ドバドバ日本6発!本田5発絡み結果出す
2014.11.15 09:00 Sat
<国際親善試合:日本6-0ホンジュラス>◇14日◇豊田ス
日本代表FW本田圭佑(28=ACミラン)がアギーレジャパン5試合目で初得点を決めた。1-0の前半41分、MF長谷部が競り合って出したボールに反応し冷静にゴール左に流し込んだ。同44分のMF遠藤の復帰弾と後半2分のFW乾の国際Aマッチ初得点もアシストするなど計5点に絡んだ。日本(FIFAランク52位)はホンジュラス(同69位)に大勝。来年1月9日開幕のアジア杯に向け、18日にオーストラリア(同94位)との年内最終戦を戦う。
ようやく生まれた。本田がアギーレジャパン初ゴールを決めた。1-0の前半41分。前はあいていた。「イメージはできていた。5メートルでも後ろにいたら、追い付かなかった」。割り切って前に残った。下がらず、狙っていたスペースで待った。そこからスタートを切り、最後は左足首を開いて、左隅に流し込んだ。
所属のACミランでは今季順調に6ゴール。現代表での初得点に、量産の秘訣(ひけつ)があった。W杯では1勝もできなかった。力説する「新しい物差し」で出直しの最中。スペースに走り込む、前を向いて走る、その意識-。得点を決める動きそのものより、ひとつ前のチャンスを呼び込む動きの質が高い。これまで足りなかった部分。物差し、プレースタイルも変えようと試行錯誤している。
「変わった」という言葉ひとつにも、独自の解釈がある。その定義を、こう言っていた。
「日本で『変わった』って言うとネガティブな響きですよね。『変わってしまった』『あいつは変わった』とかね。でも、俺は変わりたいと思っている。だから『変わった』って言われたら『ありがとう。俺は変わりたいと思っているから』と言う。何で、ネガティブにとらえるんやろうね」
会場はプロ生活をスタートさせたJ1名古屋の本拠地。ここで赤いユニホームを着ていたころは、得点よりパスに価値を見いだすプレーヤーだった。まるで別人。選手として立ち止まらないから今がある。打ちのめされたW杯後も、変わり続けようともがく。取材エリアでも「もう切り替えようと思う。次に向けていい準備をしたい。それだけ」と、立ち止まらなかった。
国際Aマッチの得点は7戦ぶり。初得点から代表では過去7戦ぶりゴールが2度あった。今回も空白はやはり6試合だった。復帰したDF内田と右サイドを支配。「篤人と連係を取りながら、攻撃的に行かせてもらった」と素直に感謝を口にした。
開始時にキャプテンマークはなくても、チームをけん引する存在が誰かはプレーを見れば明らか。「ミラン本田」としての、愛知への凱旋(がいせん)試合で結果を出した。【八反誠】
▼1試合6得点 日本が、14年W杯ブラジル大会に北中米カリブ海予選を勝ち抜いて出場したホンジュラスに6-0で快勝した。日本の国際Aマッチ1試合6得点以上は、12年6月8日のヨルダン戦(6-0)以来、通算23試合目。過去22試合の相手はいずれもアジア勢で、アジア勢以外の国から6得点以上は今回が初めてだ。また、W杯に出場経験がある国からの6得点以上も、76年8月10日にインドネシア(38年大会にオランダ領東インドとして出場)を相手に6-0と勝利して以来2度目となった。なお、1試合最多は67年9月27日のフィリピン戦での15得点(無失点)。
提供:日刊スポーツ
日本代表FW本田圭佑(28=ACミラン)がアギーレジャパン5試合目で初得点を決めた。1-0の前半41分、MF長谷部が競り合って出したボールに反応し冷静にゴール左に流し込んだ。同44分のMF遠藤の復帰弾と後半2分のFW乾の国際Aマッチ初得点もアシストするなど計5点に絡んだ。日本(FIFAランク52位)はホンジュラス(同69位)に大勝。来年1月9日開幕のアジア杯に向け、18日にオーストラリア(同94位)との年内最終戦を戦う。
ようやく生まれた。本田がアギーレジャパン初ゴールを決めた。1-0の前半41分。前はあいていた。「イメージはできていた。5メートルでも後ろにいたら、追い付かなかった」。割り切って前に残った。下がらず、狙っていたスペースで待った。そこからスタートを切り、最後は左足首を開いて、左隅に流し込んだ。
所属のACミランでは今季順調に6ゴール。現代表での初得点に、量産の秘訣(ひけつ)があった。W杯では1勝もできなかった。力説する「新しい物差し」で出直しの最中。スペースに走り込む、前を向いて走る、その意識-。得点を決める動きそのものより、ひとつ前のチャンスを呼び込む動きの質が高い。これまで足りなかった部分。物差し、プレースタイルも変えようと試行錯誤している。
「変わった」という言葉ひとつにも、独自の解釈がある。その定義を、こう言っていた。
会場はプロ生活をスタートさせたJ1名古屋の本拠地。ここで赤いユニホームを着ていたころは、得点よりパスに価値を見いだすプレーヤーだった。まるで別人。選手として立ち止まらないから今がある。打ちのめされたW杯後も、変わり続けようともがく。取材エリアでも「もう切り替えようと思う。次に向けていい準備をしたい。それだけ」と、立ち止まらなかった。
一方で変わらない部分もある。世話になった人を大切にし続ける。愛知で合宿中だった12日。宿舎での自由時間に名古屋時代の兄貴分、元日本代表GK楢崎が激励にやって来た。GK川島、DF吉田、MF田口と待ち受け約2時間のティータイム。近況報告など、たわいもない話で笑って大いにリフレッシュした。
国際Aマッチの得点は7戦ぶり。初得点から代表では過去7戦ぶりゴールが2度あった。今回も空白はやはり6試合だった。復帰したDF内田と右サイドを支配。「篤人と連係を取りながら、攻撃的に行かせてもらった」と素直に感謝を口にした。
開始時にキャプテンマークはなくても、チームをけん引する存在が誰かはプレーを見れば明らか。「ミラン本田」としての、愛知への凱旋(がいせん)試合で結果を出した。【八反誠】
▼1試合6得点 日本が、14年W杯ブラジル大会に北中米カリブ海予選を勝ち抜いて出場したホンジュラスに6-0で快勝した。日本の国際Aマッチ1試合6得点以上は、12年6月8日のヨルダン戦(6-0)以来、通算23試合目。過去22試合の相手はいずれもアジア勢で、アジア勢以外の国から6得点以上は今回が初めてだ。また、W杯に出場経験がある国からの6得点以上も、76年8月10日にインドネシア(38年大会にオランダ領東インドとして出場)を相手に6-0と勝利して以来2度目となった。なお、1試合最多は67年9月27日のフィリピン戦での15得点(無失点)。
提供:日刊スポーツ
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