本田フル出場もミランが2戦連続のドロー《セリエA》
2014.10.30 06:44 Thu
▽セリエA第9節が29日に行われ、5位のミランが12位に位置するカリアリの本拠地サン・エリアに乗り込んだ一戦は1-1のドローに終わった。本田はフル出場を果たしている。
▽前節のフィオレンティーナ戦を1-1のドローで終えたミランは、その試合から先発を3人変更。注目を集める3トップの中央にはメネーズではなく、ベルルスコーニ名誉会長が先発を希望していると伝えられるトーレスが起用され、本田は右ウイングの位置で開幕から9戦連続となる先発出場を飾った。
▽キックオフ直後から積極的な動きを見せるカリアリは、試合が落ち着く前に先制の絶好機を得る。3分、コンティのスルーパスに反応したアベラルがボックス左に抜け出して中央に折り返すと、これをフリーの状態で受けたイバルボが、GKアッビアーティが飛び出していたことで無人となっていたゴールにシュート。しかし、決死の戻りを見せたラミの好カバーに阻止され、先制点とはならなかった。
▽ラミのスーパーブロックで失点を防いだミランだが、立ち上がりからビルドアップのところで落ち着かず、うまく前にボールを運べない。その後も前へ前へとボールをつけていくカリアリの攻撃を抑えるのに苦しみ、敵陣に侵攻しても単調な攻撃に終始した。
▽すると、躍動感のある攻撃を仕掛けるホームチームが試合を動かす。24分、コッスとの軽快なパス交換で左サイドを突破したサウが右足でクロスを供給。このクロスに飛び込んだイバルボが点で合わせたヘディングシュートでネットを揺らし、カリアリが先制に成功した。
▽1-1で迎えた後半、ホームのカリアリがコンティの右足から度々チャンスを作る。48分にコンティのスルーパスにイバルボが抜け出してシュートを放てば、55分には右サイドからコンティが入れた絶妙なクロスにコッスが飛び込む。さらに57分、ボックス手前左で得たFKからコンティが強烈なシュートで相手ゴールを襲った。しかし、いずれのチャンスも相手DFの粘り強い対応やポストに防がれてゴールとはならない。
▽一方のミランは、後半の序盤にカウンターからエル・シャーラウィが放ったシュート以外に相手ゴールに迫れない。するとインザーギ監督は、67分にエル・シャーラウィを下げてメネーズを投入。さらに、ムンタリに代えてポーリを投入し、流れを変えにかかる。
▽この交代後も劣勢が続いたミランは、78分に前線で孤立していたトーレスを諦めてパッツィーニをピッチに送り出す。それでも、89分にピンチを迎えるなど最後までカリアリにペースを握られて試合は終了。攻撃が低調な出来に終わったミランは、2戦連続のドローに終わった。
▽前節のフィオレンティーナ戦を1-1のドローで終えたミランは、その試合から先発を3人変更。注目を集める3トップの中央にはメネーズではなく、ベルルスコーニ名誉会長が先発を希望していると伝えられるトーレスが起用され、本田は右ウイングの位置で開幕から9戦連続となる先発出場を飾った。
▽キックオフ直後から積極的な動きを見せるカリアリは、試合が落ち着く前に先制の絶好機を得る。3分、コンティのスルーパスに反応したアベラルがボックス左に抜け出して中央に折り返すと、これをフリーの状態で受けたイバルボが、GKアッビアーティが飛び出していたことで無人となっていたゴールにシュート。しかし、決死の戻りを見せたラミの好カバーに阻止され、先制点とはならなかった。
▽すると、躍動感のある攻撃を仕掛けるホームチームが試合を動かす。24分、コッスとの軽快なパス交換で左サイドを突破したサウが右足でクロスを供給。このクロスに飛び込んだイバルボが点で合わせたヘディングシュートでネットを揺らし、カリアリが先制に成功した。
▽リードを奪われたミランは、その後もカリアリに決定機を作られるなど、試合のペースを握りきれない。それでも35分、右サイドでボールを受けたボナヴェントゥーラがクロスと見せかけて右足のインフロントでミドルシュート。このシュートが、飛び出したGKの頭上を越えてゴール左上に収まり、ミランが同点に追いついた。結局、ボナヴェントゥーラの見事なゴールでミランがスコアをタイに戻して前半を終えた。
▽1-1で迎えた後半、ホームのカリアリがコンティの右足から度々チャンスを作る。48分にコンティのスルーパスにイバルボが抜け出してシュートを放てば、55分には右サイドからコンティが入れた絶妙なクロスにコッスが飛び込む。さらに57分、ボックス手前左で得たFKからコンティが強烈なシュートで相手ゴールを襲った。しかし、いずれのチャンスも相手DFの粘り強い対応やポストに防がれてゴールとはならない。
▽一方のミランは、後半の序盤にカウンターからエル・シャーラウィが放ったシュート以外に相手ゴールに迫れない。するとインザーギ監督は、67分にエル・シャーラウィを下げてメネーズを投入。さらに、ムンタリに代えてポーリを投入し、流れを変えにかかる。
▽この交代後も劣勢が続いたミランは、78分に前線で孤立していたトーレスを諦めてパッツィーニをピッチに送り出す。それでも、89分にピンチを迎えるなど最後までカリアリにペースを握られて試合は終了。攻撃が低調な出来に終わったミランは、2戦連続のドローに終わった。
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