大久保「5点いれて」息子からの願い胸に
2014.06.07 09:00 Sat
【クリアウオーター(米フロリダ州)6日】愛息へささぐW杯得点王! 日本代表FW大久保嘉人(31=川崎F)が、W杯に向けた総仕上げに臨む。親善試合ザンビア戦に向け最終調整。W杯前最後の試合で定位置獲得を猛アピールする大久保に、現地入りしている長男碧人(あいと)君(8)からメッセージが届いた。「ブラジルでかつやくしてね。5点いれてね」-。大会5ゴールを挙げれば、得点王、さらには夢のW杯優勝も現実的になる。
フロリダの強い日差しが、大久保の体を照り付けた。本田、香川、柿谷らと組んで行った細かいパス練習。大量の汗が噴き出すと、まるで裸になるかのように、ユニホームを胸元までたくし上げた。練習中に裸になる癖は、応援のため妻莉瑛さんに連れられて現地入りしている3人の愛息にも引き継がれている。サッカーを始めた息子達は、ボールを蹴り出すと、決まって裸になるのだ。
W杯が近づくにつれて、肉体的にも、精神的にも充実してきた。特に、小学3年になる長男碧人君から直筆メッセージが届くと、発奮材料は増した。
「パパへ
ブラジルでかつやくしてね。
5点いれてね。
ガンバレ!!」
米国入りしてから、心を込めて書いた1枚の紙をもらった。何げなく「5点」と記されているが、06年大会クローゼ(ドイツ)、10年大会フォルラン(ウルグアイ)らは偶然にも5ゴールで大会最多得点を挙げた。昨季Jリーグ得点王の大久保が愛息の願い通りの活躍をすれば、日本人初の得点王、悲願のW杯優勝も現実味を帯びてくる。
大久保 どのポジションでもいいけど、1番は前(1トップ)がいいね。1回(W杯で)やってみたい。ドンッと一番前にいたいよね。まあ、どのポジションでも準備しているけどね。どこにいても、チャンスは絶対に来るからね。そこで決めるだけや。
紆余(うよ)曲折のサッカー人生には、いつも長男がそばにいた。碧人君は、スペイン・マジョルカに所属した05年7月18日に誕生。ドイツ・ウォルフスブルク時代の09年には現地の幼稚園に通わせた。言葉が通じず、食事も合わずに、やせ細っていく碧人君を心配して、当時同僚だったMF長谷部が、お手製のカレーライスを作ってくれた。いい時も、日本代表から離れて苦しかった時も、常に家族と一緒だった。
支えてくれた家族へささぐ、最後のW杯になる。10年大会は全4試合に先発し無得点。大会後にはオーバートレーニング症候群で長期離脱もした。「4年前とは全然違う。今の方が点が取れる気がするし、充実している」。川崎FでJ得点王に立った1トップだけでなく、10年W杯の定位置左サイド、さらにはトップ下や右サイドもできる。まずは大会前最後の親善試合となるザンビア戦。観戦する長男の前で、格好いいパパになる。【益子浩一】
◆W杯得点王 正式には「ゴールデンブーツ賞」と呼ばれる。62年、94年大会は同得点で複数。10年大会はミュラー、FWビリャ(スペイン・優勝)、FWスナイデル(オランダ・準優勝)、FWフォルラン(ウルグアイ・4位)が並んだが、ミュラーがアシスト数で上回り、得点王に輝いた。
<大久保のポジション>
◆1トップ 川崎Fで開花し、昨季26ゴールを決めて得点王に立った位置。最も得点が期待できるが、外国人との対戦となれば体格が小さいのだけが難点。
◆トップ下 2列目からの飛び出しやパスも得意のため、ここでも生きるが、本田の定位置。10年W杯の1次リーグ・デンマーク戦ではトップ下で先発した。
◆左サイド 神戸時代に務め、10年W杯で主にプレーした位置。現在は香川の主戦場。守備と攻撃の両方が求められるため、運動量が必要になる。
◆右サイド 2日のコスタリカ戦で初めて入った。本来は岡崎が入る位置で、前線の中では最も不慣れな場所。だが、右に入る可能性も少なくはない。
提供:日刊スポーツ
フロリダの強い日差しが、大久保の体を照り付けた。本田、香川、柿谷らと組んで行った細かいパス練習。大量の汗が噴き出すと、まるで裸になるかのように、ユニホームを胸元までたくし上げた。練習中に裸になる癖は、応援のため妻莉瑛さんに連れられて現地入りしている3人の愛息にも引き継がれている。サッカーを始めた息子達は、ボールを蹴り出すと、決まって裸になるのだ。
W杯が近づくにつれて、肉体的にも、精神的にも充実してきた。特に、小学3年になる長男碧人君から直筆メッセージが届くと、発奮材料は増した。
ブラジルでかつやくしてね。
おおえんしてるよ。
5点いれてね。
ガンバレ!!」
米国入りしてから、心を込めて書いた1枚の紙をもらった。何げなく「5点」と記されているが、06年大会クローゼ(ドイツ)、10年大会フォルラン(ウルグアイ)らは偶然にも5ゴールで大会最多得点を挙げた。昨季Jリーグ得点王の大久保が愛息の願い通りの活躍をすれば、日本人初の得点王、悲願のW杯優勝も現実味を帯びてくる。
大久保 どのポジションでもいいけど、1番は前(1トップ)がいいね。1回(W杯で)やってみたい。ドンッと一番前にいたいよね。まあ、どのポジションでも準備しているけどね。どこにいても、チャンスは絶対に来るからね。そこで決めるだけや。
紆余(うよ)曲折のサッカー人生には、いつも長男がそばにいた。碧人君は、スペイン・マジョルカに所属した05年7月18日に誕生。ドイツ・ウォルフスブルク時代の09年には現地の幼稚園に通わせた。言葉が通じず、食事も合わずに、やせ細っていく碧人君を心配して、当時同僚だったMF長谷部が、お手製のカレーライスを作ってくれた。いい時も、日本代表から離れて苦しかった時も、常に家族と一緒だった。
支えてくれた家族へささぐ、最後のW杯になる。10年大会は全4試合に先発し無得点。大会後にはオーバートレーニング症候群で長期離脱もした。「4年前とは全然違う。今の方が点が取れる気がするし、充実している」。川崎FでJ得点王に立った1トップだけでなく、10年W杯の定位置左サイド、さらにはトップ下や右サイドもできる。まずは大会前最後の親善試合となるザンビア戦。観戦する長男の前で、格好いいパパになる。【益子浩一】
◆W杯得点王 正式には「ゴールデンブーツ賞」と呼ばれる。62年、94年大会は同得点で複数。10年大会はミュラー、FWビリャ(スペイン・優勝)、FWスナイデル(オランダ・準優勝)、FWフォルラン(ウルグアイ・4位)が並んだが、ミュラーがアシスト数で上回り、得点王に輝いた。
<大久保のポジション>
◆1トップ 川崎Fで開花し、昨季26ゴールを決めて得点王に立った位置。最も得点が期待できるが、外国人との対戦となれば体格が小さいのだけが難点。
◆トップ下 2列目からの飛び出しやパスも得意のため、ここでも生きるが、本田の定位置。10年W杯の1次リーグ・デンマーク戦ではトップ下で先発した。
◆左サイド 神戸時代に務め、10年W杯で主にプレーした位置。現在は香川の主戦場。守備と攻撃の両方が求められるため、運動量が必要になる。
◆右サイド 2日のコスタリカ戦で初めて入った。本来は岡崎が入る位置で、前線の中では最も不慣れな場所。だが、右に入る可能性も少なくはない。
提供:日刊スポーツ
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