武藤注目度急上昇「プレッシャーを力に」

2014.09.11 08:00 Thu
アギーレジャパン第1号を決めた日本代表の東京FW武藤嘉紀(22)が、高い注目度を力に変える! ベネズエラ戦(2-2)から一夜明けた10日、東京・小平市内での所属クラブの練習に合流し、再スタートを切った。反響の大きさに驚きながらも、代表定着にもう1ランクのレベルアップを宣言。同学年でアベック弾を決めた鹿島MF柴崎岳(22)と化学反応を起こし、日本の起爆剤になる。
反響の大きさに驚きを隠せなかった。武藤は10日ぶりに戻ったクラブハウスで、東京の選手たちからねぎらいを受けた。初代表にして新体制1号弾を決めて戻ってきた。だが、プロ1年目の22歳。「(反響の)すごさを感じます。ひたすらいじられてます。(いじりが)やむことがありません…」と恐縮しきり。前夜は興奮からか寝付けずに睡眠時間はわずかの中、ランニング中心のメニューで疲れを癒やした。
しかし武藤にとって、激動の10日間は成長の糧になる。ピッチを出れば、本田や長友と同じテーブルで食事をし、海外生活のリアルな話に耳を傾けた。「海外の選手はドンとしている。肝が据わっていて、自信に満ちあふれている」。年上の経験豊富な選手からだけでなく、同学年の天才の存在からも刺激を受けた。アベック弾を決めた柴崎とはピッチの上で、要求し合ったという。
「サッカーの話をよくしたし、要求を言い合った。(ベネズエラ戦でも)動きの確認を話した。(柴崎)岳の求めることを理解して、こちらの求めることも理解してくれた」。左でコンビを組む2人が化学反応を起こせば、日本の起爆剤になる。後半25分の本田がFKを左ポストに当てた場面も、柴崎から「しっかり詰めておけ」と言われたという。
一夜にして日本の新星になった武藤には、すでに30件を超える取材オファーが殺到するほど、注目度は急上昇。そんな状況にとまどいながらも言い切った。「注目されているプレッシャーには負けたくない。逆にそういうときに結果を出せばヒーローになれる。プレッシャーを逆に、力に変えられるようにしたい」。見上げた信念が、成長をさらに加速させていく。【栗田成芳】
◆9日のベネズエラ戦VTR 日本は後半にFW武藤とMF柴崎が鮮やかなゴールを決めたものの、守備陣のミスで引き分けた。後半6分、こぼれ球を拾った武藤がドリブルで持ち込み、左足のシュートで先制したが、DF水本のミスで与えたPKで追い付かれた。同22分、FW岡崎の左クロスを柴崎が蹴り込み勝ち越すも、その4分後に相手のミドルシュートをGK川島が止め損ねて失点。

提供:日刊スポーツ

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