岡崎、アジア杯得点量産で「成り上がる」

2015.01.03 09:10 Sat
日本代表FW岡崎慎司(28=マインツ)が、アジア杯(オーストラリア)で成り上がる。リーグ戦を半分消化した今季は16試合8得点で、昨季も15得点と、プレミアなどのクラブから注目されている。11年の前回大会(ドーハ)後、DF長友佑都(28)がインテルミラノに移籍したように岡崎もアジア杯でブレークし、成功街道を駆け上る。日本代表は2日に国内最後の練習を行い、夜にオーストラリアに向けて出発した。

一点の迷いもなかった。岡崎は、午前の練習を終えると「チームが勝つには自分のゴールが必要だし、僕自身がのし上がるにもゴールが必要です。ゴールを積み重ねていかないと、現状維持するだけで、発展はない。今より上を目指したい」と、アジア杯での得点量産に向けて意気込んだ。

のし上がる-。4年前を思い出す。アジア杯で結果を出した長友が、チェゼーナからインテルミラノに引っ張られた。それまで、リーグ戦でコンスタントに活躍したことに加え、アジアでの活躍が決め手となった。岡崎も現在、プレミアのトットナムなどビッグクラブから注目されており、活躍次第では、この冬の移籍も夢ではない。

「目指している上とは、プレー面の成長もそうだけど、チームが変わったり、戦うリーグが変わったりすることもある。結果を出せば、上につながる。それがヨーロッパのいいところ」と、ビッグクラブ移籍のイメージを膨らませた。

ブンデスリーガでは現在、前半戦の17試合が終わり、岡崎は16試合に出場して8得点を記録した。昨季の15得点を上回るペースだ。「昨シーズンと今シーズンは、得点の質が違うと思っています。昨シーズンは1試合2得点とか多く、プレーにむらがあった。でも、今シーズンは1試合1得点が多くで、自分が得点できなくてもPKをもらったり、チーム貢献度は高い」と成長を自覚している。

昨季までは、必要以上に仲間を気遣ったが、今季はひと味違う。「ボールが来ないと、90分間なんにもできない試合も多かったけれど、今シーズンからは自分が好きなところにボールを呼び込む動きをするし、チームメートに要求もしている。それを代表でもやります」。進化し続ける岡崎が、最前線で本田らを操り、アジア杯を連覇し、成功をつかむ。【盧載鎭】

提供:日刊スポーツ

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