次節チェルシー戦を控えるユナイテッド、フェライーニ&ブリント初ゴールもWBAに痛恨のドロー《プレミアリーグ》
2014.10.21 05:58 Tue
▽マンチェスター・ユナイテッドは20日、プレミアリーグ第8節でWBAの本拠地ザ・ホーソンズに乗り込み、2-2の引き分けに終わった。
▽前節のエバートン戦で勝利を収めたユナイテッドは、目下のところリーグ戦2連勝中と調子が上向きつつある。暫定5位につけたなかで迎える今節は、負傷欠場が続いた一部の面々が復帰。フィル・ジョーンズがセンターバックとして先発した一方で、キャリックやスモーリング、A・ヤングはベンチスタートとなった。
▽3連勝を狙うユナイテッドは、この試合に向けてファン・ペルシを1トップに据えた[4-3-2-1]の新システムでスタート。しかし、序盤は立ち上がりからアグレッシブな姿勢を見せたWBAに押し込まれると、ユナイテッドがあっさりと失点する。8分、右サイドを縦に突破したウィズダムがボックス手前にグラウンダーのパスを入れると、これをフリーのセセニョンが右足のダイレクトシュートを叩き込んだ。
▽早々に1点を追う立場となったユナイテッドはポゼッションを高めていくが、バイタルエリアのスペースを消されてしまい攻撃が停滞。そんななか、ディ・マリアが積極的に前線へ飛び出してゴールを狙うが、シュートはことごとく相手GKの正面を突いてしまい、牙城を打ち破ることができない。
▽前半の半ば以降の時間をほとんど相手陣内で過ごすユナイテッドは、その後もポゼッションサッカーを展開。しかし時おり、中盤アンカーの位置でプレーするブリントの両サイドを突いたカウンターを浴びてしまい、攻撃のリズムを崩される。ディ・マリアを中心に攻め入ったユナイテッドだったが、結局は追いつくことができず、1点のビハインドでハーフタイムを迎えた。
▽フェライーニの移籍後初ゴールで同点に追いついたユナイテッドはその勢いを継続し、80%のボール保持率で相手を圧倒する。だが、なかなか勝ち越しゴールを奪えずにいると、ユナイテッドは被弾。65分、ブラントのスルーパスをフィル・ジョーンズの空けたスペースで受けたベライノがボックス内に侵攻すると、GKデ・ヘアとの一対一も冷静に制した。
▽またしても1点のビハインドを追う展開となったユナイテッドは、74分に絶好機を演出。ボックス手前でルーズボールを拾ったファン・ペルシが右足のトーキックでゴールを狙うも、これは惜しくも左ポストに弾かれてしまい、同点のチャンスを逃してしまった。
▽その後、マタを下げてファルカオを投入したユナイテッドは前線の枚数を増やして猛攻を仕掛けると、87分に再び同点に追いつく。ボックス手前で相手DFのクリアボールに反応したブリントが左足のダイレクトシュートをゴール左下に突き刺した。
▽ブリントの同点弾で再び勢いを取り戻したユナイテッドは、フェライーニを最前線に上げてパワープレーに転じるも、勝ち越しゴールは生まれずに2-2で試合終了。次節からチェルシー、マンチェスター・シティとの連戦を控えるユナイテッドは、格下相手に手痛いドローに終わった。
▽前節のエバートン戦で勝利を収めたユナイテッドは、目下のところリーグ戦2連勝中と調子が上向きつつある。暫定5位につけたなかで迎える今節は、負傷欠場が続いた一部の面々が復帰。フィル・ジョーンズがセンターバックとして先発した一方で、キャリックやスモーリング、A・ヤングはベンチスタートとなった。
▽3連勝を狙うユナイテッドは、この試合に向けてファン・ペルシを1トップに据えた[4-3-2-1]の新システムでスタート。しかし、序盤は立ち上がりからアグレッシブな姿勢を見せたWBAに押し込まれると、ユナイテッドがあっさりと失点する。8分、右サイドを縦に突破したウィズダムがボックス手前にグラウンダーのパスを入れると、これをフリーのセセニョンが右足のダイレクトシュートを叩き込んだ。
▽前半の半ば以降の時間をほとんど相手陣内で過ごすユナイテッドは、その後もポゼッションサッカーを展開。しかし時おり、中盤アンカーの位置でプレーするブリントの両サイドを突いたカウンターを浴びてしまい、攻撃のリズムを崩される。ディ・マリアを中心に攻め入ったユナイテッドだったが、結局は追いつくことができず、1点のビハインドでハーフタイムを迎えた。
▽後半の頭からエレーラに代えてフェライーニをピッチに送り込んだユナイテッドは、立ち上がりから攻勢を仕掛けると、この交代策が功奏。48分、左サイドからディ・マリアが上げたクロスをボックス右のフェライーニが相手DFとの競り合いを制して右足を振り抜くと、シュートはゴール右上に突き刺さった。
▽フェライーニの移籍後初ゴールで同点に追いついたユナイテッドはその勢いを継続し、80%のボール保持率で相手を圧倒する。だが、なかなか勝ち越しゴールを奪えずにいると、ユナイテッドは被弾。65分、ブラントのスルーパスをフィル・ジョーンズの空けたスペースで受けたベライノがボックス内に侵攻すると、GKデ・ヘアとの一対一も冷静に制した。
▽またしても1点のビハインドを追う展開となったユナイテッドは、74分に絶好機を演出。ボックス手前でルーズボールを拾ったファン・ペルシが右足のトーキックでゴールを狙うも、これは惜しくも左ポストに弾かれてしまい、同点のチャンスを逃してしまった。
▽その後、マタを下げてファルカオを投入したユナイテッドは前線の枚数を増やして猛攻を仕掛けると、87分に再び同点に追いつく。ボックス手前で相手DFのクリアボールに反応したブリントが左足のダイレクトシュートをゴール左下に突き刺した。
▽ブリントの同点弾で再び勢いを取り戻したユナイテッドは、フェライーニを最前線に上げてパワープレーに転じるも、勝ち越しゴールは生まれずに2-2で試合終了。次節からチェルシー、マンチェスター・シティとの連戦を控えるユナイテッドは、格下相手に手痛いドローに終わった。
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