独メディア:ロイス獲得に動いていたのは8クラブ バイエルンのみドルトムントに知らせず?
先日、ボルシア・ドルトムントとの契約延長に至ったドイツ代表MFマルコ・ロイスだが、その代理人には昨年9月時点で欧州8つのビッグクラブから打診が届いていたようだ。ドイツ『シュポルトビルト』が18日にそのクラブ名を伝え、ドルトムントとバイエルン・ミュンヘンの関係悪化となり得る要因も明かされている。
シーズン開幕前のインタビューでバイエルン・ミュンヘンのカール=ハインツ・ルンメニゲCEOは、ロイスの契約に移籍金を2500万ユーロに設定する解除条項が盛り込まれていると語っていた。その行為をドルトムント側は激しく批判し、またそれをきっかけに両クラブの関係が悪化したことが伝えられてきている。
今回の『シュポルトビルト』の報道によると、ロイス本人もルンメニゲCEOの発言に不快感を抱いたとのこと。また同メディアは、ドルトムントがバイエルンに怒りを覚える理由がそれでけではなかったとしている。
ロイスが所属するスポーツトータル社には昨年9月、バイエルンのほか、アーセナル、リバプール、パリ・サンジェルマン、バルセロナ、レアル・マドリー、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッドからの打診が届いたという。しかしその際、ドルトムントの首脳陣に対して代理人に打診したことを知らせなかったクラブはバイエルンのみだったとのことだ。
国際サッカー連盟(FIFA)の規則では、現所属クラブと6カ月以上の契約を残すプレーヤーの獲得を試みる際、そのプレーヤーの所属するクラブにそれを通知することが義務付けらている。だが、調査の段階で多数の選手を扱うエージェントと接触することは、厳密には規則違反であるものの起こり得る現状であるとも言える。
しかし、『シュポルトビルト』が伝えているように、バイエルンのみがドルトムントに通知しなかったことが事実であれば、バイエルン側としても少々後味が悪いのも確かだ。ドルトムントのハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOは先日、『キッカー』で改めてバイエルンに批判の言葉を向けたが、その理由の一つは、バイエルンが業界の約束事を守らなかったことにあるかもしれない。
提供:goal.com
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