代理人はチャルハノールのレバークーゼン退団を推さず、「これ以上望むことはない」

レバークーゼンのトルコ代表MFハカン・チャルハノールは、今後数年も同クラブに残るかもしれない。先日バルセロナからの関心をほのめかした代理人が、同選手のレバークーゼンでの状況について「これ以上望むことはない」と満足感を示している。

チャルハノールは、昨夏ハンブルガーSV(HSV)から移籍金1450万ユーロ(約18億6000万円)でレバークーゼンに加入。直接FKからの高い得点力を誇り、チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグでは昨季準優勝のアトレティコ・マドリー相手にゴールを決めた。

代理人を務めるベクタス・デミルタス氏は、ドイツ『キッカー』で、補強禁止処分を科されているバルセロナの関心については「周囲から知ったことで具体的ではない」と認めつつ、次のように続けている。

「今もまだチャンピオンズリーグに残っている2クラブから問い合わせがあった。ハカンに対し、(他クラブから)2500万ユーロ(約32億円)の獲得オファーを繰り出すのは簡単。でも決めるのはレバークーゼンだ。ハカンの契約にはバイアウト条項が存在しない。それに、レバークーゼンが2500万ユーロのオファーに悩まされることはないだろう」

また、チャルハノールの移籍を急がせないとも強調した。

「我々は非常に満足している。動きをしかけることはない。彼はここで素晴らしく成長しているからね。今、クラブに対して何かを誓っても仕方ない。でもハカンは(ロジャー・シュミット)監督と素晴らしい関係を持ち、チームの主力でもある。最高の環境だね。これ以上望むことはないよ」

「マリオ・ゲッツェの方が数ユーロ多く稼いでいるかもしれない。彼が幸せかどうかは知らない。ハカンは全面的に幸せだよ。サッカーではすべてを除外することはできないが、ハカンがこの夏に移籍することは想像できないね」
提供:goal.com