う。僕は本物の男になった。それに加え、スピードも速くなった」 「最も重要なことは、体重が86 kgから 94 kgになったけど、これはビール腹ではなく総筋肉量の問題だ。食べるものには細心の注意を払っている」 194cm、94kgの巨体に加えて、大きなストライドから繰り出される速さを併せ持つハーランドだが、それには本人の努力と徹底した栄養管理があったようだ。 <span class="paragraph-title">【新旧比較】ハーランドの肉体</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Business. As. Usual! <a href="https://t.co/6YMAufasqS">pic.twitter.com/6YMAufasqS</a></p>— Erling Haaland (@ErlingHaaland) <a href="https://twitter.com/ErlingHaaland/status/1387419023156125696?ref_src=twsrc%5Etfw">April 28, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Focus<a href="https://t.co/BG49bKGxor">pic.twitter.com/BG49bKGxor</a></p>— Erling Haaland (@ErlingHaaland) <a href="https://twitter.com/ErlingHaaland/status/1290681190303793152?ref_src=twsrc%5Etfw">August 4, 2020</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.06.02 05:35 Wed3
ベリンガムの靴下が穴だらけ…決して削られたわけではなく…
ドルトムントのイングランド代表MFジュード・ベリンガムの足に注目が集まっているようだ。 2日のブンデスリーガ第5節でホッフェンハイムを1-0で下したドルトムント。6日にはチャンピオンズリーグ(CL)グループG開幕節でデンマークチャンピオンのコペンハーゲンをホームに迎え、マルコ・ロイスのゴールなどで3-0と快勝を収めた。 いずれの2試合を含めて今季フル出場を続けているのがベリンガムだ。コペンハーゲン戦では終盤に追加点も挙げている。 そのベリンガムだが、靴下に穴が空いているとの指摘が上がっている。 ホッフェンハイム戦後にドルトムントのツイッターが投稿したロイスとの抱擁シーンでは、確かにソックスのふくらはぎ部分に多数の穴が空いていることが確認できる。いったい何故なのか。 イギリス『スポーツバイブル』によると、これは決して削られたわけではなく、意図的に切り込みを入れているとのことだ。 サッカー用のソックスは締め付けが強い。そのため、切れ目や穴を空けることでそれを緩和し、筋肉の緊張をほぐして痛みを防ぐことができるという。ケガの防止にも役立つとしている。 同メディアは、これまでにもネイマール(パリ・サンジェルマン)やブカヨ・サカ(アーセナル)、ガレス・ベイル(ロサンゼルスFC)、カイル・ウォーカー(マンチェスター・シティ)らも同様に靴下へ細工を施していると、紹介している。 疲労がたまるはずの終盤でもクオリティを保つベリンガム。小さな工夫の一つ一つがプレーの質につながっているのだろう。 <span class="paragraph-title">【写真】穴の開いたベリンガムの靴下</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Hug me brotha <a href="https://t.co/yYVtDMtYUB">pic.twitter.com/yYVtDMtYUB</a></p>— Borussia Dortmund (@BlackYellow) <a href="https://twitter.com/BlackYellow/status/1565781621890072579?ref_src=twsrc%5Etfw">September 2, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.09.07 20:45 Wed4
ベンフィカのヴァイグルがドルトムント時代を回想「誰も僕のことは知らなかった」
ベンフィカの元ドイツ代表MFユリアン・ヴァイグルが、ドルトムント時代を回想した。ドイツ『キッカー』が伝えている。 ヴァイグルは2015年夏に1860ミュンヘンからドルトムントへ加入。当初は無名の存在だったが、トーマス・トゥヘル監督(現チェルシー指揮官)の下で主軸に抜擢さ飛躍を遂げた。 トゥヘル監督がクラブから去った後も主力としてチームを支えたが、クラブでの序列は徐々に低下。こうした状況を受け、2020年12月に移籍金2000万ユーロ(現レートで約25億7000万円)でベンフィカに完全移籍を果たした。 ベンフィカでは出場機会に恵まれない時期もあったが、今シーズンは主力として公式戦30試合に出場。チャンピオンズリーグ(CL)ではバルセロナを上回り決勝トーナメント進出を果たすなど、充実の時間を過ごしている。 ドイツ『キッカー』のインタビューに応じたヴァイグルはドルトムント時代を振り返り、トゥヘル監督との関係に言及。同時に、加入当初でまだ無名だった時代のエピソードを明かした。 「彼は僕のキャリアの中で、とても重要な監督だった。ドルトムントに加入する前は、1860ミュンヘンから段階的にステップアップしようと思い、代理人と一緒にクラブを探していたんだ。フライブルクやマインツとも接触していたよ。そうしたら、そこにビッグなドルトムントが声をかけてきた」 「トーマス・トゥヘルと話をしたとき、彼はまず僕が選手としてどうあるべきかを説明してくれたよ。それがとても印象的だったね。そして、僕には試合に出られるチャンスがあると言ってくれた」 「ドルトムントに来てすぐ、ジャージを買おうと思ってファン・ストアに行ったんだ。そこで、『選手割引はありますか』と尋ねると、「どこでプレーしているの? ユース? リザーブリーグ?』って聞かれたよ。誰も僕のことは知らなかったね」 また、ヴァイグルは2015-16シーズンのブンデスリーガで「218」のボールタッチを記録し、元スペイン代表MFのシャビ・アロンソ氏が持っていたブンデスリーガ最多ボールタッチ数を更新したことに言及。現在も破られていない記録について、誇りに思っていると語った。 「あの時は試合中そのことにまったく気づかなかった。今でもよく聞かれるし、もちろん誇りに思っているよ。シャビ・アロンソは僕にとってのお手本だからね。そしてもし、誰かが僕に追いつくことがあるなら、その人物はそれに値するということだ」 2022.01.25 18:46 Tue5