アギーレ監督「2試合4失点は多すぎる」

2014.09.10 08:00 Wed
<国際親善試合:日本2-2ベネズエラ>◇9日◇横浜国際
枠から飛び出せ! ハビエル・アギーレ監督(55)が、日本人選手をさらなる境地へと導く。試合後の会見で「選手に、枠から飛び出して自分のプレーをしてほしいと伝えた。自由にプレーしたくない選手はいない。私はアイデアを与えるが、それをピッチ上で発展させるのは選手」と言い切った。
アギーレジャパン始動となった9日間で、ピッチ上で最低限の約束事と、何よりも自由と自己判断を強く求めた。日本人選手はこれまで約束事を忠実にこなすことは得意でも、臨機応変な対応は苦手で、W杯ブラジル大会でもパスをつなぐサッカーが通じなくなると、なすすべなく敗れた。
正式就任前から日本代表のプレーを観察した指揮官だけに、その弱点を理解した。「チェスやコンピューターと違い、ピッチ上で人間がプレーをつくるのがサッカーだ。私はピッチ上で選手が判断することを強要する」。日本人に足りない部分を植え付ける構えだ。
ジーコ監督以来となる初戦から2試合未勝利となったが、控室では疲労でしゃがみ込む選手たちに対し、こう語りかけた。「全力で戦ったから、このような姿になっている。これが見たかった! これから勝利にこだわる試合が増えていく。チーム全体で戦おう!」。選手の気持ちを奮い立たせる闘将の姿があった。
ウルグアイ戦よりは攻撃面で積極性と連動性が生まれた一方で、ミス絡みで失点した。終盤、守備陣が安易にミドルシュートを打たれると、ペットボトルを地面にたたき付けて激怒。「2試合4失点は多すぎる。まず、より堅い守備ができないといけない」と課題を口にした。ただ、その上で「今回、新しい選手が良いプレーをして結果を残した。新しい血が注入された。将来があるということ」と前を向いた。アギーレ監督の視線は未来を見すえている。【菅家大輔】

提供:日刊スポーツ

キリンチャレンジカップの関連記事

キックオフ直後から、気合という燃料を積んでいることは明らかだった。このチャンスを、モノにしてやるんだ。攻守両面でのアグレッシブなプレーから、この試合に懸ける思いは全身から溢れ出ていた。タフに右サイドを守りながら、同学年のMF久保建英と一緒に決定機も演出した。サイドバックを本職とする選手が生み出すハーモニーが顔を覗かせて 2025.11.20 21:00 Thu
ガーナ代表戦、ボリビア代表戦と続いた11月シリーズを、日本代表は2試合連続の無失点で締めくくった。その中心にいたのが、フィールドプレーヤーで唯一2試合フル出場を果たした33歳――谷口彰悟だ。2024年11月にアキレス腱を断裂。大怪我から戻ってきた男は、再び日本代表の最終ラインで存在感を放っている。2026年北中米ワール 2025.11.19 01:35 Wed
ゴール前で輝く決定力と、中盤を支える戦術眼。その両方を併せ持つ“新しいボランチ像”を、日本代表のMF鎌田大地がボリビア代表戦で体現した。開始4分、MF久保建英のクロスを胸で収め、左足で冷静に流し込んだ先制点。ボランチでありながらペナルティエリアへ侵入し、フィニッシュまで持ち込む――。クリスタルパレスと日本代表では求めら 2025.11.19 00:45 Wed
ガーナ戦で先制点を挙げた南野拓実。練習からギラつく20歳前後の若手たちに囲まれながら、30歳になった自分の立ち位置を静かに受け止めている。日本代表に呼ばれて10年。かつて自分も“勢いだけの若者”だった時代がある。その記憶を抱えながら、今はキャプテンマークを巻き、彼らの背中を押す側へ――。森保ジャパンが世代交代を迎える渦 2025.11.18 16:45 Tue
ガーナ戦のピッチに立った鹿島アントラーズの守護神・早川友基。正GK鈴木彩艶の負傷、第2GK大迫敬介の不在の中で巡ってきたチャンスを、無失点という最高の形で終えた。だが、試合後のミックスゾーンに現れた早川の表情に、満足の色はなかった。代表2戦目にして、“守るだけ”のGKでは終わらない次のステージを見据えていた。 ■ 2025.11.18 15:30 Tue

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly