ドローに終わったクロアチア戦を振り返るミゲル監督「正当な結果」《フットサル国際親善試合》

▽18日に行われた国際親善試合のフットサル日本代表vsフットサルクロアチア代表は1-1のドローに終わった。試合後、日本代表のミゲル・ロドリゴ監督が会見に出席した。ミゲル監督のコメントは以下の通り。

──試合を振り返って
「正当な結果に終わったと感じています。前半に関して言えば、日本がゲームを支配できていて決定機も作りましたが決めきることができませんでした。後半の立ち上がりに向こうがギア上げてきましたが、加藤の投入を起点にプレッシングが機能しだしたと思います。その結果、自分たちのゲームに戻せました。パワープレーに関しては双方に決定機があり、向こうは決めて、こっちは決めきれませんでした。妥当な結果だと感じています」

──国内のデビュー戦で代表初ゴールを挙げた加藤への評価は
「これまでも見てきていた選手ですし、イタリア遠征にも参加して高いパフォーマンスを示していたので、確信を持っていました。国内のデビュー戦で臆することなくプレーしてくれました。今の代表は、1つのファミリーとして構成が出来上がっています。戦術面や関係性などができています。なので、その中に入ることは簡単だったと思いますし、今日のプレーでも緊張せずにいつも以上のパフォーマンスを見せてくれました。予想していたことですが、嬉しく思います」
──昨日の時点で先発を明かしていたGK関口選手への評価は
「特に後半の立ち上がりに3度の決定機を防いでくれました。持ち味であるスピードでピンチを救ってくれて、今日の目玉だったと思います。まだまだ若くて期待が持てる選手です。イタリア遠征でも持ち味発揮して、現地では猫とあだ名がつくほどのスピードを見せていました。そのパフォーマンスを今日も見せてくれました。代表とクラブのパフォーマンスでは、代表の方が良いくらいで、それほど度胸がある選手です。またテレビ受けするイケメンです(笑)。テレビで写り映えが良いことも重要だと思っています」

──森岡選手のクラブと代表でのパフォーマンスに差を感じているか
「35歳という年齢にもかかわらず高いパフォーマンを見せてくれます。彼は攻撃面で決定的な働きができる選手です。クラブでは他の選手との役割で持ち味が光っています。ただ、代表では守備面の割合もあるためスタイルが違うということです。パワーの掛け方が違います。それでも、決定的な選手であり、ゲームを変える力を持った選手です」──ベンフィカで活躍する逸見選手の招集は
「確かに長い時間、招集できていません。ただ、今のチームは彼がいなくてもアジアを制覇することができました。そう考えると代表へのハードルは高まっているように感じます。ただ、良い選手に関しては常に代表の門戸は開かれています。彼が良い選手であればいつでも招集するでしょう」

「今は怪我していて3、4カ月のじん帯損傷と聞いています。また、アジア選手権で招集できなかったのはAFCとヨーロッパのスケジュールがかみ合っていなかったからです。そこについては改善が図られると聞いています。事実として彼のタレントは明らかで、世界でも認められた選手です。世界のトッププレーヤーがこのチームに参加すれば、プラスはあってもマイナスはないと思っています」

──前鈍内選手を起用しなかった理由は
「今日の試合に関してはある程度のメンバーでローテーションをして戦うことを決めていました。セットを変えるために残りのメンバーから選ぶ際にも、加藤のプレッシングにかけました。ただ、神戸の試合では、彼にも出てもらうつもりです」