終了間際の被弾でユベントスが今季初黒星を喫する《セリエA》

2014.10.30 06:50 Thu
ユベントスは29日、セリエA第9節でジェノアの本拠地ルイジ・フェラリスに乗り込み、0-1で敗れた。

▽3日前に行われた前節パレルモ戦を2-0で勝利したユベントスは、公式戦3試合ぶりに白星を手にした。勝利を取り戻したユベントスは、そのパレルモ戦のスタメンから2選手を変更。ピルロとR・ペレイラに代えてポグバとリヒトシュタイナーを起用した。

▽ユベントスと同じ3-5-2のシステムを自陣に敷き、縦に早い仕掛けを狙うジェノアに対し、ユベントスがポゼッションを高めて打開を図っていった。10分にユベントスはリヒトシュタイナーがミドルシュートを放つも、その後は静かに時間が過ぎ、両チーム共にシュートの少ない展開が続く。
▽20分過ぎにユベントスはテベスがドリブルシュート、直後のCKからボヌッチがバックヘッド、そして24分にジョレンテが反転シュートでGKペリンを強襲したものの、ゴールは奪えない。そして、この立て続けのシュートが決まらずにいると再び試合はこう着状態に陥った。

▽ジェノアの集中した守備の前に打開できないユベントスは34分、ポグバがミドルシュートを放つも、枠を捉えきれない。その後もウイングバックが守備に専念し、無理に攻め込まないユベントスはスコアを動かせずに前半を終えた。
▽迎えた後半、ジェノアが積極的な入りを見せたが、52分にユベントスがゴールに迫る。左CKからボヌッチの放ったヘディングシュートがわずかに枠の上へ外れた。このプレーを機に勢い付くかと思われたユベントスだったが、やはりこう着状態に陥ってしまう。

▽ジェノアは64分、FKの流れからマルケーゼが右足で放ったアウバトなフィニッシュがジェノアにとっての初枠内シュートとなったが、GKブッフォンに難なくセーブされる。

▽均衡を破りたいユベントスは、ジョレンテに代えてモラタを投入。すると70分、CKの流れからオフサイドトラップをかいくぐったオグボンナの放ったループシュートが、左ポストに直撃する決定機を演出した。

▽一向にペースが上がらないユベントスは、79分にビダルに代えてR・ペレイラを投入。84分にはカウンターからモラタがシュートに持ち込んだものの、GKペリンのセーブに阻まれた。さらに88分、テベスのスルーパスに抜け出したボックス左のモラタの放ったシュートは、GKペリンのビッグセーブに阻止される。

▽すると4分と提示された追加タイムが経過する直前、ユベントスがまさかの失点を喫する。浮き球パスに抜け出したマトリにボックス左からダイレクトで折り返され、最後はゴール前に詰めていたアントニーニに押し込まれてしまった。試合は直後にタイムアップを迎え、ユベントスが今季のセリエAにおける初黒星を喫し、チェゼーナに勝利したローマに勝ち点で並ばれている。

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