ウディネーゼ3位維持、ラツィオは大勝《セリエA》

29日にセリエA第5節の2試合が行われた。ウディネーゼが好調を持続し、ラツィオは新戦力がハットトリックの活躍を見せている。

開幕4試合で3勝1敗とユベントス以外に負けていないウディネーゼは、開幕から失点の多さに苦しむパルマに先制を許す。

23分、パルマはマウリがペナルティーエリア内でシュートを放つと、DFに当たったボールがゴール左に決まった。

しかし、ウディネーゼはベテランストライカーで反撃。28分、ロングボールをペナルティーエリア内でパドゥが落とし、ディ・ナターレが巧みにボレーで決めた。45分にもディ・ナターレ。右サイドからヴィドメルがグラウンダーのクロスを入れると、ニアのテローがスルーして中央のディ・ナターレが流し込む。

だが、パルマは良い形で折り返した。前半終了間際にPKを得ると、カッサーノがクッキャイオで決めて2-2。すぐに追いついた。

それでも、ウディネーゼの勢いは止まらない。58分、右サイドからのクロスにウルトが見事なオーバーヘッドで合わせて3-2とすると、相手が退場者を出した後には84分にはテローがダメ押し。4-2として、単独3位の座を維持した。

連敗中のラツィオは、敵地でパレルモに4-0で勝利した。2試合連続で得点がなかったが、この日はニューヒーローが誕生している。

前半はパレルモに決定機が続き、フランコ・バスケスやディバラが先制点に迫った。しかし45分、カンドレーヴァのグラウンダーのクロスにジョルジェビッチが飛び込み、ラツィオがリードして折り返す。

これがラツィオ移籍後初ゴールとなったジョルジェビッチは、後半も爆発。75分、ペナルティーエリア右でパスを受けると、深い切り返しでDFをかわし、左足で追加点を記録した。83分にはハットトリック達成。ペナルティーエリア左の角度のないところから見事に抑えたボレーを決めて勝負を決めた。終了間際にはセットプレーからパローロにもゴールが生まれ、ラツィオが4-0で大勝している。
提供:goal.com