サベーラ「ロッベンには特別な注意が必要」

アルゼンチン代表は9日(現地時間)、ワールドカップ準決勝でオランダと対戦する。アルゼンチンのアレハンドロ・サベーラ監督が試合前日の会見でチームの状態やオランダ戦への見通しを語った。

グループステージを3戦全勝で突破し、スイスとベルギーを下して勝ち上がってきたアルゼンチン。準決勝進出は1990年イタリア大会以来実に24年ぶりとなった。

ドイツの待つ決勝へ進むべく意気込みを見せながらも、サベーラ監督は今大会がアルゼンチンにとってすでに成功になったと主張している。

「我々はできるだけ高い位置に到達することを目指してここに来た。4強入りが最低限の目標だったが、アルゼンチンは24年ぶりにトップ4に残ることができた。さらに上を望んでいるし、この試合にも勝って決勝に進めるようトライするつもりだ。ここで満足するつもりはない」

「この選手たちのグループはすでに勝利を得たと思う。さらに勝てるかどうかは分からないが、我々はすでに勝利を収めた。このグループを誇りに感じるべきだと思う」

MFアンヘル・ディ・マリアは負傷のためオランダ戦を欠場する。FWセルヒオ・アグエロは回復しているが、サベーラ監督は交代での起用を示唆している。

「ディ・マリアは非常に重要な選手だといつも言ってきた。中盤から前線への動きをもたらしてくれる選手であり、(リオネル・)メッシとの連係は非常に重要だ。だが(代役候補の)エンソ・ペレスもポルトガルで素晴らしい1年を過ごした」

「アグエロは良くなってきている。より本格的にサッカーをできるようになった。試合の状況がどうなるか、彼が必要になるかどうかを見てみよう」

今大会好調のオランダFWアリエン・ロッベンに対しては特に警戒心を見せた。

「1対1で非常に危険な選手だ。彼には特別な注意を払わなければならない。彼がスピードに乗ると、ボールを奪うのはますます難しくなる」

「彼は素晴らしい選手であり、オランダにとって非常に重要な選手だと思う。ブラジルにとってのネイマール、アルゼンチンにとってのメッシのようなものだ。だが、その全員の中で最高なのはメッシだ」


提供:goal.com