U21DF岩波、先制ヘッドで存在感

2014.06.12 09:00 Thu
16年リオデジャネイロ五輪を目指すU-21(21歳以下)日本代表DF岩波拓也(19=神戸)が、五輪へ向けて存在をアピールした。大阪合宿最終日の11日、全日本大学選抜との練習試合で、前半28分にCKから頭で先制。A代表のザッケローニ監督から注目された実力を示した。高校時代に練習参加したオランダ1部PSVの同世代選手が、W杯の同国代表になったことを刺激に、この年代を引っ張っていく。

岩波が攻守で存在感を示した。右CKから186センチの長身を生かした打点の高いヘディングを決め、後方から試合を組み立てる足元の技術もアピール。18分に右サイドのMF田鍋に縦パスを通すと、手倉森監督から「ナイスパスだ!」。5分後には、左のMF矢島にピンポイントパスを送って「グーッ」とうならせた。

「何とかアピールしたかった。2年後の五輪、4年後のW杯に向けて競争が激しくなる。今から頑張らないと」。実は、現在の世代別代表で、U-19日本代表のFW南野(C大阪)とともに最もザックジャパン入りに近づいた1人だ。日本協会関係者によると、ザッケローニ監督は今春まで「イワナミ」と実名を出し、気にかけていた。
今回、19歳でW杯メンバー入りを果たせず「このままじゃあかん」と危機感すら覚えた。理由は海外にあった。神戸ユース時代の12年、PSVの練習に2週間参加。紅白戦でマッチアップした選手で「こういう選手が上にいくんや」と感じたのが、オランダ代表の最年少FWメンフィス・デパイ(20)。「同世代として、すごく刺激になった。向こうでは日本人CBはバカにされている感じがしたので見返したい」と話した。

目指すは23歳で迎える18年W杯ロシア大会。そのために2年後のリオ五輪で、ロンドン大会の4強を上回るメダル獲得を目標にする。「今はまずリオを目指してしっかり力をつけたい」。若きサムライは上を向き、成長を続ける。【小杉舞】
◆岩波拓也(いわなみ・たくや)1994年(平6)6月18日、神戸市生まれ。須磨ナイスSC、神戸FCを経て神戸ジュニアユース入り。神戸ユース時代の11年9月に2種登録でトップ昇格。同年のU-17W杯は主将として8強。J2だった昨季は、新人ながらリーグ37試合2得点でJ1復帰に貢献。今季も全14試合に出場し現在3位の原動力になった。利き足は右。186センチ、72キロ。血液型A。

提供:日刊スポーツ

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