柴崎「背番7」アギーレ日本の心臓

2014.09.04 08:00 Thu
新生アギーレジャパンの「背番号7」は、この男だ! 日本協会は3日、札幌市内で合宿を行っている日本代表メンバーの背番号を発表し、鹿島MF柴崎岳(22)が7番を背負うことに決まった。W杯で中田英寿、遠藤保仁らがつけた伝統の背番号。大きな期待を受け明日5日、初陣となる親善試合ウルグアイ戦(札幌ド)に臨む。
本田と肩を並べ、顔を突き合わせた柴崎が、談笑しながら練習場に入った。そこに気後れはない。初日から連日、1番手でピッチに向かい、練習に備える。1つのパスに集中しキックにこだわる。自身のプレーに「手応えはあるともないとも言えない。鹿島とは違った環境で反省点を見いだしながらワンプレー、ワンプレー試行錯誤。そういう作業をできていること自体がうれしい」。充実の日々を過ごし、伝統の番号を託された。
この2試合で背負う番号が発表され、柴崎は7番に決定した。ザックジャパンでは遠藤が背負い続けた番号で、後継者と言われる柴崎に託された。かつては中田英寿がつけるなど、「中盤の要」が背負い続けた7番だが、柴崎は至って冷静に言った。
「個人的には番号にこだわりはない。何番でもプレーは一緒。ただ周りからそういう見方があるのは知っている。いろんな選手がつけた番号。1桁や10番になればなるほど、いろんな選手がつけてきた」
感情とは裏腹に、アギーレジャパンでも重要な役割を託されることになりそうだ。4-3-3の布陣では、中盤の右に入ることが予想される。鹿島でのダブルボランチよりも、攻撃的になることは練習の中から感じ取った。
「(ゴールに)前向きでもらうのか、後ろ向きでもらうのか。鹿島では前向きが多いが、ここでは後ろ向きが少なくないと思う。『より高い位置で』という話は聞いている」
鹿島では、相手からのプレッシャーが少ない中盤の底で前向きにボールを受け、組み立てながら隙をついてゴール前へ駆け上がる。一方で代表では、より前に入ることでゴールに絡むプレーを求められる。
「代表では使われる側の回数を増やしたい。攻撃のバリエーションを加えられればいい。チャンスがあればゴール、アシストを決めていきたい」
ボールの受け手となってフィニッシャーにもなる。新しい日本の7番像を生み出していく。そんな期待感が、この番号には詰まっている。【栗田成芳】
◆日本代表の背番号7 Jリーグ発足当初はDF井原正巳(横浜M)がつけることが多かった。守備の要、リベロとして活躍した。W杯初出場となった98年フランス大会では、井原が背番号4で、MF伊東輝悦(当時清水、現長野)が7をつけた。
01年コンフェデレーションズ杯日韓大会から06年W杯ドイツ大会まではMF中田英寿が、離脱した場合を除いて背負った。ドイツ大会で中田が引退すると、MF遠藤保仁(G大阪)の「代名詞」に。07年アジア杯から14年W杯ブラジル大会まで7年間は基本的には遠藤が背負い続けた。主に中盤の中央でプレーする選手の番号として定着しつつある。

提供:日刊スポーツ

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