3戦白星なしも…アッレグリ「ユーベは無能になったわけじゃない」

2015.09.13 13:59 Sun
ユベントスは12日のセリエA第3節で、キエーボとホームで1-1と引き分けた。開幕から3試合白星がないマッシミリアーノ・アッレグリ監督は、低調なスタートにチームが不安を感じているとしつつ、選手たちが無能になったわけではないと述べている。

史上初の連敗スタートで巻き返しが求められたキエーボ戦。だが、ユーベは開始5分に先制を許すと、後半終盤までゴールを奪えずに苦しんだ。

それでも、82分に途中出場のMFフアン・クアドラードが倒されて得たPKを、FWパウロ・ディバラが決めて同点とし、開幕3連敗という事態は免れた。だが、3試合で勝ち点1という状況は、5連覇の偉業を目指すユーベにとって好ましくないものだ。

アッレグリ監督は試合後、次のように述べている。『トゥットスポルト』が伝えた。

「もっとうまく守れたはずの場面で失点した。少し不運もあったね。前半は後半より良かったが、今はツキがない時期だ。もう少し注意深くなる必要があったが、選手たちにとがめるべきところはないよ」

「マーケットが終わり、代表選手たちが戻って、一緒にトレーニングするようになったのは、まだ数日前のことだ。我々には大きな改善の余地がある。勝たなければいけないという不安や焦りが少しあるが、素晴らしいシーズンにする条件はそろっている。試合ごとに取り組んでいこう」

開幕から3試合白星がないことで、批判にさらされることは想像に難くない。だが、アッレグリ監督は次のように強調している。

「ユーベが3試合で勝ち点1というのは、あってはならないことだと分かっている。だが、それが現実だ。それでも、気迫がないわけじゃない。足りないのは少しのゴールだけだ。我々は無能になったわけじゃない。この時期を乗り越えなければいけないというだけだ。次はシティ戦だね。強いチームだが、無敵のチームは存在しない」

アッレグリ監督はMFポール・ポグバをベンチスタートとし、後半開始からMFクラウディオ・マルキジオに代えて起用した。

「彼はフランス代表で2試合戦っていたし、今は良い時期にない。ポールには素晴らしいシーズンにするだけのクオリティーがあるんだ。本来のプレーを取り戻さなければいけない」

なお、アッレグリ監督はマルキジオについて、内転筋を痛めたために交代させたと明かしている。チャンピオンズリーグのマンチェスター・シティ戦に間に合うかどうかは「様子を見よう」と述べた。


提供:goal.com

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