ハリル氏基本合意 霜田氏細部調整へ渡欧

2015.02.28 09:00 Sat
日本サッカー協会が、次期日本代表監督候補のバヒド・ハリルホジッチ氏(62=ボスニア・ヘルツェゴビナ)と、年俸で基本合意したことが27日、分かった。日本協会は年俸200万ユーロ(約2億7000万円)を用意し、既に同監督に口頭で意思を打診。了承を得たことで、霜田正浩強化担当技術委員長(48)が渡欧した。この日、書面上での提示をしたとみられ、今後は細部条件などの調整に入る。(金額は推定)

日本協会とハリルホジッチ氏サイドが、年俸面で基本合意に達した。霜田強化担当技術委員長が、8日から21日まで欧州に滞在していた間に同氏側と接触。推定年俸200万ユーロを口頭で打診し、了承を得ていた模様だ。21日に帰国した後、霜田氏は「この前はあくまでも調査に行ったもの」とした上で「収穫は当然ある。今回は決めに行く」と語っていた。その収穫が、年俸面での基本合意だったようだ。

霜田氏は26日に再び渡欧。27日には書面で提示し、オファーを出したとみられる。渡欧のスケジュールについても、出発前夜に「相手があることなので。相手側が『この日に来てくれ』と言うのを、調整してからでないと行けない」と話していた。日程が調整できたことで素早い行動に出た。大仁会長との会談も25日には終えており、準備は整った。

原博実専務理事は交渉の進捗(しんちょく)状況について「話せる時が来たら話す」と言い、報道陣からの話せる時は近いかという質問には「ノーコメント。交渉なので」と話すにとどめた。

霜田氏は今後、スタッフやその家族などの付帯条件を含めた、詰めの作業に入る。ハリルホジッチ氏は62歳だが、25日に大仁会長は「私も70歳。その人次第」と語っている。W杯ロシア大会時に65歳となる年齢も障害にはならない。欧州で、次期日本代表監督へ向けての準備は着々と進んでいる。

◆バヒド・ハリルホジッチ 1952年10月15日、旧ユーゴスラビア(現ボスニア・ヘルツェゴビナ)のヤブラニカに生まれる。フランス1部ナントなどで活躍したFWで、ユーゴスラビア代表で15試合で8点。母国ベレジュで指導者になり、パリサンジェルマンではフランス杯を制覇。リールでは仏年間最優秀監督。08年にコートジボワール代表監督に就任し、10年W杯南アフリカ大会出場権を獲得した後、本大会前に解任。14年W杯ブラジル大会ではアルジェリア代表を16強に導いた。家族は夫人と子ども2人。182センチ。元日本代表監督のオシム氏との親交も深い。

<ここまでの流れ>
▼3日 アギーレ監督解任後、技術委員会。代表や欧州CLなどでの実績があることを再確認。

▼6日 2度目の技術委員会。スパレッティ氏、ラウドルップ氏、オリベイラ氏ら有力候補を5人に絞る。大枠は10人。

▼8日 霜田氏が極秘出国。本格調査を開始。

▼11日 スパレッティ氏が本命に浮上。後にゼニトとの契約が残っていることが判明。対抗馬にラウドルップ氏、3番手にマガト氏。

▼21日 ハリルホジッチ氏らフリーの監督を中心に関係者らと接触し霜田氏が帰国。

▼22日 臨時技術委員会。ハリルホジッチ氏が、交渉の優先順位最上位であることを確認。

提供:日刊スポーツ

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