セビージャ、連覇に一歩前進「優勝は考えず次の2試合を楽しみたい」とエメリ

セビージャは19日に行われたヨーロッパリーグ2回戦2ndレグ、ビジャレアル戦に2-1の勝利を収め、2戦合計5-2で準々決勝進出を果たした。ウナイ・エメリ監督は勝利を喜ぶとともに、今後の戦いを楽しみたいという姿勢を見せている。

敵地で先勝して優位に立っていたセビージャは69分、コロンビア代表FWカルロス・バッカがオフサイドラインを破って抜け出し、クロスを受けたスペイン人MFビセンテ・イボーラが難なく押し込んで先制点を奪った。

ビジャレアルもその数分後にメキシコ代表FWジョバニ・ドス・サントスが直接FKを決めて追いついたが、83分にはフランス代表DFブノワ・トレムリナスのクロスから交代出場のスペイン人MFデニス・スアレスがヘディングを決めて勝ち越し。連勝を収めたセビージャが8強進出を果たした。

試合後のエメリ監督のコメントを、クラブ公式サイトやスペインメディアが伝えている。

「このチームは成熟してきている。チームは昨年成長することができた。何人かの主力が去って行っても、残った選手たちが新たに加わった選手たちを助け、ELでの強敵相手の試合で戦えるようにしてくれている」

「期待は大きければ大きい方がいい。これで我々はELであと1カ月は大きな期待を持ち続けることができる。どのチームと2試合を戦うかは分からないが、またとない挑戦として楽しみたい」

20日には準々決勝の組み合わせ抽選が行われるが、決勝トーナメントに入ってボルシアMGとビジャレアルを撃破したことが自信になるとエメリ監督は語った。

「(今後の対戦相手は)非常に良いチームばかりだが、これまでにも我々は2つの強敵と対戦し、それを乗り越えてきた。だからこそ今は次を待つことができる。それが我々の考え方だ」

「準々決勝に進めれば優勝できているというデータに意味はない。それで決勝まで進めるわけではない。次のラウンドのことを考えるだけだ。優勝することではなく、次の2試合を楽しむことを考えたい」


提供:goal.com