アギーレ代表監督が来日直前に思いを語る
2014.08.10 10:00 Sun
サッカー日本代表のハビエル・アギーレ新監督(55)が、明日11日の来日直前にインタビューに応じ、日本への思いを語った。
◇
-日本のオファーが届いた時、考えた事は何でしょうか
「正直に言うと個人としてとても大事な決断だった。スペインに別れを告げる事を意味するものだったから。とはいえ、スペインではもう12年をやっていたし多くを考えることはなかった。妻のシルビアと話をして、新しい挑戦を挑むに良いタイミングだと自分達は考えた」
-多くのオファーがあったと思います。日本を選んだ理由は
「確かに多くのオファーが自分には届いていた。スペインのクラブ、フランス、トルコ、ギリシャ代表…日本を選んだのは良いプロジェクトだと感じたからだ。欧州で16人がプレーをしているし、真剣さ、重要性が日本にはある」
-今回、初めてスペイン語を母国語としないチームを率いる訳ですが、不安はありますか
「自分がメキシコ、スペインとスペイン語を話すチームを指揮していた事は確かだし、自分は選手ととても近いタイプの人間だから、言葉は壁になるかもしれない。だが、少しの時間と勉強で日本語のベースは学ぶ事が出来るだろうし、自分からコミュニケーションが出来ると思う。最初は通訳を通して色々と状況をクリアにしていきたい」
-日本代表をどのように分析していますか。良い面と悪い面がどこだと思いますか
「現時点では多くの献身としっかりとした組織のあるチームだ。フィジカル的にも強い。90分、誰もが走り続けるだけの体力がある。とても勤勉なチームだ。自分の分析から言うと、日本代表には試合をコントロールするための抜け目なさと競争力が少し足りない」
-日本の選手は誰を知っていますか。また、誰がチームの柱となるでしょう
「多くの選手を自分は知っている。W杯の間、日本代表の戦いを自分はしっかりと見ていた。W杯だけでなく多くのビデオを見た。素晴らしいタレントを持つ選手がいる。だが、ここで名前を出す事は控えたい」
-プロジェクトの最終目標はロシアでの成功です。1年目の目標は何でしょうか
「自分の目標、唯一の目標は2018年のロシアで日本を指揮する事だ。1年目はお互いを理解し合いたい。自分の事を彼らが、彼らが自分の事を。それにアジアカップで良いパフォーマンスを見せる事、良い状況でW杯予選に入る事が目標だ」
-あなたのサッカーはどういうものでしょうか。とても守備的だと話されていますが、それは本当でしょうか
「自分はスタイルについてあまり話をするタイプではない。サッカーは選手によってスタイルが変わるものだ。選手を無視して活躍できる監督はいない。オサスナのように残留が目標のチームを指揮するのであれば、残留を目指した戦いをする。AマドリードのようにCLを狙うチームであれば、その戦いをする。チームがどのような力なのか、機能を持っているかで目標は変わるものだし、その目標を目指した戦いをしないといけない。いつでも大事なのはバランスを見つけることだ。自分の意見だが、攻撃的な監督、守備的な監督というのはないと思っている。監督は選手によってそのスタイルが変わるものだ」
-あなたの経験、キャラクターで日本代表に与えられるものは何でしょうか
「間違いなく、競争意識だ。自分のもとでは、誰一人気持ちを緩める事はできない。練習から定位置を争うし、どこであろうとどんな相手だろうと、自分のチームは全力で戦う。自分が保証できるのはチームとして真摯にサッカーに取り組む事とその中でレベルアップする為、競争、切磋琢磨していくことだ」
-欧州でプレーする選手が常時出場できないのはあなたにとって問題でしょうか
「その問題は2度、メキシコで苦しんだ。日本でも南アフリカでも苦しんだ。だが、その条件も受け入れて仕事をしないといけない。自分は4度W杯に参加しているし、このテーマについては熟知している。経験をもとに決断を下したい」
-どのようなタイプの選手が好きですか
「しっかりと責任を果たす選手であり、個人を大切にするのではなくチームを大事にする選手。個人の働きが組織の力になる事を自分は望んでいる。チームよりも個人を優先する事は認めない」
-日本についてどのような印象がありますか
「日本にはなんどか訪れた事があるし、全く違う文化だ。言葉をはじめとして多くの事を学ばないと行けない。オープンに何事も受け入れていくし、妻、息子のミケルと共に長い間日本にいたいと思うし、それがアイデアだ」
-日本サッカー協会の近くには2つの野球場がありますが
「それは素晴らしい。野球も自分は好きだから、間違いなく観戦に行くだろうね」
◇
史上7人目となる外国人の日本代表監督で、メキシコ出身は初めてとなるアギーレ監督は明日11日の来日後に、東京都内で就任記者会見に臨み、W杯ブラジル大会で1次リーグ敗退に終わった日本の再建へ向け抱負を述べる。
初采配は9月5日に札幌ドームで行われるウルグアイ代表との国際親善試合で、9日には日産スタジアムでベネズエラと顔を合わせる。
10月に入って10日にジャマイカ、14日にはシンガポールでブラジルと対戦することも決まっている。
アギーレ監督は現役時代、母国開催された1986年W杯でベスト8に進出。指導者としては02年日韓大会、10年南アフリカ大会でメキシコをベスト16へ導いた。
提供:日刊スポーツ
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-日本のオファーが届いた時、考えた事は何でしょうか
「正直に言うと個人としてとても大事な決断だった。スペインに別れを告げる事を意味するものだったから。とはいえ、スペインではもう12年をやっていたし多くを考えることはなかった。妻のシルビアと話をして、新しい挑戦を挑むに良いタイミングだと自分達は考えた」
-多くのオファーがあったと思います。日本を選んだ理由は
「確かに多くのオファーが自分には届いていた。スペインのクラブ、フランス、トルコ、ギリシャ代表…日本を選んだのは良いプロジェクトだと感じたからだ。欧州で16人がプレーをしているし、真剣さ、重要性が日本にはある」
-今回、初めてスペイン語を母国語としないチームを率いる訳ですが、不安はありますか
「自分がメキシコ、スペインとスペイン語を話すチームを指揮していた事は確かだし、自分は選手ととても近いタイプの人間だから、言葉は壁になるかもしれない。だが、少しの時間と勉強で日本語のベースは学ぶ事が出来るだろうし、自分からコミュニケーションが出来ると思う。最初は通訳を通して色々と状況をクリアにしていきたい」
-日本代表をどのように分析していますか。良い面と悪い面がどこだと思いますか
「現時点では多くの献身としっかりとした組織のあるチームだ。フィジカル的にも強い。90分、誰もが走り続けるだけの体力がある。とても勤勉なチームだ。自分の分析から言うと、日本代表には試合をコントロールするための抜け目なさと競争力が少し足りない」
-日本の選手は誰を知っていますか。また、誰がチームの柱となるでしょう
「多くの選手を自分は知っている。W杯の間、日本代表の戦いを自分はしっかりと見ていた。W杯だけでなく多くのビデオを見た。素晴らしいタレントを持つ選手がいる。だが、ここで名前を出す事は控えたい」
-プロジェクトの最終目標はロシアでの成功です。1年目の目標は何でしょうか
「自分の目標、唯一の目標は2018年のロシアで日本を指揮する事だ。1年目はお互いを理解し合いたい。自分の事を彼らが、彼らが自分の事を。それにアジアカップで良いパフォーマンスを見せる事、良い状況でW杯予選に入る事が目標だ」
-あなたのサッカーはどういうものでしょうか。とても守備的だと話されていますが、それは本当でしょうか
「自分はスタイルについてあまり話をするタイプではない。サッカーは選手によってスタイルが変わるものだ。選手を無視して活躍できる監督はいない。オサスナのように残留が目標のチームを指揮するのであれば、残留を目指した戦いをする。AマドリードのようにCLを狙うチームであれば、その戦いをする。チームがどのような力なのか、機能を持っているかで目標は変わるものだし、その目標を目指した戦いをしないといけない。いつでも大事なのはバランスを見つけることだ。自分の意見だが、攻撃的な監督、守備的な監督というのはないと思っている。監督は選手によってそのスタイルが変わるものだ」
-あなたの経験、キャラクターで日本代表に与えられるものは何でしょうか
「間違いなく、競争意識だ。自分のもとでは、誰一人気持ちを緩める事はできない。練習から定位置を争うし、どこであろうとどんな相手だろうと、自分のチームは全力で戦う。自分が保証できるのはチームとして真摯にサッカーに取り組む事とその中でレベルアップする為、競争、切磋琢磨していくことだ」
-欧州でプレーする選手が常時出場できないのはあなたにとって問題でしょうか
「その問題は2度、メキシコで苦しんだ。日本でも南アフリカでも苦しんだ。だが、その条件も受け入れて仕事をしないといけない。自分は4度W杯に参加しているし、このテーマについては熟知している。経験をもとに決断を下したい」
-どのようなタイプの選手が好きですか
「しっかりと責任を果たす選手であり、個人を大切にするのではなくチームを大事にする選手。個人の働きが組織の力になる事を自分は望んでいる。チームよりも個人を優先する事は認めない」
-日本についてどのような印象がありますか
「日本にはなんどか訪れた事があるし、全く違う文化だ。言葉をはじめとして多くの事を学ばないと行けない。オープンに何事も受け入れていくし、妻、息子のミケルと共に長い間日本にいたいと思うし、それがアイデアだ」
-日本サッカー協会の近くには2つの野球場がありますが
「それは素晴らしい。野球も自分は好きだから、間違いなく観戦に行くだろうね」
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史上7人目となる外国人の日本代表監督で、メキシコ出身は初めてとなるアギーレ監督は明日11日の来日後に、東京都内で就任記者会見に臨み、W杯ブラジル大会で1次リーグ敗退に終わった日本の再建へ向け抱負を述べる。
初采配は9月5日に札幌ドームで行われるウルグアイ代表との国際親善試合で、9日には日産スタジアムでベネズエラと顔を合わせる。
10月に入って10日にジャマイカ、14日にはシンガポールでブラジルと対戦することも決まっている。
アギーレ監督は現役時代、母国開催された1986年W杯でベスト8に進出。指導者としては02年日韓大会、10年南アフリカ大会でメキシコをベスト16へ導いた。
提供:日刊スポーツ
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