韓国に敗戦のU-21日本代表、連覇の夢がついえる《アジア競技大会》

2014.09.28 19:31 Sun
▽リオ五輪出場を目指すU-21日本代表は28日、韓国の仁川で行われている第17回アジア競技大会準々決勝で開催国のU-23韓国代表と対戦し、0-1で敗れた。この結果、U-21日本代表の同大会2連覇の夢がついえている。

▽FW鈴木を前線に配置する [4-2-3-1]で臨む日本代表は、序盤から積極的に仕掛けると5分、MF野津田(広島)がボックス中央へと送ったパスがチャンスを演出するが、これを受けたMF矢島(浦和)は、相手DFに阻まれてシュートを放つことができない。良い試合の入り方を見せたU-21日本だったが、その後はロングボール主体で攻める韓国を相手に苦しみ始める。13分、右サイドでFKを獲得した韓国は、DFキム・ジンスの鋭いクロスにファーサイドのFWイ・ヨンジェが合わせにいくも、DF室屋(明治大)がこれをクリア。さらに攻め立てる韓国は26分、DFイム・チャンオが右サイドの深い位置から上げたクロスに、ボックス中央に飛び込んだMFキム・ヨンウクが頭で合わせた。しかし、これはバーの上へと外れていく。

▽その後もビルドアップに苦しむ日本に対して韓国がペースを握ると、28分に決定機を迎える。味方のロングボールをボックス手前でDFイ・ジェソンが落とすと、ボックス右にイ・ヨンジェが飛び出す。GK牲川(札幌)をかわして、シュートを放ったが、これをDF岩波(神戸)がゴールライン上でクリア。U-21日本は、徐々にバイタルエリアへとボールを入れるシーンを増やしていったが、シュートまでには持ち込めず。結局、前半をゴールレスで終了した。
▽後半に入っても、主導権を握ったのは韓国。8分には途中出場のFWイ・ジョンホのシュートを皮切りに波状攻撃が続いたが、日本は岩波を中心とする守備陣が身体を張ってゴールを死守。流れを変えたいU-21日本は、NF大島の展開力や室屋のオーバーラップを用いて攻撃の糸口を模索するが、韓国の素早い寄せに苦戦する。19分にはイム・チャンオのクロスに対して、ファーサイドのイ・ヨンジェが飛び込むが、シュートは左のサイドネット。その後も韓国の鋭いカウンターに苦しめられる日本だったが、32分にチャンスを迎える。室屋のクロスが相手DFに当たり、ディフレクションとなったボールを、矢島がボックス右手前からシュート。しかし、オーバーエイジ枠で起用されているGKキム・スンギュのセーブに遭う。

▽このプレーで足を痛めた矢島は、直後にMF原川と交代すると、再び流れは韓国へ。37分にイ・ジェソンのカットインからピンチを招くが、MFキム・スンデの枠を捉えたヘディングシュートを遠藤がクリアし、チームの窮地を救った。このまま延長に突入すると思われた41分、日本はハイボールの競り合いからボックス内で大島がイ・ジョンホを倒してしまい、PKを献上。これをDFチャン・ヒョンスが冷静にゴール右に突き刺して、韓国が先制に成功する。終盤に失点を許した日本はセンターバックの植田(鹿島)を最前線に上げてパワープレーからゴールを狙ったが、ゴールを奪うことができずに試合終了。U-21日本代表は今大会をベスト8で姿を消した。

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