日本、後半に失速しコートジボワールに逆転負けを喫する《ブラジル・ワールドカップ》

▽日本代表は15日(現地時間14日)、ブラジル・ワールドカップの初戦となるグループC第1節でコートジボワール代表と対戦。前半にMF本田のゴールで先制した日本だったが、FWボニーとFWジェルビーニョにゴールを奪われ、コートジボワールに1-2で敗れた。第2節は20日(現地時間19日)に、ギリシャ代表と対戦する。

▽序盤は劣勢を強いられた日本だったが、16分にボックス左でパスを受けた本田が右足でのトラップから左足を一閃。強烈なシュートがゴール左上に突き刺さり、日本が先手を奪った。その後は日本の時間帯が続いたが、DF内田のシュートがGKの正面を突くなど、追加点を奪うことはできない。すると再びコートジボワールに押し込まれる展開となったが、ピンチを迎えながらも粘り強い守備を見せ、1-0とリードを守ったまま後半を迎えた。

▽迎えた後半もコートジボワールの時間が続くと、日本はコンディションが万全ではないMF長谷部に代えてMF遠藤を投入。一方のコートジボワールは、FWドログバを投入して前線の枚数を増やした。すると64分、中盤でのボールロストから右サイドにボールが渡り、DFオーリエのアーリークロスをFWボニーに決められた。さらに直後の66分、再び右サイドのオーリエがクロスを上げると、ニアサイドに走り込んだFWジェルビーニョにヘディングシュートを決められてしまう。

▽逆転を許した日本は、67分にFW大久保、86分にはFW柿谷を投入して同点弾を狙ったが、試合巧者ぶりを発揮するコートジボワールにうまく時間を使われてしまう。アディショナルタイムにはDF吉田を前線に上げてパワープレーを仕掛ける日本だったが、実らずに試合終了。この結果、グループCはコロンビアとコートジボワールが勝ち点3で並び、日本とギリシャが勝ち点0で並ぶ状況となっている。日本は20日(現地時間19日)、グループC第2節のギリシャ代表戦に臨む。