インテル、カリアリに競り勝ち今季初のリーグ戦3連勝《セリエA》
2015.02.24 07:00 Tue
▽リーグ戦9位のインテルは23日、敵地サン・エリアで開催されたセリエA第24節で18位のカリアリと対戦し、2-1で勝利した。なお、インテルのDF長友は負傷のため招集外となった。
▽インテルは、パレルモとアタランタを続けて撃破し、今季2度目のリーグ戦2連勝を達成。また、直近のELセルティック戦では試合終了間際の失点で追いつかれるも、敵地での1stレグを3-3のドローで終え、ベスト16進出に向けて優位に立った。
▽マンチーニ監督はセルティック戦から中3日となるカリアリ戦で先発メンバー4人を変更。セルティック戦でゴールを記録したシャキリとパラシオがベンチスタートとなり、代わってコバチッチとポドルスキが先発入り。また、右足首を負傷した守護神のハンダノビッチに代わって、控えGKカリッソが公式戦2試合連続でゴールマウスを守った。
▽立ち上がりから中盤での主導権争いが続く。2トップの一角を務めるポドルスキが頻繁に中盤に下りて数的優位を作り出すインテルは、徐々にボールポゼッションを高めていくが、なかなかフィニッシュに持ち込むことができない。8分にはセットプレーの流れからボックス左のグアリンがバイシクルシュートを狙うが、これは枠を捉えることができなかった。
▽拮抗した展開が続く中、インテルに絶好の先制機が訪れる。18分、ハーフウェイライン付近でロングボールを収めたイカルディが、裏に走り込むポドルスキに絶妙なフィードを通す。深い切り返しでDF2枚をかわしたポドルスキは、さらに飛び出したGKをドリブルでかわすが、右足でのシュートを逡巡。結局、最後はボックス左のブロゾビッチがシュートを放つが、これは枠を大きく外れる。続く24分には左サイド深くに侵攻したサントンから絶妙なクロスがゴール前に入るが、ポドルスキのヘディングシュートは枠の右に外れた。
▽一方、守る時間が長かったカリアリは、簡単に裏を取られる場面が散見されたものの、GKブルキッチを中心に要所での粘り強い守備で失点を許さない。また、スタートの[4-3-3]からムポクとコップを最前線に並べ、コッスをトップ下に配した[4-3-1-2]にシステム変更したことが功を奏し、ムポクを起点としたカウンターアタックが機能。良い形で試合を折り返した。
▽枠内シュート8本を打ちながら前半に1点も奪えなかったインテルだったが、後半最初の決定機をゴールに結びつける。47分、前線で味方からの縦パスをコバチッチが巧みなフリックで左サイドに流す。そして、ポドルスキが浮き球で折り返したボールを受けたボックス中央のイカルディが潰れると、こぼれ球に反応したコバチッチが左足のシュートをゴール左隅に決めた。
▽後半開始早々に先制点を奪ったインテルはここから畳み掛けたいところだったが、カリアリの猛攻に晒される。前半に存在感を見せたムポクを起点に鋭い攻めを見せるカリアリの攻撃に対して、中盤でフィルターが効かないインテルの守備は完全に後手を踏む。57分にはボックス内に抜け出したコッスに決定的な場面を許すが、ここは相手のシュートミスに助けられる。続く58分にはファン・ジェススに競り勝ったムポクにボックス右へ持ち込まれるも、股間を狙ったU-21ベルギー代表FWのシュートはGKカリッソが何とかブロックした。
▽あわや同点というピンチを何とか切り抜けたインテルは68分に追加点を挙げる。高い位置でボールを奪ったメデルのスルーパスをボックス右で受けたイカルディが巧みなフェイントで対面のDFを外し、左足のコントロールシュートを放つ。これがゴール左隅に決まった。
▽この追加点で勝負ありと思われたが、降格圏脱出に向けて勝ち点がほしいカリアリが粘りを見せる。74分、相手陣内でロングボールを受けた途中出場のロンゴが胸トラップから右足を一閃。ボックス手前から放たれた強烈なシュートは右ポストを叩くも、この跳ね返りがGKカリッソの背中に当たってゴールネットに吸い込まれた。
▽試合終盤にかけてはドドやエルナネスを投入し、逃げ切りを図るインテルに対して、同点を目指すカリアリが攻勢を見せた。だが、ムポクやコンティのミドルシュートはGKカリッソの好守などに阻まれ、試合は2-1のままタイムアップ。苦しみながらもカリアリに勝利したインテルが、今季初のリーグ戦3連勝を飾った。
▽インテルは、パレルモとアタランタを続けて撃破し、今季2度目のリーグ戦2連勝を達成。また、直近のELセルティック戦では試合終了間際の失点で追いつかれるも、敵地での1stレグを3-3のドローで終え、ベスト16進出に向けて優位に立った。
▽マンチーニ監督はセルティック戦から中3日となるカリアリ戦で先発メンバー4人を変更。セルティック戦でゴールを記録したシャキリとパラシオがベンチスタートとなり、代わってコバチッチとポドルスキが先発入り。また、右足首を負傷した守護神のハンダノビッチに代わって、控えGKカリッソが公式戦2試合連続でゴールマウスを守った。
▽拮抗した展開が続く中、インテルに絶好の先制機が訪れる。18分、ハーフウェイライン付近でロングボールを収めたイカルディが、裏に走り込むポドルスキに絶妙なフィードを通す。深い切り返しでDF2枚をかわしたポドルスキは、さらに飛び出したGKをドリブルでかわすが、右足でのシュートを逡巡。結局、最後はボックス左のブロゾビッチがシュートを放つが、これは枠を大きく外れる。続く24分には左サイド深くに侵攻したサントンから絶妙なクロスがゴール前に入るが、ポドルスキのヘディングシュートは枠の右に外れた。
▽前半半ばを過ぎると、試合は完全にインテルペース。29分には左サイド深くでパスを受けたサントンの丁寧な折り返しをボックス左のブロゾビッチがダイレクトシュート。このシュートはGKブルキッチの好守に遭うが、こぼれ球に反応したイカルディがすかさずシュートする。だが、ここは相手DFの決死のシュートブロックに遭い、先制点とはならず。その後もインテルはイカルディやポドルスキ、グアリンに決定機が訪れたが、決め手を欠き前半のうちにリードを奪うことはできなかった。
▽一方、守る時間が長かったカリアリは、簡単に裏を取られる場面が散見されたものの、GKブルキッチを中心に要所での粘り強い守備で失点を許さない。また、スタートの[4-3-3]からムポクとコップを最前線に並べ、コッスをトップ下に配した[4-3-1-2]にシステム変更したことが功を奏し、ムポクを起点としたカウンターアタックが機能。良い形で試合を折り返した。
▽枠内シュート8本を打ちながら前半に1点も奪えなかったインテルだったが、後半最初の決定機をゴールに結びつける。47分、前線で味方からの縦パスをコバチッチが巧みなフリックで左サイドに流す。そして、ポドルスキが浮き球で折り返したボールを受けたボックス中央のイカルディが潰れると、こぼれ球に反応したコバチッチが左足のシュートをゴール左隅に決めた。
▽後半開始早々に先制点を奪ったインテルはここから畳み掛けたいところだったが、カリアリの猛攻に晒される。前半に存在感を見せたムポクを起点に鋭い攻めを見せるカリアリの攻撃に対して、中盤でフィルターが効かないインテルの守備は完全に後手を踏む。57分にはボックス内に抜け出したコッスに決定的な場面を許すが、ここは相手のシュートミスに助けられる。続く58分にはファン・ジェススに競り勝ったムポクにボックス右へ持ち込まれるも、股間を狙ったU-21ベルギー代表FWのシュートはGKカリッソが何とかブロックした。
▽あわや同点というピンチを何とか切り抜けたインテルは68分に追加点を挙げる。高い位置でボールを奪ったメデルのスルーパスをボックス右で受けたイカルディが巧みなフェイントで対面のDFを外し、左足のコントロールシュートを放つ。これがゴール左隅に決まった。
▽この追加点で勝負ありと思われたが、降格圏脱出に向けて勝ち点がほしいカリアリが粘りを見せる。74分、相手陣内でロングボールを受けた途中出場のロンゴが胸トラップから右足を一閃。ボックス手前から放たれた強烈なシュートは右ポストを叩くも、この跳ね返りがGKカリッソの背中に当たってゴールネットに吸い込まれた。
▽試合終盤にかけてはドドやエルナネスを投入し、逃げ切りを図るインテルに対して、同点を目指すカリアリが攻勢を見せた。だが、ムポクやコンティのミドルシュートはGKカリッソの好守などに阻まれ、試合は2-1のままタイムアップ。苦しみながらもカリアリに勝利したインテルが、今季初のリーグ戦3連勝を飾った。
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