サンプ勝てず、ミハイロビッチは「ジェノアの不幸でEL出場ではみじめな慰め」インテルにも欧州の可能性残る

2015.05.25 11:30 Mon
サンプドリアは24日、セリエA第37節でエンポリと対戦し、敵地で1-1と引き分けた。この結果、インテルにもヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得の可能性がわずかながらに残っている。

後半に先制を許したサンプドリアは、終了間際にFWサミュエル・エトーのゴールで追いついたものの、勝ち点1を得るにとどまった。6位ジェノアとの勝ち点差は4に広がり、順位のうえでは7位以下が確定。EL出場権を逃すこととなった。

だが、ジェノアがUEFAライセンスを取得できていないことで、セリエAは7位のチームにEL出場権が与えられる可能性がある。ジェノアはイタリア五輪委員会(CONI)に上訴しているが、これが棄却されれば、7位のチームにEL出場権が回ることとなる。

そのため、8位インテルにもEL出場の可能性が残った。インテルはサンプドリアと勝ち点3差のため、最終節でインテルが勝ち、サンプドリアが敗れれば、両チームが並ぶ。この場合、直接対決の成績がイーブンのため、総得点で上回るインテルが7位になる。

つまり、最終節でインテルが勝ち、サンプドリアが敗れ、ジェノアの訴えがCONIに認められなければ、インテルがEL出場権を手にすることになるのだ。

だが、サンプドリアは最終節で降格が決まっている最下位のパルマと対戦。勝ち点1でもインテルを上回れるだけに、EL出場に近づいているのはサンプと言えるだろう。

それでも、ライバルであるジェノアのライセンス問題でEL出場権を獲得するとなれば、決して喜べる話ではないのも事実。シニシャ・ミハイロビッチ監督は試合後、次のように述べている。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えた。

「最終節で勝ち、ほかがどうなるかを見なければいけない。ジェノアには賛辞を送らなければいけないね。私はピッチの人間だ。ほかのクラブの災難で我々が欧州の舞台に出ることになっても、それはみじめな慰めでしかない」

それでも、サンプドリアが「素晴らしいシーズン」を過ごしてきたと強調したミハイロビッチ監督は、シーズン後の退任の噂について、「私の未来は次の試合、つまりパルマ戦だ」と述べるにとどまった。


提供:goal.com

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