初陣を白星で飾ったハリルホジッチ監督「非常に満足」《キリンチャレンジカップ2015》
2015.03.28 01:42 Sat
▽日本代表は27日、大分スポーツ公園総合競技場でキリンチャレンジカップ2015のチュニジア代表戦に臨み、2-0で勝利した。
▽試合後の記者会見に臨んだ日本のヴァイッド・ハリルホジッチ監督はチュニジア戦を振り返り、選手たちの見せた姿勢や戦いぶりを称えつつ、今後も今回のような戦い方を続けていく必要があるとの見解を示した。
◆ヴァイッド・ハリルホジッチ監督(日本代表)
「この試合に関しては非常に満足している。良いリズムで本当に良い試合をしたと思っている。たくさんのリズムの変化を起こした。アグレッシブだったと思う。我々のプレーは非常に速かった。特に前半は速すぎる部分もあったが、ピッチが滑りやすくボールが走ってしまったこともある」
「試合開始直後から勇気とやる気を見せてくれた選手たちに満足している。彼らにブラボーと言いたい。2点取ったが、もっと取れる可能性があった。この勝利は我々にとって非常に大事なものだ。彼らと一緒に数日間を過ごし、合理的な変化を起こしてきた。すぐにすべてに満足するのではなく、この道がこれからも続いていく」
「すぐに2試合目の準備しなければならない。また違うメンバーで臨もうと思っている。多くの選手に機会を与えたいと思っている。そして、途中から入った選手たちも素晴らしかった。本当に満足している。このような戦いを続けていきたい」
「まず機会をもうけたかった。本田や香川、内田といった選手のクオリティはわかっている。今回はほかの選手たちに機会を与えたかった。本当に良い選手がいると思っている。先発した選手たちはやる気とアグレッシブさを見せてくれた」
「本当に良い雰囲気、競争を作れたと思っている。我々のクオリティは組織的な部分であり、それが日本代表の進むべき道だと思っている。そうすれば、相手に多くの問題を起こせると思っている。今日も素晴らしいチームと対戦したが、我々の方が良かったと思うし、成長すると思う」
「今日の内容には本当に満足している。次の試合では、まだ十分に知らないした選手たちにもプレーの機会を与えたい。映像で見ただけでは満足していないし、この目で見て発見したいと思っている。そして6月の試合に向けて準備したい。日本代表に入れる十分な資質を持った選手を発見しなければいけないので、新しい選手を見ていきたい」
――球際の強さ、攻撃面で改善していきたい部分は
「ハイレベルのフットボールは、ご存知のとおりアグレッシブさと球際の強さを要求される。この3日間の練習の中でアグレッシブさという部分にフォーカスしてきた。そうはいっても、球際の部分で強さを感じられない選手もいる。このチームに求めたいのは、戦いに対してこちらから応えるということ。そのためのクオリティはある。さらに高いレベルのメンタリティや勇敢さを求めたい」
「向上させる部分に関してはたくさんある。ボールを奪ったあとのゲーム支配いう部分に満足していない。奪ってから最初のパスが十分ではない。奪ったあとに短いパスを使いすぎている。もっと長いパスを狙ってもいい。スピードを求めたために少し速すぎた部分もあったが、そういった技術的なところが少し欠けていると思う。ただ、ピッチが滑りやすく、パスが速くなってしまった部分もある。今回に関しては、我々が求めたことを、選手たちが真剣にやろうとしてくれた。そういった姿勢は維持してもらいたい」
「彼らは本当に素晴らしい試合をしたと思う。皆さんにもう一度言うが、相手は(FIFAランク)25位のチームだ。日本はまだまだ低いレベルにいる。そういったことを考えたうえで、選手たちを褒めてもらいたい。勝利に関してもだが、彼らが見せたクオリティに関しても褒めてほしい。ただ、もっと点は欲しかった。バーにもポストにも当たった。宇佐美の素晴らしいプレーもあった。本当に美しい組織プレーもあった。それは、今回のエクササイズの中で求めたことであり、アクションは素晴らしかった。ただ、最後のフィニッシュが少し足りなかった」
――後半に向けて選手たちにどのような指示を出して送り出したのか
「まず本田と香川が入ったことでゲームの空気が変わった。とはいえ、チームとして彼らは自分たちのクオリティを示してくれたと思っている。彼(香川)がドルトムントでプレーしているのは偶然ではない。日本代表でキーとなる選手であり、彼らには難しい要求もした」
「それは彼らがかなり高いレベルに到達することができると思っているから。今夜彼らはクオリティを見せてくれた。本当にこの2人が自分の能力を全てを出せば、ゲームの流れを変えることができることを示してくれた。彼らのテクニックだけでなくディシプリン(規律)のところ、丁寧さや勇気、ディフェンスでのアグレッシブさなども彼らは見せてくれた。しかし、チーム全員がそういう部分を見せなければならないと思っている」
――今日の試合で日本代表に要求していた守備面の部分は何%ぐらいできたか。また、攻撃面もどれぐらい要求通りにできたか
「ディフェンス面に関してはミーティングで話したことを踏まえてかなりトレーニングした。その中で各選手に非常に正確にアドバイスを送った。特にどこを説明したかというと、前に行きながらのプレスや下がりながらのプレス、合理的なアプローチをする。今までは引き過ぎていたので、今度はリスクを負いながら前に出て守備をする。恐らく、今日は相手が危険なシチュエーションを作れなかった、もちろんフリーキックの場面で作られたが、危険な場面は少なかったと思う」
「また、ゲームを理解するということを強く要求した。さらに、各ゾーンの役割がある中で、選手に相手にきっちり寄せて相手が簡単にターンできるような形を作らせるなと指示した。毎日毎日、とにかくアプローチしろということを言い続けていた。その部分に関しては彼らを褒めたい。ボールを奪うところでは全員が参加していたが、ボールを奪った後に少し難しいことをしようとする場面も見受けられた」
「ただ、ここまで3回のトレーニングをしただけであり、まだまだ足りない。メンタルのところややる気という部分では全員がよくやってくれたので、褒めたい。(何%できたということに関しては)、表現するのは難しいが、合理的な変化を色んなところで起こせたと思っている。本当に大きな一歩を踏み出すことができたし、それが私の望んだこと。このチームはもっと伸びるはずだ」
「ここまで3日をかけて臨んだ最初の試合だったので、もう少し待ってもらいたい。今後も時間をかけてやっていきたい。このチームには能力がある。こういうことができるということは、たくさん話してきた。とりわけ、後半は良いレベルの試合を見せてくれた。本当に満足している」
――長谷部選手をキャプテンに指名した理由は? また次の試合では今日使った選手をもう一度使うつもりか
「長谷部はチームのロジック。彼は本当にたくさんの試合を代表でこなしており、経験のある選手だ。しかし、彼を正式なキャプテンとして決定的に決めたわけではない。誰がキャプテンになれる資格を有する者なのかを今後見極めていきたい。キャプテンはロッカールームで模範的な存在になれること、試合の中で私の右腕になれることを重視している。キャプテンを誰にするかという結論には時間が必要だ。恐らく、何人かがその資質を持っていると思うが、私にとって大きな問題ではない」
「次の試合に関しては、新しい選手がプレーする。ただ、新しい選手がプレーするといっても、勝利を目指すことが前提だ。ほぼ全員がチャンスを握れると思うが、まだ誰にプレー機会を与えるかは決めていない。それでも、今日プレーしなかったほとんどの選手がプレーすることになると思う。リスクはあるが、色んなプレーヤーの情報がほしい。全ての選手がモチベーションをキープし続けてくれれば、新しい日本が生まれるはずだ」
「新しい野心と勇気を持って戦っていきたいが、まだまだ始まったばかり。いきなり高いレベルのパフォーマンスを見せることは難しく、今後皆を失望させてしまうかもしれない。ただ、私は道を示したつもりだ。これをみんなが受け入れてほしい。そして、日本代表や日本の国民にとって良い道になると思う」
「私は、世界で何が必要なのかを知っている。本当にこの選手たちと仕事ができることがうれしく、ホテルの中での行動、グラウンドでの行動、本当に素晴らしい。彼らの後ろで彼らのことを勇気付けたいと思っているが、必要なときには彼らに対して今後も厳しい要求を続けていく」
▽試合後の記者会見に臨んだ日本のヴァイッド・ハリルホジッチ監督はチュニジア戦を振り返り、選手たちの見せた姿勢や戦いぶりを称えつつ、今後も今回のような戦い方を続けていく必要があるとの見解を示した。
◆ヴァイッド・ハリルホジッチ監督(日本代表)
「この試合に関しては非常に満足している。良いリズムで本当に良い試合をしたと思っている。たくさんのリズムの変化を起こした。アグレッシブだったと思う。我々のプレーは非常に速かった。特に前半は速すぎる部分もあったが、ピッチが滑りやすくボールが走ってしまったこともある」
「すぐに2試合目の準備しなければならない。また違うメンバーで臨もうと思っている。多くの選手に機会を与えたいと思っている。そして、途中から入った選手たちも素晴らしかった。本当に満足している。このような戦いを続けていきたい」
――新戦力が先発し、常連組を後半から入れた狙いは?
「まず機会をもうけたかった。本田や香川、内田といった選手のクオリティはわかっている。今回はほかの選手たちに機会を与えたかった。本当に良い選手がいると思っている。先発した選手たちはやる気とアグレッシブさを見せてくれた」
「本当に良い雰囲気、競争を作れたと思っている。我々のクオリティは組織的な部分であり、それが日本代表の進むべき道だと思っている。そうすれば、相手に多くの問題を起こせると思っている。今日も素晴らしいチームと対戦したが、我々の方が良かったと思うし、成長すると思う」
「今日の内容には本当に満足している。次の試合では、まだ十分に知らないした選手たちにもプレーの機会を与えたい。映像で見ただけでは満足していないし、この目で見て発見したいと思っている。そして6月の試合に向けて準備したい。日本代表に入れる十分な資質を持った選手を発見しなければいけないので、新しい選手を見ていきたい」
――球際の強さ、攻撃面で改善していきたい部分は
「ハイレベルのフットボールは、ご存知のとおりアグレッシブさと球際の強さを要求される。この3日間の練習の中でアグレッシブさという部分にフォーカスしてきた。そうはいっても、球際の部分で強さを感じられない選手もいる。このチームに求めたいのは、戦いに対してこちらから応えるということ。そのためのクオリティはある。さらに高いレベルのメンタリティや勇敢さを求めたい」
「向上させる部分に関してはたくさんある。ボールを奪ったあとのゲーム支配いう部分に満足していない。奪ってから最初のパスが十分ではない。奪ったあとに短いパスを使いすぎている。もっと長いパスを狙ってもいい。スピードを求めたために少し速すぎた部分もあったが、そういった技術的なところが少し欠けていると思う。ただ、ピッチが滑りやすく、パスが速くなってしまった部分もある。今回に関しては、我々が求めたことを、選手たちが真剣にやろうとしてくれた。そういった姿勢は維持してもらいたい」
「彼らは本当に素晴らしい試合をしたと思う。皆さんにもう一度言うが、相手は(FIFAランク)25位のチームだ。日本はまだまだ低いレベルにいる。そういったことを考えたうえで、選手たちを褒めてもらいたい。勝利に関してもだが、彼らが見せたクオリティに関しても褒めてほしい。ただ、もっと点は欲しかった。バーにもポストにも当たった。宇佐美の素晴らしいプレーもあった。本当に美しい組織プレーもあった。それは、今回のエクササイズの中で求めたことであり、アクションは素晴らしかった。ただ、最後のフィニッシュが少し足りなかった」
――後半に向けて選手たちにどのような指示を出して送り出したのか
「まず本田と香川が入ったことでゲームの空気が変わった。とはいえ、チームとして彼らは自分たちのクオリティを示してくれたと思っている。彼(香川)がドルトムントでプレーしているのは偶然ではない。日本代表でキーとなる選手であり、彼らには難しい要求もした」
「それは彼らがかなり高いレベルに到達することができると思っているから。今夜彼らはクオリティを見せてくれた。本当にこの2人が自分の能力を全てを出せば、ゲームの流れを変えることができることを示してくれた。彼らのテクニックだけでなくディシプリン(規律)のところ、丁寧さや勇気、ディフェンスでのアグレッシブさなども彼らは見せてくれた。しかし、チーム全員がそういう部分を見せなければならないと思っている」
――今日の試合で日本代表に要求していた守備面の部分は何%ぐらいできたか。また、攻撃面もどれぐらい要求通りにできたか
「ディフェンス面に関してはミーティングで話したことを踏まえてかなりトレーニングした。その中で各選手に非常に正確にアドバイスを送った。特にどこを説明したかというと、前に行きながらのプレスや下がりながらのプレス、合理的なアプローチをする。今までは引き過ぎていたので、今度はリスクを負いながら前に出て守備をする。恐らく、今日は相手が危険なシチュエーションを作れなかった、もちろんフリーキックの場面で作られたが、危険な場面は少なかったと思う」
「また、ゲームを理解するということを強く要求した。さらに、各ゾーンの役割がある中で、選手に相手にきっちり寄せて相手が簡単にターンできるような形を作らせるなと指示した。毎日毎日、とにかくアプローチしろということを言い続けていた。その部分に関しては彼らを褒めたい。ボールを奪うところでは全員が参加していたが、ボールを奪った後に少し難しいことをしようとする場面も見受けられた」
「ただ、ここまで3回のトレーニングをしただけであり、まだまだ足りない。メンタルのところややる気という部分では全員がよくやってくれたので、褒めたい。(何%できたということに関しては)、表現するのは難しいが、合理的な変化を色んなところで起こせたと思っている。本当に大きな一歩を踏み出すことができたし、それが私の望んだこと。このチームはもっと伸びるはずだ」
「ここまで3日をかけて臨んだ最初の試合だったので、もう少し待ってもらいたい。今後も時間をかけてやっていきたい。このチームには能力がある。こういうことができるということは、たくさん話してきた。とりわけ、後半は良いレベルの試合を見せてくれた。本当に満足している」
――長谷部選手をキャプテンに指名した理由は? また次の試合では今日使った選手をもう一度使うつもりか
「長谷部はチームのロジック。彼は本当にたくさんの試合を代表でこなしており、経験のある選手だ。しかし、彼を正式なキャプテンとして決定的に決めたわけではない。誰がキャプテンになれる資格を有する者なのかを今後見極めていきたい。キャプテンはロッカールームで模範的な存在になれること、試合の中で私の右腕になれることを重視している。キャプテンを誰にするかという結論には時間が必要だ。恐らく、何人かがその資質を持っていると思うが、私にとって大きな問題ではない」
「次の試合に関しては、新しい選手がプレーする。ただ、新しい選手がプレーするといっても、勝利を目指すことが前提だ。ほぼ全員がチャンスを握れると思うが、まだ誰にプレー機会を与えるかは決めていない。それでも、今日プレーしなかったほとんどの選手がプレーすることになると思う。リスクはあるが、色んなプレーヤーの情報がほしい。全ての選手がモチベーションをキープし続けてくれれば、新しい日本が生まれるはずだ」
「新しい野心と勇気を持って戦っていきたいが、まだまだ始まったばかり。いきなり高いレベルのパフォーマンスを見せることは難しく、今後皆を失望させてしまうかもしれない。ただ、私は道を示したつもりだ。これをみんなが受け入れてほしい。そして、日本代表や日本の国民にとって良い道になると思う」
「私は、世界で何が必要なのかを知っている。本当にこの選手たちと仕事ができることがうれしく、ホテルの中での行動、グラウンドでの行動、本当に素晴らしい。彼らの後ろで彼らのことを勇気付けたいと思っているが、必要なときには彼らに対して今後も厳しい要求を続けていく」
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