ワールドカップ組がもたらす影響は!?《ホンジュラス戦プレビュー》

2014.11.14 12:00 Fri
▽日本代表は14日(金)、愛知県の豊田スタジアムで行われるキリンチャレンジカップ2014のホンジュラス代表戦に臨む。年内の代表戦は今カード(13日のホンジュラス戦と18日のオーストラリア代表戦)が最後となるため、来年1月のアジアカップに向けた最後の公式戦となる。

▽今回の代表には、ブラジル・ワールドカップに出場した経験豊富なメンバーが多数復帰した。その彼らと、ここまでの代表戦で見極めてきた有望な若手(FW武藤やMF柴崎)を融合させ、アジアカップに向けたベースを作っていくことになる。また、今回の連戦で対戦する2チームとは大きな力の差はないため、当然ながら結果も求められる試合だ。

◆発展途上の相手
▽対戦相手のホンジュラスは、日本と同じくワールドカップ後に監督が交代している。今回のメンバーの構成について、ホンジュラスのメドフォード監督は、「半分ほどがワールドカップに出場した選手で、残りの半分ほどが初めて代表でプレーする若い選手たち」であると主張。U-20代表の2選手を招集していることからも、チームを構築している最中であることが窺える。似た立場にある日本にとっては負けられない試合だ。
◆前からのプレス
▽試合前日の会見でアギーレ監督は「前からプレスをかける練習をした」とコメント。試合の状況や時間帯によっては、前からボールを奪いにいく可能性を示唆した。また、ホンジュラスのメドフォード監督は、自身のスタイルについて「後ろから丁寧にボールをつないでいくサッカーを目指している」と語っており、前からのプレスが“ハマる”可能性は十分にありそうだ。

▽ただし、アギーレ監督が「90分間にわたってプレスをかけ続けることは難しい」と認めたように、バランスを見ながらメリハリをつける必要がある。そういった意味でも、経験豊富なワールドカップ組の存在は心強い。
◆スタメンは!?
▽先発予想という面では、すでにMF遠藤のスタメンが明かされているため、インサイドハーフのもう一人は、タイプの異なるMF香川か。また、アンカーの適正という面では、MF今野とMF田口が候補に挙げられているが、練習でのパフォーマンスを見ているとMF長谷部が入るかもしれない。長谷部はキャプテンにも指名されているため、長谷部、遠藤、香川が中盤でトライアングルを形成する可能性も十分に考えられる。

▽最終ラインに関しては、内田、吉田、森重、酒井高の4人が練習でユニットを組むことが多く、同様に前線も、本田、岡崎、武藤の3人が組むことが多かった。吉田と本田はチームの中心でもあることから、このユニットがそのまま起用されるのではないだろうか。また、アジアカップまで時間がないこともあり、GKの人選にも注目が集まる。

◆課題は決定力改善とミス削減
▽チームの課題には、数多くのチャンスを生かせていない攻撃陣の決定力改善と、失点につながりやすい守備陣のケアレスミス削減が挙げられる。ミックスゾーンでのコメントを聞く限り、どちらも問題点は理解している。あとは、それを行動と結果で示すだけ。前者に関しては、遠藤が復帰したこともあり、前日練習で取り組んだというセットプレーのバリエーションに期待したい。

▽アジアカップまで、残すところ約2カ月。今回の連戦でチームのベースは出来上がるのか!? 注目のホンジュラス戦は19:35にキックオフを迎える。

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