岡崎と本田が選出 『ESPN』が選ぶ2014年のアジア選手ベスト10

▽『ESPN』は21日、同メディアが選ぶ2014年のアジア選手ベスト10を発表した。日本代表からは、マインツFW岡崎慎司が2位に、ミランMF本田圭佑が8位に選出されている。▽『ESPN』が選出した2014年に活躍したアジア選手の頂点に立ったのは、レバークーゼンに所属する韓国代表FWソン・フンミン(22)。同メディアは「ワールドカップやブンデスリーガ、チャンピオンズリーグでも良いパフォーマンスを残した。22歳という年齢を考えれば、今後も成長する可能性がある」と称賛し、今後の活躍にも注目した。▽『ESPN』は、2位に入った岡崎について次のような評価を下している。
「本田や香川(真司)と並び、素晴らしい日本代表トリオの一角を担っている。今季の岡崎は、より知名度の高い日本代表選手たちから、嫉妬されるような活躍を見せている。あまり魅力的とはいえないマインツでプレーしている岡崎は、他の日本代表選手たちほどの称賛を受けていない。しかし、その状況がより一層、クラブにおける彼の功績を印象づけている。今季の彼は“もうひとりのシンジ”よりも順調なシーズンを過ごしていると言えるだろう」

▽また8位に入った本田については次のようなコメントが添えられている。「今年1月にミランに加入した本田は、クラブや代表で苦しい時期を過ごした。しかし、フィリッポ・インザーギ新監督の下、昨シーズンの期待外れな結果を補うパフォーマンスを見せ、ロッソネリのスター選手の一員に加わった。ミランがチャンピオンズリーグに復帰するなら、本田は正当な称賛を受けることになるだろう」

▽なお、3位には2014年のアジア最優秀選手賞に輝いたアル・ヒラルのサウジアラビア代表FWナシル・アルシャムラニ(31)が選出。ACLの大会MVPに輝いたウェスタン・シドニー・ワンダラーズの元オーストラリア代表GKアンテ・コヴィッチ(39)も6位に選ばれている。

▽今回、『ESPN』が発表した2014年のアジア選手ベスト10は以下の通り。

◆『ESPN』が選ぶ2014年のアジア選手トップ10
1位 ソン・フンミン(韓国代表/レバークーゼン)

2位 岡崎慎司(日本代表/マインツ)

3位 ナシル・アルシャムラニ(サウジアラビア代表/アル・ヒラル)

4位 アシラフ・ヌーマン(パレスチナ代表/アル・ファイサリー)

5位 メフルダド・プーラディ(イラン代表/アル・シャハニヤ)

6位 アンテ・コヴィッチ(元オーストラリア代表/ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ)

7位 キ・ソンヨン(韓国代表/スウォンジー)

8位 本田圭佑(日本代表/ミラン)

9位 ティム・ケイヒル(オーストラリア代表/ニューヨーク・レッドブルズ)

10位 ブーアッラーム・フーヒー(カタール代表/アル・アラビ)