ザック日本、突然の夕立で戦術練習狂う?

2014.05.31 09:00 Sat
【クリアウオーター(米フロリダ州)29日(日本時間30日)】まさかの夕立で練習どころでは…。日本代表が29日夜、W杯ブラジル大会(6月12日開幕)の直前合宿地、米フロリダ州クリアウオーター入りした。アルベルト・ザッケローニ監督(61)の要望で暑熱対策ができ、ブラジルとの時差が同じ場所での合宿となったが、同地近郊は、不安定な天候の真っただ中。夕方に激しい通り雨が連日降っており、練習の障害になる可能性が出てきた。

昼間は気温35度近くまで上がり、もくもくと空に入道雲が浮かび始めたと思うと、あっという間に強烈な雨が降り、道路も川と化す。こんな光景が、毎日繰り返される。ザックジャパンの直前合宿地での練習が阻害されるかのような雨だ。

暑熱対策を重視した合宿地選びだったが、ザッケローニ監督は「フロリダではインテンシティ(激しさや切り替えの速さ)を高め、対戦相手に沿った具体的な戦術も詰める」と以前から明言。暑さ対策だけでなく、戦術確認のために夕方からの練習が重要だ。
単なる走り込みではなく、戦術練習となると雨の影響は大きい。指揮官は29日夜にタンパ国際空港に到着した際、手荷物受け取りエリアで天気予報を映すモニターを凝視。日本代表関係者は「監督は現地到着後、天候をすごく気にしていた」と明かした。

特に今年は、例年より通り雨が多い。入道雲がかかった地域以外は晴れており、雨もわずか数十分で降りやむとはいえ、降雨量は一瞬で練習場を池のようにするほど。指宿合宿で徹底的に体をいじめ、フロリダ合宿で具体的な戦術練習と体力強化のバランスを取り、ブラジル入り後は最終調整-。理想的な計画が連日の豪雨で崩れかねない。
チャーター機でタンパ国際空港に到着した日本代表は、一般客とは別の動線でバスに乗り込み、合宿地クリアウオーターにあるホテルに入った。長旅で疲れた表情を浮かべる選手が多かった。6月2日にコスタリカ、同6日にザンビアとの親善試合を控える。ザッケローニ監督は「ブラジルで自分たちのサッカーをやるためにも、フロリダで高温多湿に慣れたい」と今回の合宿の意図を強調するが、その気候がW杯への視界を曇らす一因になるかもしれない。【菅家大輔】

提供:日刊スポーツ

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