低調セビージャ、今季初ゴールもレバンテに追いつかれて開幕3戦勝利なし《リーガエスパニョーラ》

▽リーガエスパニョーラ第3節のレバンテvsセビージャが11日に行われ、1-1の引き分けに終わった。

▽開幕2戦無得点で未勝利のセビージャが、同じく1分け1敗で未勝利のレバンテのホームに乗り込んだ一戦。来週ミッドウィークにチャンピオンズリーグ(CL)初戦のボルシアMG戦を控えるエメリ監督率いるチームは、レジェスやコノプリャンカなど一部主力を温存した。

▽序盤からボールを保持して押し込むセビージャだったが、5バックで守るレバンテの守備を前になかなかフィニッシュまで持ち込めない。だが12分、バックラインと中盤の間のスペースでボールを持ったヌゾンジが狙いすました右足のミドルシュートをゴール左隅に突き刺し、待望の今シーズンのリーグ戦初ゴールを奪った。
▽早い時間帯の先制点で勢いづくかに思われたセビージャだったが、30分過ぎにカクタが負傷するアクシデントに見舞われるなど、流れに乗り切れない。前半終盤にかけては相手の鋭いカウンターに手を焼くも、何とか1点リードで試合を折り返した。

▽迎えた後半もギラスとデイベルソンの2トップに手を焼くセビージャは、立ち上がりから押し込まれると、今シーズンの課題である守備が耐え切れない。58分、ボックス右でカマラサにクロスを許すと、これをベルサに右足ダイレクトで蹴り込まれる。一度はGKベトのビッグセーブで凌ぐもクロスバーを叩いたボールをカマラサに押し込まれた。▽同点に追いつかれてからも苦戦が続くセビージャは、68分に存在感が希薄だったジョレンテを下げてインモービレを投入。だが、その後もレバンテの勢いを止められず。それでも、守護神・ベトを中心とした守備が何とか粘りを見せて逆転ゴールは許さない。

▽1-1のイーブンのまま終盤に突入した試合は、運動量の低下から中盤が間延びしてオープンな攻防が繰り広げられたが、互いに決め手を欠き、最後まで勝ち越しゴールは生まれず。低調な内容でまたしても今季初勝利を逃したセビージャは、15日にボルシアMGとのCL初戦に臨むことになった。