EL決勝プレビュー:ウクライナを背負う挑戦者vs連覇狙う前大会王者《ドニプロvsセビージャ》
2015.05.27 12:00 Wed
▽ヨーロッパリーグ(EL)決勝のドニプロvsセビージャが27日の日本時間27:45にポーランドのワルシャワ国立競技場で開催される。
▽ELプレーオフからの参戦となったドニプロは、インテルやサンテチェンヌと同居したグループリーグを2位で通過。その後、決勝トーナメントではオリンピアコスやアヤックスといったCL敗退組を退け、クラブ史上初の準決勝に進出した。ここで優勝候補のナポリを相手に持ち味の堅守速攻で見事に渡り合ったチームは、2戦合計2-1で悲願のファイナル進出を決めた。
▽母国ウクライナは2014年から親ロシア派と親欧米派の対立による情勢不安が続いており、ドニプロ自身も今季のELでは安全面を考慮し、キエフでの代替開催を強いられてきた。それだけに、今回の決勝進出は暗く沈んだウクライナ国民を勇気づける結果となっている。そして、ウクライナの期待を一身に背負うクラブは、ウクライナ勢初のEL制覇(前身のUEFAカップではシャフタールが優勝)を目指して前大会王者に挑む。
▽一方、昨季EL王者のセビージャは、フェイエノールトに次ぐ2位で通過したグループリーグでの戦いこそ苦戦したものの、決勝トーナメントではボルシアMG、ビジャレアル、ゼニトという難敵を連破。さらに準決勝ではフィオレンティーナを相手に2戦合計5-0の快勝を収め、2シーズン連続のファイナル進出を決めた。
▽国内リーグを5位で終え、来季のCL出場権獲得を逃したセビージャだが、今季からEL王者には来季のCL本戦出場の権利が付与される。“アンダルシアの雄”は史上初となる4度目の優勝、2度目の連覇に加え、来季のCL出場権が懸る重要な一戦で最高の結果を手にすることができるか。
【4-2-3-1】
▽ドニプロ予想スタメン
GK:ボイコ
DF:フェデツキ、ドウグラス、チェベリャチコ、レオ
MF:カンカバ、フェドルチュク
MF:ルチケビッチ、ロタン、コノプリャンカ
FW:セレズニョフ
負傷者:MFシャコフ、クラフチェンコ 、FWゾズリャ(ヒザ)
出場停止者:なし
▽出場停止者はいない。準決勝と同様に負傷離脱しているMFシャコフとMFクラフチェンコ、FWゾズリャが欠場する。また、スタメンに関しては準決勝2ndレグと同じメンバーを予想したが、MFマテウスやFWカリニッチの起用も考えられる。
◆セビージャ◆
【4-2-3-1】
▽セビージャ予想スタメン
GK:セルヒオ・リコ
DF:コケ、カリソ、コロジェチャク、トレムリナス
MF:エムビア、クリホヴィアク
MF:アレイシ・ビダル、バネガ、ヴィトロ
FW:バッカ
負傷者:GKベト(肩)、DFパレハ(右ヒザ)
出場停止:なし
▽出場停止者はいない。ケガ人に関しては肩を負傷しているGKベトと前十字じん帯断裂で今季絶望のDFパレハ以外に目立った負傷者はいない。先発メンバーに関しては前述したメンバーを予想したが、MFイボーラやMFレジェス、FWガメイロらが先発に抜擢される可能性も十分にある。
★タクティカル・プレビュー
◆勝敗の鍵は先制点
▽戦前の予想では前大会王者であるセビージャの圧倒的有利と目されているファイナルだが、準決勝で優勝候補のナポリ相手にジャイアントキリングを達成したドニプロの勢いも侮れない。試合展開としては自陣に引いて守備を固めるドニプロに対して、格上のセビージャが押し込む時間が増えるはずだ。
▽その流れの中でポイントとなるのが先制点だ。劣勢が予想されるドニプロとしては、できるだけゴールレスの時間を継続し、相手の攻め疲れを待って反撃を狙いたいところ。対するセビージャは、フィオレンティーナとの2ndレグのように早い時間帯にゴールをこじ開け、相手が攻めに出てきたところを得意のカウンターで迎え撃ち、一気に点差を広げたい。
◆弱者の戦いを継続。エースをどこまでサポートできるか~ドニプロ~
▽前大会王者を相手に個々の能力、チームとしての経験値で大きく水を開けられているドニプロとしては、ナポリ戦と同様に弱者の戦いを貫いていきたい。卓越した戦術分析を元に格上のチームを連破してきたマルケビッチ監督の率いるチームは、この試合でもセビージャのストロングポイントである鋭いカウンターとサイドアタックを封じる策を講じてくるはずだ。
▽守備の局面では1トップに入るセレズニョフ(カリニッチ)を前線に残し、それ以外の9人で最終ラインの4枚+中盤の5枚で堅固な2ラインを敷き、相手のプレーエリアを徹底的に消しにかかるはずだ。そして、サイドからのクロスに対しては、空中戦で圧倒的な存在感を放つDFドウグラスとGKボイコを中心に跳ね返し、名手バネガらのミドルシュートには中盤の底で気の利いたプレーができるカンカバを軸にきっちり身体を張って防ぎたい。また、運動量と球際の強さという特長を生かして前後半の立ち上がり限定で前から激しくプレスをかけて相手のリズムを乱すのも効果的かもしれない。
▽攻撃に関しては絶対的エースであるコノプリャンカの個人技が鍵となる。独特の間合いから繰り出されるドリブルと相手の急所を射抜くコノプリャンカのパスは、普段リーガで多くの猛者と対峙するセビージャにとっても厄介な代物だ。当然、このファイナルでは同選手への徹底マークが予想される。その中で周囲の味方がパスの壁役やスペースを作る動き出しなどでエースを自由にプレーさせられるかが、攻撃を機能させる上で重要となる。
▽また、ウクライナ代表でもプレースキッカーを務めるロタンの高精度のキックを生かしたセットプレーも重要な攻め手の1つだ。とりわけ、DFながらベテランストライカーのような老獪な動きで相手のマークを外すフェデツキとのホットラインは必見だ。
◆遅攻の精度を追求。エメリ采配に注目~セビージャ~
▽一方、試合を通してボールを持つ時間が長くなることが予想されるセビージャとしては、課題とされる遅攻の精度を追求していきたい。動き出しの質や個々のドリブルのスキルが高いセビージャだが、スペースを消されると攻めあぐねる場面が目立つ。ファイナルではバネガを起点にボールサイドに人を集めた細かい繋ぎや、DFを釣り出すようなボールの動かし方で守備ブロックにギャップを作り出したい。
▽また、今大会屈指のワンタッチストライカーであるバッカやガメイロの動き出しに合わせて、GKと最終ラインの間に低くて速いクロスを狙っていくのも有効だ。さらに相手の重要な得点源であるセットプレーの際に敢えて守備の枚数を減らしてロングカウンターを狙うのも一計か。
▽堅守を武器とするドニプロ相手では前半のうちにゴールをこじ開けるのは至難の業だ。そうなると、今大会を通じて圧巻の采配でチームに勝利をもたらしてきた智将エメリ監督の出番だ。
▽準々決勝のゼニトとの2試合でセビージャが奪った4ゴールのうち、3ゴールが途中交代で入った選手が決めたものだ。また、フィオレンティーナとの準決勝1stレグでも交代で入ったガメイロが投入直後にゴールを決めている。交代選手の選択自体は至ってオーソドックスだが、試合展開を読む力に長けるエメリ監督はそのタイミングが絶妙。今回の一戦でも局面を一気に打開するような采配が期待される。
▽ELプレーオフからの参戦となったドニプロは、インテルやサンテチェンヌと同居したグループリーグを2位で通過。その後、決勝トーナメントではオリンピアコスやアヤックスといったCL敗退組を退け、クラブ史上初の準決勝に進出した。ここで優勝候補のナポリを相手に持ち味の堅守速攻で見事に渡り合ったチームは、2戦合計2-1で悲願のファイナル進出を決めた。
▽母国ウクライナは2014年から親ロシア派と親欧米派の対立による情勢不安が続いており、ドニプロ自身も今季のELでは安全面を考慮し、キエフでの代替開催を強いられてきた。それだけに、今回の決勝進出は暗く沈んだウクライナ国民を勇気づける結果となっている。そして、ウクライナの期待を一身に背負うクラブは、ウクライナ勢初のEL制覇(前身のUEFAカップではシャフタールが優勝)を目指して前大会王者に挑む。
▽国内リーグを5位で終え、来季のCL出場権獲得を逃したセビージャだが、今季からEL王者には来季のCL本戦出場の権利が付与される。“アンダルシアの雄”は史上初となる4度目の優勝、2度目の連覇に加え、来季のCL出場権が懸る重要な一戦で最高の結果を手にすることができるか。
◆ドニプロ◆
【4-2-3-1】
▽ドニプロ予想スタメン
GK:ボイコ
DF:フェデツキ、ドウグラス、チェベリャチコ、レオ
MF:カンカバ、フェドルチュク
MF:ルチケビッチ、ロタン、コノプリャンカ
FW:セレズニョフ
負傷者:MFシャコフ、クラフチェンコ 、FWゾズリャ(ヒザ)
出場停止者:なし
▽出場停止者はいない。準決勝と同様に負傷離脱しているMFシャコフとMFクラフチェンコ、FWゾズリャが欠場する。また、スタメンに関しては準決勝2ndレグと同じメンバーを予想したが、MFマテウスやFWカリニッチの起用も考えられる。
◆セビージャ◆
【4-2-3-1】
▽セビージャ予想スタメン
GK:セルヒオ・リコ
DF:コケ、カリソ、コロジェチャク、トレムリナス
MF:エムビア、クリホヴィアク
MF:アレイシ・ビダル、バネガ、ヴィトロ
FW:バッカ
負傷者:GKベト(肩)、DFパレハ(右ヒザ)
出場停止:なし
▽出場停止者はいない。ケガ人に関しては肩を負傷しているGKベトと前十字じん帯断裂で今季絶望のDFパレハ以外に目立った負傷者はいない。先発メンバーに関しては前述したメンバーを予想したが、MFイボーラやMFレジェス、FWガメイロらが先発に抜擢される可能性も十分にある。
★タクティカル・プレビュー
◆勝敗の鍵は先制点
▽戦前の予想では前大会王者であるセビージャの圧倒的有利と目されているファイナルだが、準決勝で優勝候補のナポリ相手にジャイアントキリングを達成したドニプロの勢いも侮れない。試合展開としては自陣に引いて守備を固めるドニプロに対して、格上のセビージャが押し込む時間が増えるはずだ。
▽その流れの中でポイントとなるのが先制点だ。劣勢が予想されるドニプロとしては、できるだけゴールレスの時間を継続し、相手の攻め疲れを待って反撃を狙いたいところ。対するセビージャは、フィオレンティーナとの2ndレグのように早い時間帯にゴールをこじ開け、相手が攻めに出てきたところを得意のカウンターで迎え撃ち、一気に点差を広げたい。
◆弱者の戦いを継続。エースをどこまでサポートできるか~ドニプロ~
▽前大会王者を相手に個々の能力、チームとしての経験値で大きく水を開けられているドニプロとしては、ナポリ戦と同様に弱者の戦いを貫いていきたい。卓越した戦術分析を元に格上のチームを連破してきたマルケビッチ監督の率いるチームは、この試合でもセビージャのストロングポイントである鋭いカウンターとサイドアタックを封じる策を講じてくるはずだ。
▽守備の局面では1トップに入るセレズニョフ(カリニッチ)を前線に残し、それ以外の9人で最終ラインの4枚+中盤の5枚で堅固な2ラインを敷き、相手のプレーエリアを徹底的に消しにかかるはずだ。そして、サイドからのクロスに対しては、空中戦で圧倒的な存在感を放つDFドウグラスとGKボイコを中心に跳ね返し、名手バネガらのミドルシュートには中盤の底で気の利いたプレーができるカンカバを軸にきっちり身体を張って防ぎたい。また、運動量と球際の強さという特長を生かして前後半の立ち上がり限定で前から激しくプレスをかけて相手のリズムを乱すのも効果的かもしれない。
▽攻撃に関しては絶対的エースであるコノプリャンカの個人技が鍵となる。独特の間合いから繰り出されるドリブルと相手の急所を射抜くコノプリャンカのパスは、普段リーガで多くの猛者と対峙するセビージャにとっても厄介な代物だ。当然、このファイナルでは同選手への徹底マークが予想される。その中で周囲の味方がパスの壁役やスペースを作る動き出しなどでエースを自由にプレーさせられるかが、攻撃を機能させる上で重要となる。
▽また、ウクライナ代表でもプレースキッカーを務めるロタンの高精度のキックを生かしたセットプレーも重要な攻め手の1つだ。とりわけ、DFながらベテランストライカーのような老獪な動きで相手のマークを外すフェデツキとのホットラインは必見だ。
◆遅攻の精度を追求。エメリ采配に注目~セビージャ~
▽一方、試合を通してボールを持つ時間が長くなることが予想されるセビージャとしては、課題とされる遅攻の精度を追求していきたい。動き出しの質や個々のドリブルのスキルが高いセビージャだが、スペースを消されると攻めあぐねる場面が目立つ。ファイナルではバネガを起点にボールサイドに人を集めた細かい繋ぎや、DFを釣り出すようなボールの動かし方で守備ブロックにギャップを作り出したい。
▽また、今大会屈指のワンタッチストライカーであるバッカやガメイロの動き出しに合わせて、GKと最終ラインの間に低くて速いクロスを狙っていくのも有効だ。さらに相手の重要な得点源であるセットプレーの際に敢えて守備の枚数を減らしてロングカウンターを狙うのも一計か。
▽堅守を武器とするドニプロ相手では前半のうちにゴールをこじ開けるのは至難の業だ。そうなると、今大会を通じて圧巻の采配でチームに勝利をもたらしてきた智将エメリ監督の出番だ。
▽準々決勝のゼニトとの2試合でセビージャが奪った4ゴールのうち、3ゴールが途中交代で入った選手が決めたものだ。また、フィオレンティーナとの準決勝1stレグでも交代で入ったガメイロが投入直後にゴールを決めている。交代選手の選択自体は至ってオーソドックスだが、試合展開を読む力に長けるエメリ監督はそのタイミングが絶妙。今回の一戦でも局面を一気に打開するような采配が期待される。
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