本田2度目「ドバドバ期」で新体制初勝利

2014.10.10 08:00 Fri
プロ人生2度目の得点量産期に入った日本代表FW本田圭佑(28=ACミラン)が、アギーレジャパンでの自身初ゴールで、新体制初勝利を呼び込む。日本(FIFAランク48位)は今日10日に新潟・デンカSでジャマイカ(同100位)との国際親善試合に臨む。セリエAで開幕から6戦4発とゴール量産中のエースは、ミランと同じ右のFWに入りゴールにこだわり抜く。
セリエAで今最も乗ってる男とされる点取り屋の勢いそのままに、本田がジャマイカのゴールに迫る。公式練習は冒頭約15分間のみの公開。直前の集合写真撮影前に真っ先にピッチへ。四股を踏むように腰を落とす動作で集中力を高めた。練習後は取材エリアを「お疲れさん」と言い、通り過ぎた。
所属のACミランでは開幕戦でのゴールから数えここまで6戦4発。右足→ヘディング→左足→直接FK弾とマルチな“固め打ち”。点が取れているという実感はある。日本代表とはユニホームも周囲も、相手も違う。だがサッカーにおいて1点は1点。派手な直接FK弾だろうが、泥臭く体で押し込んだものだろうが「ゴール・イズ・ゴール(ゴールはゴール)」という信念が、本田にはある。得点で余裕が生まれ、それが次のゴールを呼ぶ。代表の練習に加わった7日の練習後に「気持ちの面では、いい意味で、リラックスして臨めたらいいと思います」と話している。
過去にもこんな“得点量産期”があった。09年、オランダ1部VVVで同じようにリーグ開幕弾からスタートし、公式戦8戦7発! の驚異的ペースでゴールを重ねた。5年ぶり2度目の充実期。たまたま訪れたわけではない。当時は、前年08年夏に日の丸を背負い北京五輪に臨んだが1次リーグで敗退。屈辱にまみれ、同国2部で1年かけて自己改革を進め1部昇格即、爆発的に点を取った。1勝もできず、世界の壁にはね返され再起を期す。この点は、6月のW杯ブラジル大会と同じだ。
この夏のW杯で敗退が決まった翌日には「また一から自分自身の物差し作りをしないといけない。1度だけ、似たようなことがオランダ時代にあった」と言った。08年夏から作り直した物差しで呼び込んだ翌09年のゴール量産は、その半年後のCSKAモスクワ移籍、そしてW杯南アフリカ大会へとつながった。同じように「新たな物差し」を用いアギーレジャパンでもゴールを決める。キャプテンマークを巻きながら船出から2戦を戦い1敗1分け。まだ白星のないチームにゴール&白星で、落ち着きをもたらしたい。【八反誠】

提供:日刊スポーツ

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