負傷のネイマール、準決勝を欠場か 監督が「出られないと思う」

ブラジル代表は4日、ワールドカップ(W杯)準々決勝でコロンビア代表と対戦し、2-1と勝利を収めた。ベスト4に進出したセレソンだが、その代償は大きなものとなるかもしれない。ルイス・フェリペ・スコラーリ監督は試合後、負傷交代したFWネイマールが準決勝を欠場する見込みと語った。

DFチアゴ・シルバとDFダビド・ルイスのゴールで2点を先行し、コロンビアの反撃をMFハメス・ロドリゲスのPKのみに抑えたブラジル。だが、終盤にネイマールがコロンビアDFフアン・スニーガのチャージを受けて負傷。腰を痛めて担架で運ばれ、DFエンリケとの交代を余儀なくされた。

スコラーリ監督によると、ネイマールはスタジアム内の医務室で治療を受けてから、病院へ運ばれたとのこと。そして、8日に行われるドイツとの準決勝を欠場するとの見解を示している。

「ネイマールは(準決勝に)出られないと思う。腰にひざを入れられて、彼は痛みで泣いていた。医者から聞いたこと、彼の痛みから、回復するのは簡単じゃないと言える」

だが、スコラーリ監督は次のように続け、スニーガがネイマールを負傷させようとしたわけではないとも述べている。

「ネイマールが狙われるのは誰もが知っている。意図的なファウルだったとは思わない。彼はボールを止めようとしたのだろう。もう試合は終わったんだ。ネイマールのケガが深刻なものではなく、プレーできることを願おうじゃないか」

「だが、変更しなければいけないなら、変更をするだけだ。ドイツを倒せたとして、ネイマールがファイナルでプレーできるかは分からない。彼は回復するために全力を尽くすだろう。検査を待とうではないか。48時間治療したら、次の試合にいるかもしれない」

ブラジルはこの日の試合でT・シウバがイエローカードをもらっており、累積警告による出場停止でドイツ戦に出られない。ネイマールも欠場となれば、エースとキャプテンの2人がいない中での厳しい戦いとなる。


提供:goal.com