レヴィア・ダービーを制したのはシャルケ《ブンデスリーガ》

2014.09.28 00:27 Sun
▽内田が所属するシャルケと香川が所属するドルトムントによる“レヴィア・ダービー”が27日、ブンデスリーガ第6節でシャルケの本拠地ヴェルティンス・アレーナで開催され、シャルケが2-1で勝利した。シャルケの内田は右サイドバックでフル出場。ドルトムントの香川は57分からトップ下で出場、丸岡はベンチ入りも出場機会はなかった。

▽シャルケは内田が復帰した4日前の前節ブレーメン戦で今季の公式戦における初勝利をようやく飾った。その試合のスタメンからケラー監督は2選手を変更。アイハンとフックスに代えてマティプとK・ボアテングを起用した。そして、内田は右サイドバックで2試合連続スタメンとなった。

▽一方、ドルトムントは3日前に行われた前節シュツットガルト戦を2-2で引き分け、ここ2試合勝利から見放されている。その試合のスタメンから4選手を変更。フンメルスが先発復帰を果たした一方、リーグ戦3試合連続スタメン出場を続けていた香川がベンチスタートとなった。
▽ホームの大観衆の声援を背に受けたシャルケが積極的な入りを見せたダービーマッチ。すると10分、アオゴの左CKにフリーとなったマティプがヘディングでゴールに突き刺し、シャルケが先制する。

▽先制したことで自陣に引くシャルケに対し、インモービレとラモスの2トップとする[4-4-2]の布陣を採用したドルトムントがポゼッションを高めていく。15分にグロスクロイツがボレーシュートでゴールに迫れば、18分にはインモービレがシュートに持ち込んだ。
▽しかし23分、シャルケが追加点を奪った。左CKの流れからフンテラールがフリーとなって放ったヘディングシュートはGKヴァイデンフェラーの好守に阻まれるも、ラモスの軽率なクリアボールを拾ったボックス中央のチュポ=モティングが左足でゴール右へ蹴り込んだ。

▽だが直後の26分、右サイドからラモスが送ったグラウンダーのクロスボールをファーサイドのオーバメヤンがダイレクトでゴール右へ蹴り込み、ドルトムントがすかさず1点を返す。ここからは一進一退の攻防が続き、互いにシュートに持ち込めない状況となった。そんななかシャルケは37分、負傷の影響かサムを下げてクレメンスを投入する。一方、ドルトムントは40分にピシュチェクのミドルシュートがGKフェールマンを強襲したものの、前半のうちに追いつくことができずに1-2で後半へ折り返した。

▽後半開始4分、ドルトムントはインモービレのミドルシュートが枠を捉えたが、GKフェールマンの好守に阻まれる。攻勢に出るドルトムントは56分、インモービレに代えて香川をトップ下に投入。そのドルトムントは61分にオーバメヤンの直接FKがGKフェールマンを襲うと、66分にはラモスがボックス内でマティプに倒されるも、ノーファウルの判定が下される。押し込みながらもゴールの遠いドルトムントは、69分にグロスクロイツに代えてヨイッチを右サイドに投入、左サイドにオーバメヤンを回した。

▽一方、カウンターを狙うシャルケは71分、K・ボアテングに代えてフックスを左サイドバックに入れ、中盤センターにアオゴを回した。その後、ヘーガーを下げてアイハンを投入し、中盤の強度を上げたシャルケをドルトムントは攻めあぐねてしまう。結局、香川は良い形でボールを受けられないまま、そのままタイムアップ。ダービーを制したシャルケがリーグ戦2連勝を飾った一方、ドルトムントは3試合勝利から見放されることとなった。

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