▽20日にU-21欧州選手権のグループA第2節のU-21
セルビア代表vsU-21
チェコ代表が行われ、4-0でチェコが勝利した。
▽17日に行われたU-21ドイツ代表戦で1-1と善戦したセルビアは、初戦と同じスタメンでホスト国との第2戦に臨んだ。一方、初戦のU-21デンマーク代表戦で逆転負けを喫したチェコは、先発メンバーを3人変更。デンマーク戦は出場停止だったバーツラフ・カドレツとチェルシー所属のカラスが揃ってスタメンに名を連ねた。
▽試合はホームサポーターの声援を受けるチェコが序盤から攻勢に出る。すると8分、スルーパスでボックス左に侵入したハイブスの折り返しを、中央のクリメントがゴールに流し込んだ。先制したチェコは、直後の9分にもドリブルで持ち上がったクリメントがGKとの一対一を迎えたが、シュートはGKドミトロビッチの好セーブに阻まれた。
▽ゲームの主導権を握ったチェコは15分、左サイドからの折り返しをボックス手前で受けたV・カドレツがシュートに持ち込む。これはクロスバーに阻まれたが、21分に追加点が生まれる。スカラクのスルーパスで左サイドを抜け出したハイブスの折り返しを、ボックス左で再びスカラクが受けてシュート。これはGKドミトロビッチに弾かれたが、こぼれ球をゴール前のクリメントがゴールに押し込んだ。
▽対するセルビアは、39分にこの試合最初の決定機を迎える。ジュリチッチのスルーパスをゴール右で受けたヨイッチが、相手DF2人に挟まれながらも左アウトサイドでシュート。これが枠を捉えるも、GKコウベクの好セーブに防がれた。
▽チェコの2点リードで迎えた後半、セルビアは右サイドバックのストイコビッチをペトコビッチに変更。前半に狙われた右サイドの守りを強化した。後半立ち上がりからチェコゴールに襲いかかったセルビアだったが、ゴールは再びホスト国に生まれる。
▽56分、最終ラインからボールを持ち上がったブラベクのスルーパスで相手DFの裏に抜け出したクリメントが、ドリブルでボックス内に侵入。飛び出したGKドミトロビッチを冷静にかわし、ハットトリックとなるシュートをゴールに流し込んだ。後半も先手を取ったチェコは、59分にもボックス右から侵入したスカラクのクロスを、ファーサイドのフラウデクがゴール右隅へダイレクトで流し込み、4点目を奪った。
▽その後も優位に試合を展開したチェコが、集中した守りでセルビアの攻撃をシャットアウト。結局、試合は4-0で終了。今大会初勝利を手にしたチェコが、暫定ながらグループAの首位に立った。
