長友フル出場のインテルがマンチーニ新体制でリーグ戦初勝利《セリエA》
2014.12.16 07:07 Tue
▽リーグ戦12位に低迷するインテルは15日、敵地マルカントニオ・ベンテゴーティで行われたセリエA第15節で16位のキエーボと対戦し2-0で勝利した。なお、左サイドバックで先発したインテルの日本代表DF長友佑都はフル出場している。
▽前節、かつての指揮官ストラマッチョーニ率いるウディネーゼに逆転負けを喫したインテルは、またしてもマンチーニ新体制でのリーグ戦初勝利を逃した。リーグ戦6試合ぶりの勝利を目指すチームは、リーグ戦5試合無敗と復調の気配を見せるキエーボのホームに乗り込んだ。直近に行われたELカラバフ戦で多数の主力を温存したマンチーニ監督は、今回のキエーボ戦で長友やイカルディ、グアリンなどの主力をスタメンに復帰させた。
▽直近に行われたELで温存されて休養十分のインテルの選手たちは、立ち上がりからエンジン全開。ダンブロージオと長友の両サイドバックが積極的に攻め上がり攻撃に絡んでいく。開始2分、味方からのフィードに反応したイカルディがボックス右からマイナスの折り返しを送ると、これをバイタルエリアに走り込んだコバチッチが右足ダイレクトでシュートする。だが、このシュートは相手DFのブロックに阻まれる。その後も2トップの裏への飛び出しを軸に勢いのある仕掛けを見せた。
▽一方、コンパクトな[4-4-2]の布陣で堅守速攻を狙うキエーボは、素早い守備から攻撃への切り替えで鋭いカウンターを仕掛けていく。9分にはセットプレーの流れからボックス外でイスコが放ったシュートが相手DFにディフレクトし、ゴール前にこぼれる。このルーズボールに反応したパロスキがゴール至近距離からヘディングシュートを放つも、ここはGKハンダノビッチのセーブに阻まれた。
▽一進一退の攻防が続く中、19分に試合の均衡が破れる。グアリンを起点とした仕掛けから長友の左クロスが相手DFにディフレクトし、ボックス中央に高く上がる。これをファーサイドのイカルディが頭で折り返すと、グアリンがうまく潰れて空けたスペースに飛び込んだコバチッチが右足でゴールネットに蹴り込んだ。
▽先制したものの押し込まれる形で前半を終えたインテルは、後半開始直後に相手ゴールを急襲する。ボックス左でクズマノビッチからパスを受けた長友がやや角度のないところから左足でシュートを放つ。しかし、このシュートはわずかに枠の右へと外れた。
▽後半最初のゴールチャンスを逸したインテルは、試合の流れまで相手に渡してしまい、再び劣勢を強いられる。48分と49分には相手の鋭いカウンターを浴びてパロスキとメッジョリーニの2トップに続けて決定機を作られるが、ここはオフサイドの判定などに救われ、何とか失点を回避した。
▽その後も相手の鋭いカウンターに晒されてリズムを掴み切れないインテルだったが、セットプレーの流れから貴重な追加点を奪う。55分、ボックス左でダンブロージオの上げた低いクロスを、中央にタイミング良く飛び出したラノッキアが左足のボレーでゴール右に流し込んだ。
▽試合のペースを握りながら2失点目を喫したキエーボは、64分にパロスキとビルサをベンチに下げてM・ロペスとボッタを投入。だが、結果的にこの交代が裏目に出る。72分、クズマノビッチとの競り合いで顔面を殴打したボッタがイエローカードをもらうと、さらに主審への抗議でもう1枚カードをもらい、投入からわずか8分で退場処分となり、反撃ムードに水を差してしまった。
▽一方、2点のリードに加え数的優位を手にしたインテルは75分過ぎにドドとエムビラを投入し、中盤の枚数を増やして逃げ切り態勢に入る。その後も危なげなくゲームをコントロールしたチームは、第9節のサンプドリア戦以来となるクリーンシートで試合を締めくくった。リーグ戦6試合ぶり勝利のインテルが、マンチーニ新体制のリーグ戦初白星を手にした。
▽前節、かつての指揮官ストラマッチョーニ率いるウディネーゼに逆転負けを喫したインテルは、またしてもマンチーニ新体制でのリーグ戦初勝利を逃した。リーグ戦6試合ぶりの勝利を目指すチームは、リーグ戦5試合無敗と復調の気配を見せるキエーボのホームに乗り込んだ。直近に行われたELカラバフ戦で多数の主力を温存したマンチーニ監督は、今回のキエーボ戦で長友やイカルディ、グアリンなどの主力をスタメンに復帰させた。
▽直近に行われたELで温存されて休養十分のインテルの選手たちは、立ち上がりからエンジン全開。ダンブロージオと長友の両サイドバックが積極的に攻め上がり攻撃に絡んでいく。開始2分、味方からのフィードに反応したイカルディがボックス右からマイナスの折り返しを送ると、これをバイタルエリアに走り込んだコバチッチが右足ダイレクトでシュートする。だが、このシュートは相手DFのブロックに阻まれる。その後も2トップの裏への飛び出しを軸に勢いのある仕掛けを見せた。
▽一進一退の攻防が続く中、19分に試合の均衡が破れる。グアリンを起点とした仕掛けから長友の左クロスが相手DFにディフレクトし、ボックス中央に高く上がる。これをファーサイドのイカルディが頭で折り返すと、グアリンがうまく潰れて空けたスペースに飛び込んだコバチッチが右足でゴールネットに蹴り込んだ。
▽先制を許したキエーボはインテルにペースを握られながらも攻守に奮闘する。カウンターやセットプレーの場面では、リスクを冒して攻撃に枚数をかけてゴールを予感させる仕掛けを何度も見せた。34分にはセットプレーの流れからボックス右のメッジョリーニが圧巻のバイシクルシュートを放つ。だが、枠の右隅を捉えたシュートはGKハンダノビッチが見事な反応で弾き出した。さらに44分、右サイドでサルドが上げたセンタリングは惜しくも左ポストを叩き、同点ゴールとはならなかった。
▽先制したものの押し込まれる形で前半を終えたインテルは、後半開始直後に相手ゴールを急襲する。ボックス左でクズマノビッチからパスを受けた長友がやや角度のないところから左足でシュートを放つ。しかし、このシュートはわずかに枠の右へと外れた。
▽後半最初のゴールチャンスを逸したインテルは、試合の流れまで相手に渡してしまい、再び劣勢を強いられる。48分と49分には相手の鋭いカウンターを浴びてパロスキとメッジョリーニの2トップに続けて決定機を作られるが、ここはオフサイドの判定などに救われ、何とか失点を回避した。
▽その後も相手の鋭いカウンターに晒されてリズムを掴み切れないインテルだったが、セットプレーの流れから貴重な追加点を奪う。55分、ボックス左でダンブロージオの上げた低いクロスを、中央にタイミング良く飛び出したラノッキアが左足のボレーでゴール右に流し込んだ。
▽試合のペースを握りながら2失点目を喫したキエーボは、64分にパロスキとビルサをベンチに下げてM・ロペスとボッタを投入。だが、結果的にこの交代が裏目に出る。72分、クズマノビッチとの競り合いで顔面を殴打したボッタがイエローカードをもらうと、さらに主審への抗議でもう1枚カードをもらい、投入からわずか8分で退場処分となり、反撃ムードに水を差してしまった。
▽一方、2点のリードに加え数的優位を手にしたインテルは75分過ぎにドドとエムビラを投入し、中盤の枚数を増やして逃げ切り態勢に入る。その後も危なげなくゲームをコントロールしたチームは、第9節のサンプドリア戦以来となるクリーンシートで試合を締めくくった。リーグ戦6試合ぶり勝利のインテルが、マンチーニ新体制のリーグ戦初白星を手にした。
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