2位ボルシアMGvs首位バイエルンの無敗対決はゴールレスドロー《ブンデスリーガ》

▽ブンデスリーガ第9節が26日に行われ、2位ボルシアMG(勝ち点16)と首位バイエルン(勝ち点20)による無敗対決がボルシアMGの本拠地シュタディオン・イム・ボルシア・パルクで開催され、ゴールレスドローで終了した。

▽前節ハノーファーに3-0で快勝したボルシアMGは、ここまで4勝4分と無敗を維持。3日前に行われ、5-0で大勝したELアポロン・リマソル戦のスタメンから5選手を変更。ラファエルやA・ハーン、ヘアマンが先発に復帰した。

▽一方、前節ブレーメン戦を6-0で大勝したバイエルンはリーグ戦4連勝中。5日前に行われ、7-1で大勝したCLローマ戦のスタメンから2選手を変更。コンディション不良のロッベンと、J・ボアテングに代えてラフィーニャとダンテを起用した。
▽ローマ戦の3-1-4-2から4-1-2-3の布陣で臨んだバイエルンが立ち上がりからポゼッションしていった。両サイドバックのベルナトとラフィーニャをウイングの位置にまで押し上げてピッチを広く使うバイエルンは、空いた中央のスペースを左インサイドMFのアラバが使うことでアクセントを付けていく。すると10分、アラバのコントロールシュートが右ポストに直撃する決定機を演出。

▽一方、フラットな4-4-2の布陣を採用するボルシアMGは、自陣に引きながら最前線のクルーゼを走らせるロングカウンターに活路を見いだそうとするが、バイエルンの圧倒的なポゼッション力の前に自陣から出ることすら許されなかった。▽前半半ばを過ぎてもハーフコートゲームが展開されたが、バイエルンの攻撃に慣れ始めたボルシアMGが34分に決定機を迎える。カウンターからA・ハーンのロングフィードに抜け出たクルーゼがボックス中央に侵入。しかし利き足とは逆の右足で放ったシュートはGKノイアーのファインセーブに阻まれた。攻めあぐねるバイエルンは41分、レヴァンドフスキの放ったドリブルシュートがディフレクトして惜しくも枠外へ外れ、前半をゴールレスで終えた。

▽後半も立ち上がりから押し込むバイエルンに対し、ボルシアMGは51分にカウンターから3対2の局面を生み出す。そして、クルーゼのラストパスを受けたボックス右のA・ハーンが枠の左を狙ったシュートを放つも、GKノイアーのビッグセーブに阻まれる。

▽さらに58分、クルーゼのフィードに抜け出して放ったヘアマンのシュートもGKノイアーに阻まれ、66分の左CKからシュトランツルが放ったヘディングシュートは枠外へ外れた。そして、67分には左サイドからラファエルが蹴ったFKが直接ゴールに向かうが、GKノイアーの好守に阻止されてしまう。

▽一方、敵陣でボールこそ持つものの単発な攻撃に終始するバイエルンは、66分にラフィーニャに代えてリベリを右サイドに投入。しかし攻撃のギアは上がりきらずに、ボルシアMGのカウンターを受け続けてしまう。

▽ボルシアMGは78分、カウンターからラファエルが強烈なシュートを放ったが、またもGKノイアーの好守に阻まれる。その後、ヘアマンとA・ハーンに代えてトラオレとジョンソンを投入してカウンターの強度を維持したボルシアMGが最後までバイエルンにゴールを許さず、無敗対決はゴールレスで決着した。