開催国の中国に勝利したなでしこが一矢報いる《EAFF女子東アジアカップ2015》

2015.08.08 23:16 Sat
▽なでしこジャパンは8日、EAFF女子東アジアカップ2015の最終戦で開催国の中国女子代表と対戦し、2-0で勝利した。

▽初戦の北朝鮮女子代表戦を2-4で落とし、続く韓国女子代表との2戦目も1-2で逆転負けして連敗となったなでしこの佐々木監督は、その韓国戦のスタメンから4選手を変更。キャプテンの川村や北朝鮮戦で豪快なミドルシュートを決めた杉田らが先発に復帰した。

▽序盤、攻勢に出たのはなでしこ。攻撃に人数をかける積極的な入りを見せ、2トップの一角である田中や、左サイドの有町のスピードを生かしながら中国を揺さぶりにかかった。その後もポゼッションを高めつつ、中国を押し込んだなでしこだったが、20分を過ぎた辺りから足が止まり始めると、中国の反撃に遭い始めていく。
▽しかし、そんな中26分、ペナルティアーク左で得たFKを杉田が直接狙うと、シュートは見事に枠の右を捉える。だが、GKの好守に阻まれ、先制点とはならなかった。

▽前半終盤にかけてはなでしこが再び盛り返したことで拮抗した展開が続き、両チーム決定機を生み出せない状況となる。そして、そのまま譲らずゴールレスで前半を終えた。
▽迎えた後半、高瀬に代えて菅澤を投入したなでしこは、システムを変えずにポジションを変更する。左サイドに杉田をスライドさせ、有町を右サイドへ回し、ボランチに中島を配置させた。

▽その後半もなでしこが押し気味に試合を運ぶ。58分に京川のミドルシュートが枠を捉えれば、60分にはセットプレーの流れから川村のヘディングシュートが左ポストを叩いた。そして61分には、菅澤の左足での強烈なシュートが中国ゴールを襲うも、相手GKの好守に阻まれてしまう。

▽あと一歩でゴールを奪えないなでしこは、66分に有町に代えて増矢を投入。運動量の上がらない中国を押し込む状況が続いたが、なでしこも攻め手を欠いてシュートにつながらない状況が続く。

▽そこで佐々木監督は83分、田中に代えて横山を投入。すると直後、京川のスルーパスに抜け出した横山がGKと一対一になる決定機を迎える。しかし、相手GKの果敢な飛び出しによる好守に阻まれてしまった。さらにルーズボールに反応した菅澤のシュートもDFにブロックされた。

▽それでも88分、なでしこがついに均衡を破る。中島の縦パスを受けた横山がDFのタックルを突破してボックス内に侵入、冷静にGKとの一対一を制してシュートを決めた。さらに追加タイム3分、ディフェンスライン背後を取った菅澤の落としを、ボックス手前左の杉田がシュートを流し込んで勝負あり。なでしこが最終戦を勝利で飾った。

キリンチャレンジカップの関連記事

キックオフ直後から、気合という燃料を積んでいることは明らかだった。このチャンスを、モノにしてやるんだ。攻守両面でのアグレッシブなプレーから、この試合に懸ける思いは全身から溢れ出ていた。タフに右サイドを守りながら、同学年のMF久保建英と一緒に決定機も演出した。サイドバックを本職とする選手が生み出すハーモニーが顔を覗かせて 2025.11.20 21:00 Thu
ガーナ代表戦、ボリビア代表戦と続いた11月シリーズを、日本代表は2試合連続の無失点で締めくくった。その中心にいたのが、フィールドプレーヤーで唯一2試合フル出場を果たした33歳――谷口彰悟だ。2024年11月にアキレス腱を断裂。大怪我から戻ってきた男は、再び日本代表の最終ラインで存在感を放っている。2026年北中米ワール 2025.11.19 01:35 Wed
ゴール前で輝く決定力と、中盤を支える戦術眼。その両方を併せ持つ“新しいボランチ像”を、日本代表のMF鎌田大地がボリビア代表戦で体現した。開始4分、MF久保建英のクロスを胸で収め、左足で冷静に流し込んだ先制点。ボランチでありながらペナルティエリアへ侵入し、フィニッシュまで持ち込む――。クリスタルパレスと日本代表では求めら 2025.11.19 00:45 Wed
ガーナ戦で先制点を挙げた南野拓実。練習からギラつく20歳前後の若手たちに囲まれながら、30歳になった自分の立ち位置を静かに受け止めている。日本代表に呼ばれて10年。かつて自分も“勢いだけの若者”だった時代がある。その記憶を抱えながら、今はキャプテンマークを巻き、彼らの背中を押す側へ――。森保ジャパンが世代交代を迎える渦 2025.11.18 16:45 Tue
ガーナ戦のピッチに立った鹿島アントラーズの守護神・早川友基。正GK鈴木彩艶の負傷、第2GK大迫敬介の不在の中で巡ってきたチャンスを、無失点という最高の形で終えた。だが、試合後のミックスゾーンに現れた早川の表情に、満足の色はなかった。代表2戦目にして、“守るだけ”のGKでは終わらない次のステージを見据えていた。 ■ 2025.11.18 15:30 Tue

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly