サンプ、EL予選敗退もゼンガは辛うじて続投か 指揮官は2ndレグの戦いに満足

2015.08.07 17:58 Fri
サンプドリアは6日に行われたヨーロッパリーグ(EL)予選3回戦2ndレグ、アウェイでのヴォイヴォディナ戦に2-0の勝利を収めたが、合計スコア2-4で敗退することになった。

本拠地改修のためトリノで行われた先週の1stレグで、サンプは0-4とまさかの大敗。セリエA開幕を前にして早くもワルテル・ゼンガ監督解任の声が上がり、新監督候補としてヴィンチェンツォ・モンテッラやロベルト・ドナドーニ、チェーザレ・プランデッリといった名前も報じられていた。

敵地での奇跡の大逆転に挑戦したサンプは、FWエデルとルイス・ムリエルの2ゴールで勝利しながらも4点の差は埋められず。ジェノアがUEFAライセンスを取得できなかったことによる繰り上げというラッキーな形で手に入れたEL出場権は、早くもこの段階で失われることになった。

だが、ゼンガ監督の首は辛うじてつながったのかもしれない。2ndレグで一定の納得を得られる戦いぶりを見せたことで、当面は指揮官続投になりそうだとの見方をイタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』など複数メディアが示している。

ゼンガ監督は試合後に次のようにコメントし、チームの戦いぶりに満足した様子を見せた。

「素晴らしいパフォーマンスを見せたいと思っていた。尊厳を取り戻すことが我々の目標だったが、それは成し遂げられたと思う」

「残念だったのは1stレグの後半だ。大きなことを教えられたし、今後の成長に向けた教訓になるだろう。カップ戦敗退は残念だが、我々は本物のチームだ。今夜の戦いぶりには大きな意味があった」

ゼンガ監督がより安定した立場を取り戻すためには、リーグ戦で順調なスタートを切る必要があるかもしれない。24日に予定されるシーズン開幕戦で、サンプは昇格組カルピをホームに迎える。


提供:goal.com

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