U21代表の室屋成「エア・セイ」決めるぞ

2014.09.10 08:00 Wed
手倉森ジャパンに「エア・ケイ」ならぬ「エア・セイ」!? 14日にサッカー競技が先行開幕する仁川アジア大会(韓国)に向けたU-21(21歳以下)日本代表が9日、千葉合宿2日目を実施。大学生で唯一メンバー入りした明大DF室屋成(せい、20)が、青森山田高の先輩に当たるテニス全米オープン準優勝の錦織圭(24)にあやかり、ジャンピングボレー「エア・セイ」を決めることを誓った。
練習後、錦織の話題を振られた室屋は「負けちゃいましたね」と残念そうに言った。朝の衛星中継は見られなかったが、インターネットで速報をチェック。ともに青森山田高OBだが、錦織は通信課程の東京校で学年も5年差。面識はないが「通信だったことは知ってます。テニスの動きは分からないけど、刺激にはなる」と言いながら、いたずらっぽくある宣言をした。
室屋 僕もアジア大会で出したいですね。エア・セイを。いいクロスをもらえれば決めたいと思います。
錦織の代名詞、ジャンプしてフォアハンドを打つ「エア・ケイ」。そのサッカー版? が、圭と成で名前が似ている室屋が考案したジャンピングボレー「エア・セイ」だ。左右どちらもできるサイドバックで、持ち味は積極的な攻撃参加。オーバーラップした時、反対サイドからボールが上がれば、跳び上がり、体をひねって蹴り込む-。それが「エア・セイ」の説明だ。
将来の海外願望も強く「競技は違いますけど、世界に通用する部分、特にメンタル面を参考にしたい」という。会見映像を見て思うのは「常に強気だし、プラス思考がすごい」こと。それをアジア大会、2年後のリオデジャネイロ五輪へ生かすとともに、躍動感あるボレーで得点も狙う。技術的には難しいが、高校時代に攻撃的MFだった時もあり、足技には自信がある。
夜は、直系の先輩から刺激を受けた。サッカー部の2年先輩、日本代表MF柴崎だ。ベネズエラ戦で国際Aマッチ初出場を果たした姿をテレビ観戦。「入学した時、ストイックすぎて刺激というか衝撃を受けた」と今も尊敬する人は、代表デビュー戦でお手本のようなジャンピングボレーを決めた。室屋も、まずはアジア舞台で結果を出す。そこで、2人の先輩が示した「エア・セイ」を決められれば申し分ない。【木下淳】
◆室屋成(むろや・せい)1994年(平6)4月5日、大阪府熊取町生まれ。5歳の時にゼッセル熊取FCでサッカーを始め、熊取北小6年の時までC大阪のFW南野とチームメートだった。中学時代はボランチで、青森山田高でサイドバックに転向。全国高校選手権は3年連続で16強だった。明大進学後は1年から全日本大学選抜に名を連ねる。家族は両親と兄。174センチ、65キロ。血液型A。

提供:日刊スポーツ

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