内田不出場のシャルケ、アウグスブルクとの上位対決でゴールレスドロー《ブンデスリーガ》

▽ブンデスリーガ第27節が5日に開催され、日本代表DF内田篤人の所属するシャルケはアウグスブルクとのアウェイ戦を0-0で終えた。

▽前節終了時点で5位のシャルケ(勝ち点39)と6位のアウグスブルク(勝ち点38)が、来季の欧州カップ戦出場権獲得に向けて重要な一戦を迎えた。シャルケは負傷明けのGKフェールマンが今年初先発で復帰。代表戦明けの内田はベンチスタートとなった。

▽前半はホームのアウグスブルクがペースを掴む。しかし、先に決定機を演出したのはシャルケ。10分、右CKにマティプが頭で合わせるが、このシュートはわずかに枠の左へ外れる。そのシャルケは15分にゴレツカが負傷のためプレー続行不可能となり、アオゴとの交代でベンチに退く。
▽対するアウグスブルクは、19分にセットプレーからチャンスを得る。ゴール前に送られたFKをボックス右のボバディージャが折り返すと、クラバンが混戦の中で押し込みにかかる。しかし、これはシャルケ守備陣に体を張って止められた。

▽ハーフタイムにかけても試合の主導権を握ったアウグスルクは、42分にもゴールに近づく。ホイビュルクが蹴った直接FKが壁に当たると、ルーズボールを拾ったボバディージャがミドルシュートを放ったが、これはわずかに枠の左に外れた。▽迎えた後半は、前節のレバークーゼン戦で長期離脱からの復帰を果たしたファルファンをハーフタイム明けから投入したシャルケが、迫力ある攻撃を見せ始める。そのシャルケは、54分に決定機を演出。高い位置でバイアーからボールを奪ったバルネッタがゴール前のフンテラールにつなぐ。オランダ人ストライカーは思い切りよく左足を振り抜いたが、コースが甘いシュートはGKヒッツに弾かれた。

▽その後、両者共に勝ち点3を目指して前へ出た試合はオープンな展開となるも、スコアが動くことなく終了。勝ち点を分け合った。なお、内田に出場機会は訪れなかった。