なでしこW杯連覇へ!欧州組が初出場対策
2014.12.08 09:00 Mon
アーセナルのなでしこジャパンコンビが、チームの助言役に名乗り出た。15年女子W杯カナダ大会(来年6月開幕)1次リーグ組み合わせ抽選が6日、オタワで行われ、連覇を狙う日本(FIFAランク3位)はC組でスイス(同18位)カメルーン(同51位)エクアドル(同49位)と一緒になった。3チームとも初対戦で情報が少ない中、アーセナル所属のFW大野忍(30)とDF近賀ゆかり(30)は欧州で得た情報をチームに還元する。
準優勝に終わった国際女子クラブ選手権決勝から一夜明け、アーセナルの大野と近賀が新たな目標へ気持ちを切り替えた。W杯組み合わせ抽選から数時間後の午前7時に、滞在先のさいたま市内のホテルで報道陣に口を開いた。
スイス、カメルーン、エクアドルのいずれも初出場で、FIFAランクも格下。日本が普段の力を発揮できれば問題ない。それでもデータが不足しているのは不気味だ。大野は「分析しても分からないことだらけだと思う。映像も昔のものだったりするし、難しさはある」と警鐘を鳴らす。
ただ大野や近賀ら欧州組にとって、対戦国に知っている選手がいるのは強みだ。大野は「スイスには、私のリヨン時代の仲間(MFディッケンマン)がいる。技術があって、パワフルで頭もいい。紗希(熊谷=リヨン)からも情報が入ってくるのでは」と説明。近賀も「南米勢はずる賢さもあるし、(クラブ選手権決勝で戦った)サンジョゼも試合の運び方が独特で、そういううまさがあった」と、自らの経験をもとに仲間へ助言できる。
日本が1次リーグ2試合を戦うのは、決勝会場でもあるバンクーバーのBCプレース。1位でベスト16に進出すれば決勝トーナメント1回戦も同じ会場で戦える。佐々木監督は「しっかり1位をキープし、いい条件で決勝トーナメントを目指すことを全員で心することが大事」とポイントを挙げた。
それにはまずスイスとの第1戦が重要。大野は「4年前は過去の話。ゼロからのスタート。一番のライバルは自分たち。自分たちのサッカーを出すことが一番難しい」という。そのためにもまずは敵を知りたい。大野や近賀らが欧州で得た情報はチームにとって何より貴重だ。
◆15年女子W杯1次リーグ順位決定方法 (1)勝ち点(2)得失点差(3)総得点の順で順位が決定される。(1)~(3)がすべて同じ場合は(4)当該チーム間の勝ち点(5)当該チーム間の得失点差(6)当該チーム間の総得点の順で決まり、最後は(7)FIFA運営委員会によって抽選が行われる。各組上位2チームおよび、各組3位の中の上位4チームの計16チームが決勝トーナメントに進む。
提供:日刊スポーツ
準優勝に終わった国際女子クラブ選手権決勝から一夜明け、アーセナルの大野と近賀が新たな目標へ気持ちを切り替えた。W杯組み合わせ抽選から数時間後の午前7時に、滞在先のさいたま市内のホテルで報道陣に口を開いた。
スイス、カメルーン、エクアドルのいずれも初出場で、FIFAランクも格下。日本が普段の力を発揮できれば問題ない。それでもデータが不足しているのは不気味だ。大野は「分析しても分からないことだらけだと思う。映像も昔のものだったりするし、難しさはある」と警鐘を鳴らす。
ただ大野や近賀ら欧州組にとって、対戦国に知っている選手がいるのは強みだ。大野は「スイスには、私のリヨン時代の仲間(MFディッケンマン)がいる。技術があって、パワフルで頭もいい。紗希(熊谷=リヨン)からも情報が入ってくるのでは」と説明。近賀も「南米勢はずる賢さもあるし、(クラブ選手権決勝で戦った)サンジョゼも試合の運び方が独特で、そういううまさがあった」と、自らの経験をもとに仲間へ助言できる。
日本が1次リーグ2試合を戦うのは、決勝会場でもあるバンクーバーのBCプレース。1位でベスト16に進出すれば決勝トーナメント1回戦も同じ会場で戦える。佐々木監督は「しっかり1位をキープし、いい条件で決勝トーナメントを目指すことを全員で心することが大事」とポイントを挙げた。
それにはまずスイスとの第1戦が重要。大野は「4年前は過去の話。ゼロからのスタート。一番のライバルは自分たち。自分たちのサッカーを出すことが一番難しい」という。そのためにもまずは敵を知りたい。大野や近賀らが欧州で得た情報はチームにとって何より貴重だ。
◆15年女子W杯1次リーグ順位決定方法 (1)勝ち点(2)得失点差(3)総得点の順で順位が決定される。(1)~(3)がすべて同じ場合は(4)当該チーム間の勝ち点(5)当該チーム間の得失点差(6)当該チーム間の総得点の順で決まり、最後は(7)FIFA運営委員会によって抽選が行われる。各組上位2チームおよび、各組3位の中の上位4チームの計16チームが決勝トーナメントに進む。
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